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第5話 〜最初の街に着いた早々……イベント!?〜
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そして、私は……約2日掛けて……
最初の町へと着いた。
すると、ちょうど……イベントが始まる前だった。
私は、最後にステータスチェックをする為にステータスウィンドウを出す。
名前:スカーレット
種族:不死者の女王 女
属性:火、蒼炎、水、冰、闇
Lv 25
HP 1000/1000
MP 800/800
【STR 0〈+∞〉】
【VIT 676〈+∞〉】
【AGI 0 〈+∞〉】
【DEX 0 〈+∞〉】
【INT 0 〈+∞〉】
スキル
《筋力強化》《体力強化》《超直感》《鑑定》
《同化》《大盾スキル Lv ∞》《片手直剣 Lv ∞》
《オール∞》《ユニークスキル 二刀流(剣のみ専用)》《アルティメットスキル 情報十智慧之王》
種族スキル
《火魔法 Lv ∞》《蒼炎魔法 Lv ∞》
《水魔法 Lv ∞》《冰魔法 Lv ∞》《闇魔法 Lv ∞》
《HP自動回復 Lv∞》《不死者の魔王》《不死者の邪神》
「よし! 準備万端!! ダメージ受けないといいなぁ~……」
今まで……対人とはやってなかったから不安……。速攻でやられそう……。
それに、対人戦は初めてのことである。
緊張してしまうのも無理は無いかもね……。
暫くの間……最初の広場で待っていると参加者が続々と集まってきた。
さらに空中には巨大スクリーンが浮かんでいる。
あれで面白いプレイヤーを中継するのである。
それは、生産職の人や参加しなかった人が主に見ることになる。
「それでは、
第一回イベント!バトルロワイヤルを開始します!」
あっちこっちから……うおおおおお!!
といった怒号が響く。
紅蓮も少し恥ずかしそうにしながら手を突き上げて叫んでおいた。
そこで大音量でアナウンスが流れる。
「それでは、もう一度改めてルールを説明します!制限時間は三時間。ステージは新たに作られたイベント専用マップです!
倒したプレイヤーの数と倒された回数、それに被ダメージと与ダメージ。この四つの項目からポイントを算出し、順位を出します!さらに上位十名には記念品が贈られます!頑張って下さい!」
そう言い終わるとスクリーンに転移までのカウントダウンが表示され、ゼロになった瞬間楓は光に包まれて転移した。
「ん…ここは?」
紅蓮は眩しくなくなっていることに気付きゆっくりと目を開ける。
どうやら崩れかけた廃墟の中心の広場にいるようである。
周りにはパッと見渡した分には誰もいない。
「うーん。。ここで下手に動くとやられるから。ここで待ってようっと!!」
紅蓮は大きめの石レンガの上に座ると、他のプレイヤーが襲撃してくるのを待つ。
暫く地面に木の棒で絵を描きながら待っているとあっちこっちからがさがさと音が聞こえてきた。
「来たかな~??」
そう思って顔を上げるともう既に振りかぶった剣が当たる距離にまで詰め寄られていた。
「貰った!」
紅蓮は、大盾で攻撃をガードした瞬間……。
剣ごとそいつを飲み込み、消し飛ばした。
「は?う、うわああああっ!」
襲撃してきた男は盾に剣を弾かれなかったために、そのまま盾に剣を持っていた手から順に突っ込んでいってその半身を飲み込まれて粒子となって消えていった。
メインウェポンを失った今……
彼はもう戦線復帰出来ず、
観戦者になってしまった。
その命は綺麗な赤い結晶となって盾の装飾として浮かび上がる。
「続きを描こっと!」
また紅蓮は隙だらけの姿を見せて地面に絵を描き始める。
ちなみに言うが……
楽しそうに絵を描く紅蓮は本当に隙だらけなのだ。それは狙ってやっている訳では無いが、結果として今度は三人で構成されたパーティーを釣り上げた。
パーティーを組むことは反則では無い。パーティーメンバーの一人を十位以内に入れようと結束するのもこの大会の1つだ。
剣士の男性が駆けてくる。何の工夫も無い直線のダッシュだ。それでも【AGI 0】の紅蓮からすればかなりの速度であるが、なんか遅いと思った。
「零月、神月!!」
二刀流になり、神月で相手プレイヤーの思考と情報しか流さなくし、行動を無効化し零月で即死するコンボを決めた。
「やったー!!
