転生した元魔王はTSの熾天使幼女で魔王学院生活を過ごす件。

白咲焰夜

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〜第1章 学院生活〜

第13話 〜魔王学院……初めての……?〜

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 数日たったある日の出来事━━━━━━━。

 私は黒猫が届けてきた制服を着て、ラ=グーア魔王学院へ足を運んでいた。
 ついに……ついに今日が初の登校日なのだ。
 多くの生徒たちが正門をくぐり、ぞくぞくと校内へ向かっている。ふむ……。見れば、彼らが纏っている制服は二種類に別れている。

 私が着ているのは黒の制服なのだが……。それ以外に、赤の制服を身につけている者もいるのだ。
 ぱっと見では……半々といったところか? まぁ、学年でわけられているわけでもないようだ。

 それから……まだもう1つ不思議なことがあって、校章に押された烙印も何種類かあるのだ。

 私の校章は丸だ。それ以外には……五芒星、六芒星、七芒星、八芒星といったものがあった……。

 しかし、見る限りでは……俺以外に丸の烙印を押された者はいなかった。

 しかし、なんだ? 妙に視線を感じるような気がする。
 私を気がついた途端、人間の殆どが興味深そうにこちらを見ている気がする。

 入学試験のときはこんなことはなかったのだが、まあ、深く考えても仕方あるまい。なにかあるのなら、じきにわかる……と思いたい……。

 まぁ、校内へ入るとそこに大きな掲示板が出されていた。新入生のクラス分けが載っている。
 エリザベス・アリスの名前は10組の欄にあった。教室は第十教練場である。

 勝手知ったる城の中、私は階段を上がり、教室へ向かった。

 扉を開け、第十教練場に入る。机と椅子がずらりと並んでいる。中にいる生徒たちが一斉に私を見た。
 ━━━━━━ふむ。やはり、注目を浴びている気がするな。

 しかし、まあ、これから同じクラスで共に過ごすのだ。
 あまりこういうことは慣れていないが、最初の挨拶が肝心とも聞く。

 ここは一つ、気さくな幼女と印象づけておくとしよう。

 満面の笑みを浮かべ、可能な限りの爽やかな声で私は言った。

「みんな、おはよう! このクラスはこの私、元第10代目魔王 ヘルフリート・マーベラスが支配してやるからな! 逆らう奴は皆殺しとする!」

 ━━━━━━━まぁ、こんなところか。
 え……? 心なしか、ドン引きといった空気が伝わってくるような気もするが、声に爽やかさが足りなかったか?

 はぁ……私としたことが、登校初日で少々緊張してしまったか。

 相も変わらず、こそこそとこちらを見ている視線の中に混ざって、物怖じしない堂々とした視線があった。黒い制服に身を包んだプラチナのブロンドの少女で私の親友であるクルミであった。
 
 私は、深いため息を吐きながら、彼女の席まで歩いていく。

「よっ……!!」

 挨拶すると、クルミは無機質な目を向けた。

「あぁ、おはよさん。」

「……えっと、隣いいか?」

「……あぁ? えぇで……?」

 椅子を引き、クルミの隣に座る。
 ついでに聞いてみようと思った。

「なぁなぁ……。今の冗談、どうだった?」

 クルミは「はぁ……?」と言いながら小首をかしげた。

「……冗談……今のをか……?」

「……逆らう奴は皆殺しだってやつ。あれ……? まさか……。」

 でも、まさか私は本気でそんなことを考えるわけがないからな。神話の時代では、結構ウケたのだ。「ご、ご冗談を……」とよく、配下の連中が口にしていたものだ。

「えぇっと……誤解されると思うで……?」

 く……。やはり、そうか。
 これが時代の違いというやつだな。
 入学試験のときに、ジョークは自重しようと心に決めたはずが、つい口走ってしまった。

「はぁぁぁぁぁあ……。もう少しクラスに馴染んでからにした方がいいか?」

「んーー。そう……やな……?」

 ━━━━━━━━だが……しかし、まだ視線を感じるな。

「そう言えばだが……。さっきからずっと見られている気がするんだが、クルミ、なにか知ってるか?」

「そう言えばだけど……噂になってるで?」

 噂になってるだと……。どう言った意味なのか知らないが一応、聞いてみることにする。

「私がかぁ……? なんて?」

「……怒らないで聞いてくれるか?」

 私が怒る……そんなちっちゃい事で怒らないと思うのだが……。

「こう見えて、怒ったことはない方なんだ」

「その烙印……やで……?」

 クルミが私の校章を指す。

「……それ、魔力測定と適性検査の結果を表してるんや。」

「ああ……そういうわけか。どういう仕組みなんだ?」

「芒星の頂点が増えれば増えるほど、優良なんやで。」

 五芒星より六芒星、六芒星よりも七芒星みたいな感じの方が魔力測定と適性検査を足した結果が良いってわけか……。

 え……ちょっと待った。私のは……?

