転生したらモブになろうと思った件。

白咲焰夜

文字の大きさ
上 下
6 / 7
第1章 異世界転生した後編

第5話 新たな仲間……と、無能な……振り……?

しおりを挟む


 俺が事情聴取の為に警察署へ連れて行かれていた頃、一人の男が防犯カメラをチェックしていた。

 「ふふふ……見付けたぞ」

 そういうと動画に写ったパンツずり下げ変態男の写メを撮り何処かへ送信すると、その場から立ち去った。

 次に警察官たちが調べた時には何も写っていなかったようで、強盗以外が捕まることは無かった。







 俺は、警察署に行くと執拗に婦人警官から質問攻めに合う

 ネット配信などをして顔を晒していないか
 実は地下アイドルだとか
 コンカフェで働いて居ないかなどだ

 ネット配信は良い手だと思った。
 地下アイドルとコンカフェ?は何か分からなかったので不思議そうな顔で返すと押し黙った。

 とりあえず俺は半裁に巻き込まれやすいのだと言われた。

 巻き込まれるというか、実際には突き進んでいるのだが、それは言わないでおく。

 なんとか誤魔化し自宅へと送られながら婦警さんに言われた。

 「何時でも私を頼りなさい! 君は一人じゃないからね⁉」
 何か涙を貯めながら言われる。

 どうやら母親の話をしたら真に受けたようだ。

 ちょっと盛りすぎただろうか……反省する。







 「あなた親御さんは? 電話しても出なくて……」
 「あ、うちの家族は父は幼い頃に他界しましたし、母は過労がたたって今は精神疾患も……なので入院しています……成人してる姉(細マッチョ)が私の面倒を見てますが……姉も忙しい人なので……」

 「まぁっ……可哀想に」
 と、同情を買えた。

 まぁ嘘は言ってない。
 真実も言ってないけど
 個人情報だからね♡

 それにしてもネット配信か……
 これで美少女で参加すれば変態がワキワキ♪俺の儲けもワキワキWin-Winじゃないか?

 俺は今後の魔法少女としての活躍の場(狩場)を広くする為に階段を登りながらSNSのやり方をネット検索し始めた。

 そんな姿をパトカーの中から婦人警官が見てるとも知らずに……







 三階の自宅へと着くと鍵を開けて中へと入る。
 すっかり外は暗かったので玄関も暗かった。
 手探りでスイッチをonに押して電気を付けると、ポストから入れられた封筒が入っていた。

 早速魔法少女協会からの明細かと、沸いたが……

 差出人の名前は書いていなかった。

 何だ?と思って中を開けると……



 貴方様を第51247人目の
 【変態協会会員】
 として認めます。

 そんな文字と会員カードに、今朝撮ったらしい俺がパンツをずらし強盗を殴ってる写メが同封されていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました

七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。 世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。 それが、この世界の 絶対のルール だった。 そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。 異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。 ※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

ライバル令嬢に選択肢取られてるんですけど?

こうやさい
ファンタジー
 気がつくと乙女ゲーの世界にヒロインとして転生していた。うん、フィクションなら良くある。  そのゲームの攻略キャラには婚約者がいた。うん、これもある。  けどその婚約者がヒロインの言うはずのセリフ言ってるのはありなの?  うん、タイトルまんまの話。恋愛には発展しません。  本編以外はセルフパロディです。本編のイメージ及び設定を著しく損なう可能性があります。ご了承ください。  ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。

異世界転生したら幼女でした!?

@ナタデココ
恋愛
これは異世界に転生した幼女の話・・・

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。

ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった 16歳の少年【カン】 しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ これで魔導まで極めているのだが 王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ 渋々それに付き合っていた… だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである ※タイトルは思い付かなかったので適当です ※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました 以降はあとがきに変更になります ※現在執筆に集中させて頂くべく 必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします ※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま
ファンタジー
 前世で搾取されまくりだった私。  魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。  とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。  これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。  取り敢えず、明日は退職届けを出そう。  目指せ、快適異世界生活。  ぽちぽち更新します。  作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。  脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

処理中です...