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第一章 将軍様を街までお届け!
第20話 着いたー・・・・疲れたー・・・
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翌日は、この世界に来てから初めて雨が降った。
霧雨のような、細かい雨粒が森全体に降り注ぐ。
雨自体は直ぐに止んだけど、地面がぬかるんで歩きにくくなった。
リヤカーのタイヤがぬかるみにハマってしまったり、苔むした岩を踏んで足を滑らしたり。
怪我をしないよう慎重に進んだせいで、進みのわりに体力ばかり削られる一日だった。
その日の夜は疲れのせいで、食事をするバルギーの隣で座ったまま寝落ちしてしまった。
いつの間にかバルギーに抱えられて朝を迎えたけど、起きる時間も少し遅かった。
太陽の位置がいつもより高い。
『おはよう、ケイタ』
「あ、わりぃバルギー。寝坊した」
急いで起きようとしたけど、何故かバルギーは俺を抱えたまま起き上がる気配はない。
『疲れているんだろう。構わないから、今日はもう少し寝ていなさい』
バルギーが何か言いながら、腹を抱く腕に少し力を入れてきた。
もしかして、俺に気を遣って起こさないでいてくれたんだろうか。
本当はさっさと起きて出発した方が良いんだろうけど、どうにも体がダル重くて起き上がる気になれず。
俺はバルギーの好意に甘えて、もう少しゆっくりさせてもらう事にした。
いよいよ、誤魔化しきれない疲れが出始めている気がする。
でもバルギーの言葉を信じれば、今日にも目的地に着くようだし。
あと、もう一踏ん張りだ。
二度寝をさせてもらい、俺はかなりゆっくりとした朝を過ごした。
『大丈夫か?まだ疲れた顔をしている。無理はしなくて良い』
『大丈夫、大丈夫』
『お前の大丈夫は信用出来ないからな・・・』
バルギーは少し心配そうにしているけど、俺としてはこれ以上予定を遅らせたく無い。
体は未だ怠さを訴えているが、今日でこのハードな旅を終えられるなら多少の無理くらいはしても良い。
俺は、良い加減ちゃんとした布団の上で寝たいんだ!
ふかふかのお布団に想いを馳せ、俺は気合でリヤカーを引き始めた。
バルギーは今日も杖をつきながら俺と歩いていたけど、驚いた事に歩いている途中でその杖が折れてしまった。
多分、バルギーの体重に耐え切れるほどの耐久力が無かったのだろう。
バルギー、デカイしムキムキだし重そうだもんな。
『くそっ』
折れた杖を見て、バルギーが鋭く短い単語を吐き出す。
意味は分からなかったけど、絶対今の罵り言葉だ。
『くそ?』
試しに真似して呟いてみたら、バルギーが慌てたように首を振った。
『今のは覚えなくていい。ケイタ、駄目だ』
正解だな。絶対良くない言葉だ。
慌てるバルギーが面白くて、つい笑ってしまった。
杖が折れては歩けないだろうと、渋るバルギーをリヤカーに押し込み。
重くなったリヤカーを引いて、俺は再び歩き始めた。
しばらく歩き続けて、ふと違和感を覚える。
今日は平坦な道が続き、岩や倒木などの障害物が殆どない。
かなり進みやすい道の筈なのに、なんでか楽に感じない。
バルギーの重さにも慣れているはずなのに、今日はやけに重く感じる。
それに、妙に吐く息が熱い。
あれ、俺もしかしてちょっと熱出てねぇか?
体の倦怠感と内側に篭る熱に、何となく自分の不調に気付いた。
これ・・・バルギーに言っといた方が良いかな。
でも、そうしたら絶対歩くの止められるよな・・・。
俺、今日はもうちゃんとした布団で寝れるって思ってたから、今更また野宿とかマジ無理だぞ・・・。
このまま無理して熱上げたら、バレた時にめっちゃ怒られそうだよなぁ。
まぁでも、熱なんて寝りゃ治るだろうし、言わなきゃバレねぇか。
・・・・・いいや、行っちゃえ行っちゃえ。
俺は頭の中で、バルギーの説教とフカフカ布団を天秤にかけて、あっさりと布団を取った。
迷ったのは本当に一瞬だけだった。
しんどい体を騙し騙し進む。
どれくらい進んだ頃だろうか、俺は段々と木々の間隔が開けてきた事に気づいた。
切り株がチラホラと現れ始めて、明らかに人間の手が入った痕跡がある。
これは、本当にそろそろ森を抜けるかも・・・。
それから多分1時間くらい歩いた頃だと思う。
森の終わりは突然やってきた。
視界が急に明けて、目の前に平原が広がる
「おぉー、森終わったー・・・・」
目を凝らせば、遠く平原の中に砦のような建造物が見えた。
あれに向かえばいいのか?