二刀流と大盾って……思ってたより強い!」
これで不遇だなんてありえないという風に頷いてもう一度定位置に戻った。
そんな化け物じみた大盾と二刀流使いはお前だけだという人は、この場に誰一人としていなかったのである。
所々変わっていくイベントエリア、
流石に座っているのも飽きてきた楓は一本道をてくてく歩いていたのだが。
正面から大所帯。その数何と五十人である。
パーティーを組む者は何度か見かけたが、五十人は流石に見たことが無かったのだ。
その殆どが魔法使いらしく……
紅蓮を視認してすぐ杖を掲げ魔法を放ってくる。
多分恐らく、そうやって一本道で何度もプレイヤーを狩ってきたのだろう。
その動きには淀みがなく慣れが感じられる。
「大魔法で、吹き飛ばす!」
盾の専用スキル 捕食者で捕食しまくった結果で魔力が溜まりすぎて紅蓮としてはそろそろ消費したいところであった。
そして、紅蓮は魔力結晶はいらないため、四十人近い魔法使いから放たれる魔法を素で受け止めた。
相手の魔法が尽きた時。紅蓮は魔法を起動した。
その魔法は、冰が剣になりそれを更に構築して行って増えていく。
「冰剣!!」
放たれたのは氷の剣。
ただの氷の剣ではない。
「な、なんだこれは!?」
「食らったら、段々と凍らされていく!!」
そう。
この冰剣を食らうと……喰らったものは……凍らされる魔法である。
……それに引っかかったのだ。
残り時間は一時間となっていた。
後たった一時間で全ての順位が決定するのだ。
そんな緊張状態の中。
大音量でアナウンスが鳴り響いた。
「現在の一位はルリトさん
二位はスカーレットさん
三位はバイオレットさんです!
これから一時間上位三名を倒した際、得点の三割が譲渡されます!
三人の位置はマップに表示されています!
それでは最後まで頑張って下さい!」
「どうにも簡単には終わらせてくれないようだ」
危機感は感じていない様子のルリト。
「やったー!!
2位だ!!」
嬉しそうな紅蓮。
「だりぃ~。
しかも、お姉ちゃん……
2位かよ……。」
面倒くさがるバイオレット。
三者三様の反応を各地で見せる中、
イベントはクライマックスへと向かっていく。
三人の元へ我先にとその首を狙うプレイヤー達が走り出す。
「いたぞ! あいつだ!」
わんさかと森から出て来るプレイヤー達。
その中には当然AGIに多めに振っている者もいたりする。
その速度についていけるわけもなく、
うなじにナイフが振り下ろされる……が、
ガンッと、した音がした。
「は? な、なんで!?」
しかし、そんなものは紅蓮には通らない。
だって、バイタリティは676+"∞"なのだから。
確実に仕留めたと思っていた敵プレイヤーは次の動きに移る前に、大盾の捕食者に食われてしまった。その後も数人が飛びかかっては何故か通らない刃に文句を言いつつ大盾の捕食者に食われていった。
流石にそんな光景を何度も見ればプレイヤーの出方も慎重になるようでじりじりと距離を詰めてくる。特に一撃必殺の大盾を気にしている者が多い。
しかし、紅蓮の攻撃役は大盾では無く短刀だということをプレイヤー達は失念していた。
『エクストラスキル 時空間を獲得しました。』
「時空間??」
私は、スキルの効果を見る。
~エクストラスキル 時空間の内容~
時空間操作
全ての時空を消滅、破壊、創造する事が出来る、しかも一瞬で、使わないだけだが、時空間移動もお手の物、全時空を同時に全て歪ませたりも、全時空に同時に存在出来たりもする
時間停止
停められる時間は無制限である
時間飛翔
飛ばせる時間は無制限である。
時間加速
宇宙が何千、何万、何億、何兆巡する程
時間減速
停止した様に本当に速度が遅くなる
時間逆行
巻き戻せる時間は3000万年前迄ならリスク無く戻せる、それより先はリスクを伴う、時間系の能力は上記通り全部もっている
