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第二章 将軍様のお家に居候!
第14話 証明印
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寝室での大騒ぎを経て、俺は今客間らしき広い部屋に連れて来られている。
さっきバルギー達が騒いでいたのが何だったのか結局良く分からなかったけど、最後は2人で何か頷き合っていたから、まぁ、2人の間で何かしら話に決着はついたのだろう。
言葉が分かるようになったら、何を騒いでいたのか聞いてみたいところだ。
連れて来られた部屋は、絨毯が床一面に組み合わせるように敷かれた場所だった。
どの絨毯も細かな模様が見事に織り込まれている。
壁ぎわにはクッションが並べられ、ちゃぶ台のような足の短い小さな台も幾つか置かれていた。
どうやら床に直座りするスタイルらしい。
リーフが何やら四角い木の盆に細々したアクセサリーを並べている。
「ケイタ、ここに座りなさい」
床に置かれた盆の前にクッションが置かれ、俺が座ると両隣にバルギーとイバンも腰を下ろす。
寝室から走りながらついて来ていたエリーは、胡座をかいた俺の膝によじ登ってきた。
『うわ、何これ。たっかそーなネックレス』
盆の上には、色々なデザインの金のチェーンがズラリと並んでいる。
複雑に編み込まれたチェーンだったり、シンプルなデザインのチェーンだったり、太いのやら細いの、長いの短いの。本当に様々だ。
「さて、どれにするか・・・ケイタはどれが好きだ?」
バルギーが俺の前に盆を差し出す。
俺の好きなヤツ?
「私?」
「そうだ、お前の証明印をつける為の鎖だ」
もしかして、これ俺が着けるのか?
え、マジいらないんだけど。
なんで突然、アクセサリーなの?
俺、アクセサリーって邪魔だから着けるの好きじゃないんだよ。
「私、ない」
とりあえず要らないから、首を横に振ってみた。
なんかどれも高そうだし。
「好みのものは無いか?・・これなどどうだ?」
要らないと言っている俺を無視して、バルギーが細身のチェーンを俺の首元に合わせる。
『いや、要らないんだけど・・・』
そっとバルギーの手を押して、首を横に振る。
「将軍。ケイタは鎖を着けること自体を嫌がっているのでは?」
「旦那様、もしかするとケイタ様は鎖に嫌な思い出があるとか・・」
「ふむ・・・鎖に繋がれていた可能性があるか・・」
あ、あれ?
なんか3人とも暗い表情になっちまったけど、拒否ったのはまずかったのか?
「ケイタ、これはお前を縛るものではなく守るものだ。嫌かもしれないが我慢してくれ。私も着けているし、他の者も着けている。怖いものではないぞ。」
バルギーが俺に言い聞かせるようにしながら、自分の首元からネックレスを引き出して見せてくる。
イバンとリーフも同じようにネックレスを付けているようで、服の下から引っ張り出して俺に見せてくれた。
3人のチェーンには、それぞれ色々なチャームがぶら下がっている。
もしかして、これはお洒落で着けてるんじゃなくて、着けることに何か意味があるのか?
何となく断れない雰囲気を感じて恐る恐る頷いてみたら、3人とも露骨にホッとした顔をした。
なんか・・・何も分かっていないのに我が儘言って、すんません。
「いい子だケイタ。それではどれにしようか」
バルギー達が再び、チェーンを選び始める。
「あまり太いのは似合わない気がしますね。細い方がケイタも着けていて負担が少ないのでは?」
「確かに、ケイタ様は細くいらっしゃいますから、繊細なつくりの方がお似合いになりそうですね。こちらなど如何ですか」
「ふむ・・・しかし、こちらの短い鎖もケイタの首の細さが強調されて美しいと思うのだが・・こちらも捨てがたいな・・・」
3人が思い思いのチェーンを手に取っては、俺の首に合わせていく。
全体的に細めのが選ばれているな。