確認するようにバルギーを振り向けば、バルギーが頷いた。
『ケイタ、あそこだ。あの砦を目指すんだ』
どうやら、このまま進んで良いらしい。
『あと少しだ。すまないなケイタ。苦労をかける』
「アイサー」
目に見えるゴールに意気揚々と進み出したが、足どり軽く感じたのは最初だけだった。
見えてはいるけど実際の距離は結構あるようで、歩いても歩いてもちっとも建物が近づいている気がしない。
目的地は、はるか彼方で小さい景色のままで、だんだんと足が重くなってくる。
しかもまずい事に、熱がすごい勢いで上がってきている。
ゴール地点が見えたことで、気が抜けてしまったのかもしれない。
気分は最悪で、頭はクラクラするし、吐く息は異様に熱いのに酷い悪寒を感じる。
まるで水飴の中を歩いてるように体は重くて、一歩一歩に力が必要だった。
流石に何時ものようにバルギーと喋る余裕もなく、ただひたすら歩くことに集中する。
口数の減った俺の様子にバルギーも気付いたようで、頻繁に休むよう声を掛けてくれるが。
正直今止まったら、もう動けなくなると思う。
俺は実に日本人らしい、誤魔化すような曖昧な笑顔でバルギーに答えながら、ほぼ気合と根性だけで足を進めていた。
余りのしんどさに、あの建物は蜃気楼で永遠に辿り着けないんじゃ無いだろうかと思ったけど。
ちゃんと距離は縮まっていたようで、気がつけば俺は砦のすぐ側まで近づいていた。
近づくまで気がつかなかったけど、門の両側にはバルギーと同じような服の兵隊らしき人間がたっている。
向こうも俺に気付いたようで、何か怒鳴りながら此方に向かってくる。
砦の中からも数人新たに出てきて、此方に走ってきている。
見間違いでなければ、皆さんしっかりと剣に手をかけていて、いつでも抜ける体勢だ。
え、ちょっと怖いんだけど。バルギーがいるから多分大丈夫だよな?
日本では経験しないような状況に、緊張で体が無意識に強張る。
『バルギー・・・』
思わず不安でバルギーを振り返ると、バルギーは俺を安心させるように頷いてくれる。
『大丈夫だケイタ。怖がらなくていい』
バルギーが頷いてくれただけで、体の緊張が解けて安心する。
「うん」
『おい!貴様何者だ!なぜ国境の森から出てきた!』
『カルバックの者か!何の目的で砦に近づいた!』
あっという間に兵士達がやって来て、厳しい声で詰め寄ってくる。
何を言っているか分からないけど、ちょっと怒ってる?
バルギーと同じように、皆屈強で大柄だ。
どんどん距離を詰められて、腰が引けてしまった。
『やめろ、お前達』
俺がややビビり腰になっていると、後ろからバルギーが声を上げた。
俺の目の前に立った兵士が、リヤカーに乗っているバルギーを見て、目を大きく見開く。
『まさか馬将軍?!ご無事でしたか!』
『馬将軍だとっ!?なんと!』
あっという間に数人の兵士さん達に囲まれたけど、皆の意識は完全にバルギーに集中している。
『ご無事のお戻り何よりです』
『お怪我をされていますね。お待ちください、直ぐに魔法医を呼びます。』
『直ぐにお迎えに上がることができず、大変申し訳ございません』
皆バルギーに群がって、口々に何か言ったり、慌てたように砦に走って行ったりと一気に慌ただしくなる。
皆がバルギーを凄い心配していたのは、何となく分かった。
ふと兵士の1人と目が合う。
『将軍、この子供は?見慣れぬ服を着ていますが、カルバックの者ですか?』
『不思議な顔立ちですね。何者ですか』
突然、兵士達の視線が俺に集中する。
警戒したような不審そうな視線に、気まずくて思わず目線を地面に落としてしまった。
『彼は私の命の恩人だ。怪我をした私をここまで運んでくれたのだ。威圧するな』
『この子供がですか?』
『そうだ、この小さな体で1週間近くも私を荷車で引き続けてくれたのだ』
『こんな細い体でですか?それは中々根性がありますね』
『あぁ、・・・それと彼には少し事情があってな、それは後で詳しく話す。とりあえずカルバックの者では無いから警戒しなくて良い』
『畏まりました』
バルギー達が何を話してるのかさっぱり分からないけど、俺へ向けられていた厳しい視線が和らいだので、きっとバルギーがうまい具合に説明してくれたんだろう。