空間系、重力系の能力全部もっている。
後、少し(少しと言う名の膨大な力)だが…滅びの力も持っている。
滅び
破壊・破滅する力の事。
ベクトル操作
文字通りベクトルを操作する
重力操作
文字通り重力を操作する
振動操作
文字通り振動を操作する
低周波:「地震(ビルを倒す)」などの大規模から「肩こり」などの治療まで、1Hz(1秒間に1回の波)から200Hz程度。 (可聴)音波:16~28000Hz程度。声を真似(まね)たり周囲の雑音を消したり出来る。
超音波:動物を操ったり、人間の気分を悪く(失神)させたり、暗闇でも周りの状況を把握したり。
中波/FM波/短波:変換方式(振幅波変調/周波数変調)を処理(実現)出来るとすれば「1人FM局」が出来る。直接「脳波」を送信/受信出来れば「洗脳」「催眠」「読心」なども可能である。
マイクロ波:物質内の「水分(水分子)」(水素X)を振動させることで加熱出来る。逆に振動を抑えると「低温」に出来る。 プラズマ化:ローソンの条件(1億度の超高温を、1立方センチあたり100兆個の超高密度で、1秒間維持すること。)を実現出来れば「核融合」が開始する。 量子学では光は「粒子であり波(振動)である」ので、「光(エネルギー)の吸収/放射」が出来る。ぶっちゃけ「レーザー」。そして、「エーテル」=光の媒介(伝導物質)を直接振動させて超光速移動を実現させる。「連続ワープ」と ステイ・フィールド:振動を失くす=物理的に変化しなくなる。活動一切が止まるなどを持っているが、他にも沢山…効果はある。
空間創造
文字通り空間を創造する
空間破壊
文字通り空間を破壊する
空間歪曲
歪ませる、全ての空間を歪ませる、等まだある
言霊
発した言葉が現実に起きる、制限もデメリットも無いので逆に滅多な事が無いと使えない
理の超越
理の枠を飛び越えた力
過去、現在、未来、世界、次元、時空、歴史等の改変
文字通り全ての事象を改変する、1度改変した未来や過去等をまた改変する事も可能だが、精神への負担が大きい
概念操作
全ての概念を操り、創造したり破壊する事も出来る
五感支配・強奪
五感を支配する事で錯覚させる事が可能、発動条件は無く常時発動させたりする事も可能、そして五感を強制的に奪う事も可能、これも発動条件無し、それに支配も強奪も弱点は無い、強いて言うなら格上には効かないと言う点である
重力・引力・斥力操作
文字通りである、そしてブラックホールを生成し相手を吸い込み相手を存在理由ごと消滅させる事が出来たりもする
全性質操作
全ての性質を操り、制限やデメリットは無い、その分加減を間違えれば、別の時空にも大きく影響が出てしまうので、かなり手加減している。
巨大化・縮小化
自分又は、周囲の大きさを巨大な姿にしたり、物質や無機質、生者、死者問わず巨大化させたり縮小化させたり出来る、自分又は、周囲のサイズをヨクメートル単位迄縮めたり、巨大化させたり。
おぉ~!!
いいねぇー!!
……早速、使っちゃおう!!
「時空間!!」
「……うわぁぁぁぁぁぁあああ!!」
時空間で時空をいじり、全員を倒していくと……。
「終了~!!
結果、一位から三位の順位変動はありませんでした!! それではこれから表彰式に移ります!」
紅蓮の前に、白い光が包み込まれていたと思っていたら……表彰に立っていた。
一位から三位までが壇上に登るように言われて楓も登壇する。
紅蓮は真っ直ぐ前を向いて立っていたが余りの視線の量に何だか恥ずかしくなってしまい顔を赤くする。
そして、緊張で頭が真っ白の状態の所にマイクが渡された。
「次は、2位のスカーレットさん! 一言どうぞ!」
次はと言うことは、
3位のバイオレットさんはもう言ったのだろうが、紅蓮は、緊張して全く聞いていなかったのた。
「えっ……あっ……えっ?