バルギーは、チョーカーのような帯状に編み込まれた短いチェーンと、細いキラキラしたチェーンを交互に首に合わせながら唸っている。
「短い物は圧迫感が強いですから、慣れていないと少し息苦しさを感じるのでは?」
「そうだな。首枷に似ているかもしれないから、こちらは止めるか・・・」
「あまり長いものも揺れた時の存在感が強いですから、邪魔に感じるかもしれませんね」
3人で話し合いながら、新しく選んでは減らすといった感じでチェーンが選別されていく。
「どうだケイタ。この中だったら、どれが好きだ?」
数本選ばれたチェーンが、目の前に差し出される。
ははは、正直どれも一緒に見えるわ。
『うーん・・・どれでも良いけど・・・エリー、どれがいいと思う?』
デザインの違いすら良く分からなくて、思わずエリーに逃げてしまった。
エリーは俺の言っていることが分かったとでも言うように、スックと立ち上がると膝から飛び降りる。
目の前に並べられた数本のチェーンの前を、真剣に吟味するように右から左、左から右へと歩き、一回立ち止まって少し悩んだようにひと揺れした後、1本のチェーンの前で座った。
『それか?エリーが選んでくれたなら、それに決定だな!』
エリーの選んだチェーンを手に取る。
細く編み込まれたそれは、光を反射して繊細にチラチラと輝いていた。
「バルギー、これ」
「・・ケイタ、お前まさか今茸に選ばせたのか?」
「い、意外と、選択方法が雑でしたね・・・」
バルギーとイバンの表情がやや引き攣っている。
「・・・旦那様が選んだ鎖ですね」
苦笑気味のリーフが他のチェーンを手早く片付けると、今度は小さな盆を目の前に出してきた。
「では、旦那様。こちらを」
「うむ」
盆の上には、小さなチャームが一つ置かれていた。
丸い板に馬と剣を合わせた紋章がレリーフ状に彫られているものだ。
「ケイタ、これが私の紋章だ。この印は私の後ろ盾を意味する。これを着けていれば誰もお前に手は出すまい」
バルギーがチャームを手に取り、俺の渡したチェーンに重ねる。
不思議なことに、それだけでチャームがいつの間にかチェーンに通っていた。
手品みたいだ。
バルギーが後ろに回って、そのまま俺の首にネックレスを着けてくれる。
「よし、これで一安心だな。ケイタ、お前を大切な客として我が家へ迎えよう」
俺の首に下げられたチャームを見て、バルギーは何だか満足そうだった。
***
屋敷での生活が始まって直ぐ、バルギーは俺に家庭教師をつけてくれた。
先生はセフと言う真っ白なお髭のおじいちゃんで、いつもニコニコしてて優しい人だった。
バルギーは仕事があるらしく日中は家に居ないので、俺はその間に授業を受けることになった。
基本的には言葉の授業がメインだけど、それと一緒にいろんな事も教えてくれた。
まず、俺が今いるのはシラーブという国らしい。
貿易が盛んで、中央大陸という大陸の中では最も栄えている大国だと先生は誇らしげだった。
そして、そんなシラーブと敵対関係にあるのがカルバックという隣国だ。
俺とバルギーが出会ったのも、このカルバックの領地内だったらしい。
何でもカルバックは領地拡大に積極的らしく、しょっちゅう近隣の小さな国を侵略しては吸収している国なんだそうだ。
カルバックもシラーブに負けない大国らしく、今は両国の力が均衡していて睨み合い状態が続いていると先生が溜息をついた。
何でそんなところにバルギーが居たのかは分からないけど、思っている以上にバルギーは危険な状況だったみたいだ。
ってなことを、先生は絵本や地図等を使って、言葉の分からない俺にも根気強く分かりやすく説明をしてくれた。
「先生。“ショーグン”、“バショーグン”何デスカ?」
簡単な言葉の授業を終えた後、俺は今まで気になっていた事を先生に聞いてみた。
みんなバルギーを呼ぶ時、ショーグンとかバショーグンって言葉を使う。
バルギーのファミリーネームとかなんだろうか。
それとも敬称か?