ちょっとホッとしたところで、また砦の方から何人か人が駆けてきた。
霧雨のような、細かい雨粒が森全体に降り注ぐ。
雨自体は直ぐに止んだけど、地面がぬかるんで歩きにくくなった。
リヤカーのタイヤがぬかるみにハマってしまったり、苔むした岩を踏んで足を滑らしたり。
怪我をしないよう慎重に進んだせいで、進みのわりに体力ばかり削られる一日だった。
その日の夜は疲れのせいで、食事をするバルギーの隣で座ったまま寝落ちしてしまった。
いつの間にかバルギーに抱えられて朝を迎えたけど、起きる時間も少し遅かった。
太陽の位置がいつもより高い。
『おはよう、ケイタ』
「あ、わりぃバルギー。寝坊した」
急いで起きようとしたけど、何故かバルギーは俺を抱えたまま起き上がる気配はない。
『疲れているんだろう。構わないから、今日はもう少し寝ていなさい』
バルギーが何か言いながら、腹を抱く腕に少し力を入れてきた。
もしかして、俺に気を遣って起こさないでいてくれたんだろうか。
本当はさっさと起きて出発した方が良いんだろうけど、どうにも体がダル重くて起き上がる気になれず。
俺はバルギーの好意に甘えて、もう少しゆっくりさせてもらう事にした。
いよいよ、誤魔化しきれない疲れが出始めている気がする。
でもバルギーの言葉を信じれば、今日にも目的地に着くようだし。
あと、もう一踏ん張りだ。
二度寝をさせてもらい、俺はかなりゆっくりとした朝を過ごした。
『大丈夫か?まだ疲れた顔をしている。無理はしなくて良い』
『大丈夫、大丈夫』
『お前の大丈夫は信用出来ないからな・・・』
バルギーは少し心配そうにしているけど、俺としてはこれ以上予定を遅らせたく無い。
体は未だ怠さを訴えているが、今日でこのハードな旅を終えられるなら多少の無理くらいはしても良い。
俺は、良い加減ちゃんとした布団の上で寝たいんだ!
ふかふかのお布団に想いを馳せ、俺は気合でリヤカーを引き始めた。
バルギーは今日も杖をつきながら俺と歩いていたけど、驚いた事に歩いている途中でその杖が折れてしまった。
多分、バルギーの体重に耐え切れるほどの耐久力が無かったのだろう。
バルギー、デカイしムキムキだし重そうだもんな。
『くそっ』
折れた杖を見て、バルギーが鋭く短い単語を吐き出す。
意味は分からなかったけど、絶対今の罵り言葉だ。
『くそ?』
試しに真似して呟いてみたら、バルギーが慌てたように首を振った。
『今のは覚えなくていい。ケイタ、駄目だ』
正解だな。絶対良くない言葉だ。
慌てるバルギーが面白くて、つい笑ってしまった。
杖が折れては歩けないだろうと、渋るバルギーをリヤカーに押し込み。
重くなったリヤカーを引いて、俺は再び歩き始めた。
しばらく歩き続けて、ふと違和感を覚える。
今日は平坦な道が続き、岩や倒木などの障害物が殆どない。
かなり進みやすい道の筈なのに、なんでか楽に感じない。
バルギーの重さにも慣れているはずなのに、今日はやけに重く感じる。
それに、妙に吐く息が熱い。
あれ、俺もしかしてちょっと熱出てねぇか?
体の倦怠感と内側に篭る熱に、何となく自分の不調に気付いた。
これ・・・バルギーに言っといた方が良いかな。
でも、そうしたら絶対歩くの止められるよな・・・。
俺、今日はもうちゃんとした布団で寝れるって思ってたから、今更また野宿とかマジ無理だぞ・・・。
このまま無理して熱上げたら、バレた時にめっちゃ怒られそうだよなぁ。
まぁでも、熱なんて寝りゃ治るだろうし、言わなきゃバレねぇか。
・・・・・いいや、行っちゃえ行っちゃえ。
俺は頭の中で、バルギーの説教とフカフカ布団を天秤にかけて、あっさりと布団を取った。
迷ったのは本当に一瞬だけだった。
しんどい体を騙し騙し進む。
どれくらい進んだ頃だろうか、俺は段々と木々の間隔が開けてきた事に気づいた。
切り株がチラホラと現れ始めて、明らかに人間の手が入った痕跡がある。
これは、本当にそろそろ森を抜けるかも・・・。
それから多分1時間くらい歩いた頃だと思う。
森の終わりは突然やってきた。
視界が急に明けて、目の前に平原が広がる
「おぉー、森終わったー・・・・」
目を凝らせば、遠く平原の中に砦のような建造物が見えた。
あれに向かえばいいのか?