えっと、その、一杯耐えれてよかったでしゅっ!」
紅蓮は噛んだ。
それも盛大に噛んだんでしまったのだ。
しかも……何を話せばいいか分からなかったために言っていることが滅茶苦茶である。
紅蓮は、流石に恥ずかしすぎて前を向けなかったため……その様子が動画として多くのプレイヤーに記録されていることも分からなかったのだ。
記念品を受け取ると、
そそくさと宿屋に帰る紅蓮であった。
記念品は、
実物のトロフィーと換金 7777万円だ。
その夜……ゾンビのプレイヤーなのに、強すぎるということが……2chで掲載されるのであった。
最初の町へと着いた。
すると、ちょうど……イベントが始まる前だった。
私は、最後にステータスチェックをする為にステータスウィンドウを出す。
名前:スカーレット
種族:不死者の女王 女
属性:火、蒼炎、水、冰、闇
Lv 25
HP 1000/1000
MP 800/800
【STR 0〈+∞〉】
【VIT 676〈+∞〉】
【AGI 0 〈+∞〉】
【DEX 0 〈+∞〉】
【INT 0 〈+∞〉】
スキル
《筋力強化》《体力強化》《超直感》《鑑定》
《同化》《大盾スキル Lv ∞》《片手直剣 Lv ∞》
《オール∞》《ユニークスキル 二刀流(剣のみ専用)》《アルティメットスキル 情報十智慧之王》
種族スキル
《火魔法 Lv ∞》《蒼炎魔法 Lv ∞》
《水魔法 Lv ∞》《冰魔法 Lv ∞》《闇魔法 Lv ∞》
《HP自動回復 Lv∞》《不死者の魔王》《不死者の邪神》
「よし! 準備万端!! ダメージ受けないといいなぁ~……」
今まで……対人とはやってなかったから不安……。速攻でやられそう……。
それに、対人戦は初めてのことである。
緊張してしまうのも無理は無いかもね……。
暫くの間……最初の広場で待っていると参加者が続々と集まってきた。
さらに空中には巨大スクリーンが浮かんでいる。
あれで面白いプレイヤーを中継するのである。
それは、生産職の人や参加しなかった人が主に見ることになる。
「それでは、
第一回イベント!バトルロワイヤルを開始します!」
あっちこっちから……うおおおおお!!
といった怒号が響く。
紅蓮も少し恥ずかしそうにしながら手を突き上げて叫んでおいた。
そこで大音量でアナウンスが流れる。
「それでは、もう一度改めてルールを説明します!制限時間は三時間。ステージは新たに作られたイベント専用マップです!
倒したプレイヤーの数と倒された回数、それに被ダメージと与ダメージ。この四つの項目からポイントを算出し、順位を出します!さらに上位十名には記念品が贈られます!頑張って下さい!」
そう言い終わるとスクリーンに転移までのカウントダウンが表示され、ゼロになった瞬間楓は光に包まれて転移した。
「ん…ここは?」
紅蓮は眩しくなくなっていることに気付きゆっくりと目を開ける。
どうやら崩れかけた廃墟の中心の広場にいるようである。
周りにはパッと見渡した分には誰もいない。
「うーん。。ここで下手に動くとやられるから。ここで待ってようっと!!」
紅蓮は大きめの石レンガの上に座ると、他のプレイヤーが襲撃してくるのを待つ。
暫く地面に木の棒で絵を描きながら待っているとあっちこっちからがさがさと音が聞こえてきた。
「来たかな~??」
そう思って顔を上げるともう既に振りかぶった剣が当たる距離にまで詰め寄られていた。
「貰った!」
紅蓮は、大盾で攻撃をガードした瞬間……。
剣ごとそいつを飲み込み、消し飛ばした。
「は?う、うわああああっ!」
襲撃してきた男は盾に剣を弾かれなかったために、そのまま盾に剣を持っていた手から順に突っ込んでいってその半身を飲み込まれて粒子となって消えていった。
メインウェポンを失った今……
彼はもう戦線復帰出来ず、
観戦者になってしまった。
その命は綺麗な赤い結晶となって盾の装飾として浮かび上がる。
「続きを描こっと!」
また紅蓮は隙だらけの姿を見せて地面に絵を描き始める。
ちなみに言うが……
楽しそうに絵を描く紅蓮は本当に隙だらけなのだ。それは狙ってやっている訳では無いが、結果として今度は三人で構成されたパーティーを釣り上げた。
パーティーを組むことは反則では無い。パーティーメンバーの一人を十位以内に入れようと結束するのもこの大会の1つだ。
剣士の男性が駆けてくる。何の工夫も無い直線のダッシュだ。それでも【AGI 0】の紅蓮からすればかなりの速度であるが、なんか遅いと思った。
「零月、神月!!」
二刀流になり、神月で相手プレイヤーの思考と情報しか流さなくし、行動を無効化し零月で即死するコンボを決めた。
「やったー!!