「成る程、それはまだお教えしてませんでしたの」
先生が頷きながら、教材として使っている本の中から一冊の絵本を取り出す。
今までにも何度かみた事あるヤツだ。
確か色んな職業の人達が分かりやすいイラストで描かれている本だ。
ページを開いて、先生が俺にイラストを見せてくる。
「まず、将軍のお仕事ですな。兵士や軍人という職業は分かるかの?」
ページには、鎧を着込み剣や弓を構える人間達が描かれている。
これは、兵士だろう。
まぁ、やっぱり予想通りバルギーは軍人と言う事なんだと思う。
「分かります」
「よろしい。では次はこちら」
先生がページを捲ると、今度は横分割で3種類の兵士達が描かれていた。
一番上に空飛ぶ竜に乗る兵士、真ん中に馬に乗る兵士、下には竜に繋がった船にのる兵士の絵だ。
「軍には3つの種類があります。天を制する飛軍、大地を駆ける馬軍、大波を越える浪軍」
先生は、上から順番に指を刺していく。
「飛軍、馬軍、浪軍ですよ」
つまり陸・海・空軍って事だな。
「先生、私、分かります」
「素晴らしい」
理解したと頷けば、先生はすぐに褒めてくれた。
さっきバルギー達が騒いでいたのが何だったのか結局良く分からなかったけど、最後は2人で何か頷き合っていたから、まぁ、2人の間で何かしら話に決着はついたのだろう。
言葉が分かるようになったら、何を騒いでいたのか聞いてみたいところだ。
連れて来られた部屋は、絨毯が床一面に組み合わせるように敷かれた場所だった。
どの絨毯も細かな模様が見事に織り込まれている。
壁ぎわにはクッションが並べられ、ちゃぶ台のような足の短い小さな台も幾つか置かれていた。
どうやら床に直座りするスタイルらしい。
リーフが何やら四角い木の盆に細々したアクセサリーを並べている。
「ケイタ、ここに座りなさい」
床に置かれた盆の前にクッションが置かれ、俺が座ると両隣にバルギーとイバンも腰を下ろす。
寝室から走りながらついて来ていたエリーは、胡座をかいた俺の膝によじ登ってきた。
『うわ、何これ。たっかそーなネックレス』
盆の上には、色々なデザインの金のチェーンがズラリと並んでいる。
複雑に編み込まれたチェーンだったり、シンプルなデザインのチェーンだったり、太いのやら細いの、長いの短いの。本当に様々だ。
「さて、どれにするか・・・ケイタはどれが好きだ?」
バルギーが俺の前に盆を差し出す。
俺の好きなヤツ?
「私?」
「そうだ、お前の証明印をつける為の鎖だ」
もしかして、これ俺が着けるのか?
え、マジいらないんだけど。
なんで突然、アクセサリーなの?
俺、アクセサリーって邪魔だから着けるの好きじゃないんだよ。
「私、ない」
とりあえず要らないから、首を横に振ってみた。
なんかどれも高そうだし。
「好みのものは無いか?・・これなどどうだ?」
要らないと言っている俺を無視して、バルギーが細身のチェーンを俺の首元に合わせる。
『いや、要らないんだけど・・・』
そっとバルギーの手を押して、首を横に振る。
「将軍。ケイタは鎖を着けること自体を嫌がっているのでは?」
「旦那様、もしかするとケイタ様は鎖に嫌な思い出があるとか・・」
「ふむ・・・鎖に繋がれていた可能性があるか・・」
あ、あれ?
なんか3人とも暗い表情になっちまったけど、拒否ったのはまずかったのか?
「ケイタ、これはお前を縛るものではなく守るものだ。嫌かもしれないが我慢してくれ。私も着けているし、他の者も着けている。怖いものではないぞ。」
バルギーが俺に言い聞かせるようにしながら、自分の首元からネックレスを引き出して見せてくる。
イバンとリーフも同じようにネックレスを付けているようで、服の下から引っ張り出して俺に見せてくれた。
3人のチェーンには、それぞれ色々なチャームがぶら下がっている。
もしかして、これはお洒落で着けてるんじゃなくて、着けることに何か意味があるのか?
何となく断れない雰囲気を感じて恐る恐る頷いてみたら、3人とも露骨にホッとした顔をした。
なんか・・・何も分かっていないのに我が儘言って、すんません。
「いい子だケイタ。それではどれにしようか」
バルギー達が再び、チェーンを選び始める。
「あまり太いのは似合わない気がしますね。細い方がケイタも着けていて負担が少ないのでは?」
「確かに、ケイタ様は細くいらっしゃいますから、繊細なつくりの方がお似合いになりそうですね。こちらなど如何ですか」
「ふむ・・・しかし、こちらの短い鎖もケイタの首の細さが強調されて美しいと思うのだが・・こちらも捨てがたいな・・・」
3人が思い思いのチェーンを手に取っては、俺の首に合わせていく。
全体的に細めのが選ばれているな。
バルギーは、チョーカーのような帯状に編み込まれた短いチェーンと、細いキラキラしたチェーンを交互に首に合わせながら唸っている。
「短い物は圧迫感が強いですから、慣れていないと少し息苦しさを感じるのでは?」