確認するようにバルギーを振り向けば、バルギーが頷いた。
『ケイタ、あそこだ。あの砦を目指すんだ』
どうやら、このまま進んで良いらしい。
『あと少しだ。すまないなケイタ。苦労をかける』
「アイサー」
目に見えるゴールに意気揚々と進み出したが、足どり軽く感じたのは最初だけだった。
見えてはいるけど実際の距離は結構あるようで、歩いても歩いてもちっとも建物が近づいている気がしない。
目的地は、はるか彼方で小さい景色のままで、だんだんと足が重くなってくる。
しかもまずい事に、熱がすごい勢いで上がってきている。
ゴール地点が見えたことで、気が抜けてしまったのかもしれない。
気分は最悪で、頭はクラクラするし、吐く息は異様に熱いのに酷い悪寒を感じる。
まるで水飴の中を歩いてるように体は重くて、一歩一歩に力が必要だった。
流石に何時ものようにバルギーと喋る余裕もなく、ただひたすら歩くことに集中する。
口数の減った俺の様子にバルギーも気付いたようで、頻繁に休むよう声を掛けてくれるが。
正直今止まったら、もう動けなくなると思う。
俺は実に日本人らしい、誤魔化すような曖昧な笑顔でバルギーに答えながら、ほぼ気合と根性だけで足を進めていた。
余りのしんどさに、あの建物は蜃気楼で永遠に辿り着けないんじゃ無いだろうかと思ったけど。
ちゃんと距離は縮まっていたようで、気がつけば俺は砦のすぐ側まで近づいていた。
近づくまで気がつかなかったけど、門の両側にはバルギーと同じような服の兵隊らしき人間がたっている。
向こうも俺に気付いたようで、何か怒鳴りながら此方に向かってくる。
砦の中からも数人新たに出てきて、此方に走ってきている。
見間違いでなければ、皆さんしっかりと剣に手をかけていて、いつでも抜ける体勢だ。
え、ちょっと怖いんだけど。バルギーがいるから多分大丈夫だよな?
日本では経験しないような状況に、緊張で体が無意識に強張る。
『バルギー・・・』
思わず不安でバルギーを振り返ると、バルギーは俺を安心させるように頷いてくれる。
『大丈夫だケイタ。怖がらなくていい』
バルギーが頷いてくれただけで、体の緊張が解けて安心する。
「うん」
『おい!貴様何者だ!なぜ国境の森から出てきた!』
『カルバックの者か!何の目的で砦に近づいた!』
あっという間に兵士達がやって来て、厳しい声で詰め寄ってくる。
何を言っているか分からないけど、ちょっと怒ってる?
バルギーと同じように、皆屈強で大柄だ。
どんどん距離を詰められて、腰が引けてしまった。
『やめろ、お前達』
俺がややビビり腰になっていると、後ろからバルギーが声を上げた。
俺の目の前に立った兵士が、リヤカーに乗っているバルギーを見て、目を大きく見開く。
『まさか馬将軍?!ご無事でしたか!』
『馬将軍だとっ!?なんと!』
あっという間に数人の兵士さん達に囲まれたけど、皆の意識は完全にバルギーに集中している。
『ご無事のお戻り何よりです』
『お怪我をされていますね。お待ちください、直ぐに魔法医を呼びます。』
『直ぐにお迎えに上がることができず、大変申し訳ございません』
皆バルギーに群がって、口々に何か言ったり、慌てたように砦に走って行ったりと一気に慌ただしくなる。
皆がバルギーを凄い心配していたのは、何となく分かった。
ふと兵士の1人と目が合う。
『将軍、この子供は?見慣れぬ服を着ていますが、カルバックの者ですか?』
『不思議な顔立ちですね。何者ですか』
突然、兵士達の視線が俺に集中する。
警戒したような不審そうな視線に、気まずくて思わず目線を地面に落としてしまった。
『彼は私の命の恩人だ。怪我をした私をここまで運んでくれたのだ。威圧するな』
『この子供がですか?』
『そうだ、この小さな体で1週間近くも私を荷車で引き続けてくれたのだ』
『こんな細い体でですか?それは中々根性がありますね』
『あぁ、・・・それと彼には少し事情があってな、それは後で詳しく話す。とりあえずカルバックの者では無いから警戒しなくて良い』
『畏まりました』
バルギー達が何を話してるのかさっぱり分からないけど、俺へ向けられていた厳しい視線が和らいだので、きっとバルギーがうまい具合に説明してくれたんだろう。
ちょっとホッとしたところで、また砦の方から何人か人が駆けてきた。
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