二刀流と大盾って……思ってたより強い!」
これで不遇だなんてありえないという風に頷いてもう一度定位置に戻った。
そんな化け物じみた大盾と二刀流使いはお前だけだという人は、この場に誰一人としていなかったのである。
所々変わっていくイベントエリア、
流石に座っているのも飽きてきた楓は一本道をてくてく歩いていたのだが。
正面から大所帯。その数何と五十人である。
パーティーを組む者は何度か見かけたが、五十人は流石に見たことが無かったのだ。
その殆どが魔法使いらしく……
紅蓮を視認してすぐ杖を掲げ魔法を放ってくる。
多分恐らく、そうやって一本道で何度もプレイヤーを狩ってきたのだろう。
その動きには淀みがなく慣れが感じられる。
「大魔法で、吹き飛ばす!」
盾の専用スキル 捕食者で捕食しまくった結果で魔力が溜まりすぎて紅蓮としてはそろそろ消費したいところであった。
そして、紅蓮は魔力結晶はいらないため、四十人近い魔法使いから放たれる魔法を素で受け止めた。
相手の魔法が尽きた時。紅蓮は魔法を起動した。
その魔法は、冰が剣になりそれを更に構築して行って増えていく。
「冰剣!!」
放たれたのは氷の剣。
ただの氷の剣ではない。
「な、なんだこれは!?」
「食らったら、段々と凍らされていく!!」
そう。
この冰剣を食らうと……喰らったものは……凍らされる魔法である。
……それに引っかかったのだ。
残り時間は一時間となっていた。
後たった一時間で全ての順位が決定するのだ。
そんな緊張状態の中。
大音量でアナウンスが鳴り響いた。
「現在の一位はルリトさん
二位はスカーレットさん
三位はバイオレットさんです!
これから一時間上位三名を倒した際、得点の三割が譲渡されます!
三人の位置はマップに表示されています!
それでは最後まで頑張って下さい!」
「どうにも簡単には終わらせてくれないようだ」
危機感は感じていない様子のルリト。
「やったー!!
2位だ!!」
嬉しそうな紅蓮。
「だりぃ~。
しかも、お姉ちゃん……
2位かよ……。」
面倒くさがるバイオレット。
三者三様の反応を各地で見せる中、
イベントはクライマックスへと向かっていく。
三人の元へ我先にとその首を狙うプレイヤー達が走り出す。
「いたぞ! あいつだ!」
わんさかと森から出て来るプレイヤー達。
その中には当然AGIに多めに振っている者もいたりする。
その速度についていけるわけもなく、
うなじにナイフが振り下ろされる……が、
ガンッと、した音がした。
「は? な、なんで!?」
しかし、そんなものは紅蓮には通らない。
だって、バイタリティは676+"∞"なのだから。
確実に仕留めたと思っていた敵プレイヤーは次の動きに移る前に、大盾の捕食者に食われてしまった。その後も数人が飛びかかっては何故か通らない刃に文句を言いつつ大盾の捕食者に食われていった。
流石にそんな光景を何度も見ればプレイヤーの出方も慎重になるようでじりじりと距離を詰めてくる。特に一撃必殺の大盾を気にしている者が多い。
しかし、紅蓮の攻撃役は大盾では無く短刀だということをプレイヤー達は失念していた。
『エクストラスキル 時空間を獲得しました。』
「時空間??」
私は、スキルの効果を見る。
~エクストラスキル 時空間の内容~
時空間操作
全ての時空を消滅、破壊、創造する事が出来る、しかも一瞬で、使わないだけだが、時空間移動もお手の物、全時空を同時に全て歪ませたりも、全時空に同時に存在出来たりもする
時間停止
停められる時間は無制限である
時間飛翔
飛ばせる時間は無制限である。
時間加速
宇宙が何千、何万、何億、何兆巡する程
時間減速
停止した様に本当に速度が遅くなる
時間逆行
巻き戻せる時間は3000万年前迄ならリスク無く戻せる、それより先はリスクを伴う、時間系の能力は上記通り全部もっている
空間系、重力系の能力全部もっている。
後、少し(少しと言う名の膨大な力)だが…滅びの力も持っている。
滅び
破壊・破滅する力の事。
ベクトル操作
文字通りベクトルを操作する
重力操作
文字通り重力を操作する
振動操作
文字通り振動を操作する