「そうだな。首枷に似ているかもしれないから、こちらは止めるか・・・」
「あまり長いものも揺れた時の存在感が強いですから、邪魔に感じるかもしれませんね」
3人で話し合いながら、新しく選んでは減らすといった感じでチェーンが選別されていく。
「どうだケイタ。この中だったら、どれが好きだ?」
数本選ばれたチェーンが、目の前に差し出される。
ははは、正直どれも一緒に見えるわ。
『うーん・・・どれでも良いけど・・・エリー、どれがいいと思う?』
デザインの違いすら良く分からなくて、思わずエリーに逃げてしまった。
エリーは俺の言っていることが分かったとでも言うように、スックと立ち上がると膝から飛び降りる。
目の前に並べられた数本のチェーンの前を、真剣に吟味するように右から左、左から右へと歩き、一回立ち止まって少し悩んだようにひと揺れした後、1本のチェーンの前で座った。
『それか?エリーが選んでくれたなら、それに決定だな!』
エリーの選んだチェーンを手に取る。
細く編み込まれたそれは、光を反射して繊細にチラチラと輝いていた。
「バルギー、これ」
「・・ケイタ、お前まさか今茸に選ばせたのか?」
「い、意外と、選択方法が雑でしたね・・・」
バルギーとイバンの表情がやや引き攣っている。
「・・・旦那様が選んだ鎖ですね」
苦笑気味のリーフが他のチェーンを手早く片付けると、今度は小さな盆を目の前に出してきた。
「では、旦那様。こちらを」
「うむ」
盆の上には、小さなチャームが一つ置かれていた。
丸い板に馬と剣を合わせた紋章がレリーフ状に彫られているものだ。
「ケイタ、これが私の紋章だ。この印は私の後ろ盾を意味する。これを着けていれば誰もお前に手は出すまい」
バルギーがチャームを手に取り、俺の渡したチェーンに重ねる。
不思議なことに、それだけでチャームがいつの間にかチェーンに通っていた。
手品みたいだ。
バルギーが後ろに回って、そのまま俺の首にネックレスを着けてくれる。
「よし、これで一安心だな。ケイタ、お前を大切な客として我が家へ迎えよう」
俺の首に下げられたチャームを見て、バルギーは何だか満足そうだった。
***
屋敷での生活が始まって直ぐ、バルギーは俺に家庭教師をつけてくれた。
先生はセフと言う真っ白なお髭のおじいちゃんで、いつもニコニコしてて優しい人だった。
バルギーは仕事があるらしく日中は家に居ないので、俺はその間に授業を受けることになった。
基本的には言葉の授業がメインだけど、それと一緒にいろんな事も教えてくれた。
まず、俺が今いるのはシラーブという国らしい。
貿易が盛んで、中央大陸という大陸の中では最も栄えている大国だと先生は誇らしげだった。
そして、そんなシラーブと敵対関係にあるのがカルバックという隣国だ。
俺とバルギーが出会ったのも、このカルバックの領地内だったらしい。
何でもカルバックは領地拡大に積極的らしく、しょっちゅう近隣の小さな国を侵略しては吸収している国なんだそうだ。
カルバックもシラーブに負けない大国らしく、今は両国の力が均衡していて睨み合い状態が続いていると先生が溜息をついた。
何でそんなところにバルギーが居たのかは分からないけど、思っている以上にバルギーは危険な状況だったみたいだ。
ってなことを、先生は絵本や地図等を使って、言葉の分からない俺にも根気強く分かりやすく説明をしてくれた。
「先生。“ショーグン”、“バショーグン”何デスカ?」
簡単な言葉の授業を終えた後、俺は今まで気になっていた事を先生に聞いてみた。
みんなバルギーを呼ぶ時、ショーグンとかバショーグンって言葉を使う。
バルギーのファミリーネームとかなんだろうか。
それとも敬称か?
「成る程、それはまだお教えしてませんでしたの」
先生が頷きながら、教材として使っている本の中から一冊の絵本を取り出す。
今までにも何度かみた事あるヤツだ。
確か色んな職業の人達が分かりやすいイラストで描かれている本だ。
ページを開いて、先生が俺にイラストを見せてくる。
「まず、将軍のお仕事ですな。兵士や軍人という職業は分かるかの?」
ページには、鎧を着込み剣や弓を構える人間達が描かれている。
これは、兵士だろう。
まぁ、やっぱり予想通りバルギーは軍人と言う事なんだと思う。
「分かります」
「よろしい。では次はこちら」
先生がページを捲ると、今度は横分割で3種類の兵士達が描かれていた。
一番上に空飛ぶ竜に乗る兵士、真ん中に馬に乗る兵士、下には竜に繋がった船にのる兵士の絵だ。
「軍には3つの種類があります。天を制する飛軍、大地を駆ける馬軍、大波を越える浪軍」
先生は、上から順番に指を刺していく。
「飛軍、馬軍、浪軍ですよ」
つまり陸・海・空軍って事だな。
「先生、私、分かります」
「素晴らしい」
理解したと頷けば、先生はすぐに褒めてくれた。
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