低周波:「地震(ビルを倒す)」などの大規模から「肩こり」などの治療まで、1Hz(1秒間に1回の波)から200Hz程度。 (可聴)音波:16~28000Hz程度。声を真似(まね)たり周囲の雑音を消したり出来る。
超音波:動物を操ったり、人間の気分を悪く(失神)させたり、暗闇でも周りの状況を把握したり。
中波/FM波/短波:変換方式(振幅波変調/周波数変調)を処理(実現)出来るとすれば「1人FM局」が出来る。直接「脳波」を送信/受信出来れば「洗脳」「催眠」「読心」なども可能である。
マイクロ波:物質内の「水分(水分子)」(水素X)を振動させることで加熱出来る。逆に振動を抑えると「低温」に出来る。 プラズマ化:ローソンの条件(1億度の超高温を、1立方センチあたり100兆個の超高密度で、1秒間維持すること。)を実現出来れば「核融合」が開始する。 量子学では光は「粒子であり波(振動)である」ので、「光(エネルギー)の吸収/放射」が出来る。ぶっちゃけ「レーザー」。そして、「エーテル」=光の媒介(伝導物質)を直接振動させて超光速移動を実現させる。「連続ワープ」と ステイ・フィールド:振動を失くす=物理的に変化しなくなる。活動一切が止まるなどを持っているが、他にも沢山…効果はある。
空間創造
文字通り空間を創造する
空間破壊
文字通り空間を破壊する
空間歪曲
歪ませる、全ての空間を歪ませる、等まだある
言霊
発した言葉が現実に起きる、制限もデメリットも無いので逆に滅多な事が無いと使えない
理の超越
理の枠を飛び越えた力
過去、現在、未来、世界、次元、時空、歴史等の改変
文字通り全ての事象を改変する、1度改変した未来や過去等をまた改変する事も可能だが、精神への負担が大きい
概念操作
全ての概念を操り、創造したり破壊する事も出来る
五感支配・強奪
五感を支配する事で錯覚させる事が可能、発動条件は無く常時発動させたりする事も可能、そして五感を強制的に奪う事も可能、これも発動条件無し、それに支配も強奪も弱点は無い、強いて言うなら格上には効かないと言う点である
重力・引力・斥力操作
文字通りである、そしてブラックホールを生成し相手を吸い込み相手を存在理由ごと消滅させる事が出来たりもする
全性質操作
全ての性質を操り、制限やデメリットは無い、その分加減を間違えれば、別の時空にも大きく影響が出てしまうので、かなり手加減している。
巨大化・縮小化
自分又は、周囲の大きさを巨大な姿にしたり、物質や無機質、生者、死者問わず巨大化させたり縮小化させたり出来る、自分又は、周囲のサイズをヨクメートル単位迄縮めたり、巨大化させたり。
おぉ~!!
いいねぇー!!
……早速、使っちゃおう!!
「時空間!!」
「……うわぁぁぁぁぁぁあああ!!」
時空間で時空をいじり、全員を倒していくと……。
「終了~!!
結果、一位から三位の順位変動はありませんでした!! それではこれから表彰式に移ります!」
紅蓮の前に、白い光が包み込まれていたと思っていたら……表彰に立っていた。
一位から三位までが壇上に登るように言われて楓も登壇する。
紅蓮は真っ直ぐ前を向いて立っていたが余りの視線の量に何だか恥ずかしくなってしまい顔を赤くする。
そして、緊張で頭が真っ白の状態の所にマイクが渡された。
「次は、2位のスカーレットさん! 一言どうぞ!」
次はと言うことは、
3位のバイオレットさんはもう言ったのだろうが、紅蓮は、緊張して全く聞いていなかったのた。
「えっ……あっ……えっ?
えっと、その、一杯耐えれてよかったでしゅっ!」
紅蓮は噛んだ。
それも盛大に噛んだんでしまったのだ。
しかも……何を話せばいいか分からなかったために言っていることが滅茶苦茶である。
紅蓮は、流石に恥ずかしすぎて前を向けなかったため……その様子が動画として多くのプレイヤーに記録されていることも分からなかったのだ。
記念品を受け取ると、
そそくさと宿屋に帰る紅蓮であった。
記念品は、
実物のトロフィーと換金 7777万円だ。
その夜……ゾンビのプレイヤーなのに、強すぎるということが……2chで掲載されるのであった。
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