「私の校章は芒星すらなくて、十字なのだが?」

「それは……魔王学院で初めての烙印なんや……。」

「なるほど……それは、どういう意味なんだ?」

「……その名も、落伍者と言うんや……。」

 そう……淡々とした口調でクルミは言うのだった……。

「魔王学院は次代の魔皇を育てる学院。魔王の素質を持つ種族だけが入学を許可される」

 登校日まで……暇だったので調べておいたが、始祖の魔王は第1魔王の事で、第2魔王からは、原初の魔王と言われ……それ以外は、魔皇という風に区別をするらしい。また、魔王族というのは始祖や原初の血を引く魔族のことをさすらしい。

「これまで魔王族で魔王の適性がないと判断された者はいないらしく……アリスは初めての落伍者なんや。」

 一旦……言葉を切り、ため息を吐きながら改めて……クルミは言った。

「だから、噂になったちゅーことや……。」

 ━━━━━━━ふむ。なるほどな……。魔王の適性をどう判断しているのかはわからないが、少なくとも正真正銘の始祖や原初の魔王の適性があるのにも関わらず……。落伍者の烙印を押すとは、検査方法が間違っているとしか言いようがないな。

 ━━━━━━━学院に入ってやれば、向こうから勝手に私を見つけるとばかり思っていたが、どうやら考えた以上にこの時代の魔族は退化してしまったようだ。

「魔力測定は私の魔力が大きすぎて計れなかったからわかるが、適性検査は満点のはずなんだがな」

「そんなに自信があるんか……?」

「……ああ?」

 なにせ第10代目の始祖……あぁ、ややこしい。原初の魔王の名前を言えだの、原初の気持ちを答えよだの、私についての質問ばかりだ。
 万が一にも、間違えるはずがな……。

 そこで、私はある問題点に発展する。

 ━━━━━━━いや、待てよ?
 私はクルミに聞くことにした

「なあ、クルミ……第10代目魔王の名前って言えるか?」

 クルミは無表情のまま、目をぱちぱちと瞬かせた。

「……第10代目の名前は、恐れ多くて呼んではならないんやで?」

 ━━━━━━━━なるほど。

「ちょっと……いいか?」

 私はクルミの頭に手をやった。
 彼女は特に嫌がるわけでもなく、不思議そうに視線を向けてくる。

「……どうしたや?」

「第10代目の名前を思い浮かべてくれ」

「はいよ……」

 次の瞬間、クルミの思念を読み取る。
 ……すると、名前が浮かび上がった。

━━━━時と破滅を司る原初の魔王ベルファゴール・アストラル━━━━━━

「は……? 誰だよ、そいつ……?」

「おかしいか……?」

「この名前は、間違いだ」

 ……クルミは首を左右に振った。

「……これが正解なんや……。魔王の名前を間違える魔王族はいない……。」

「第10代目の名前は恐れ多くて口にしたらいけないんだったよ……な?」

 クルミは思いっきり……うなずく。

「はぁ……。なるほど」

 つまり、だ。みんながみんな、恐れ多くて口にしないようにしていたおかげで、1万年たった今、すっかり第10代目の魔王の名前を忘れ、間違った名前が語り継がれたってわけか。

 なんという……アホな話なのだ。

 よくよく考えてみれば、リリーノスは起源魔法が命懸けだと言っていた。第1代目の魔王と私を起源にしているのにその一部である私の名前さえ間違えているのだから、それは命懸けにもなるだろう。

 そう言えば……第1代目の魔王の名は……?
 クルミに聞くことにした。

「もう1回、手を置くから……第1代目の魔王の名を教えてくれ。」

「分かった……。」

━━━━━━創世を司る全能な始祖の魔王 ルーメント・グラン━━━━━━━

 そんな馬鹿な……。第1代目魔王も間違っている。本来の名前は……「フラン=ク・ロード」だ。

 たかだか名前でこの調子では、適性検査の始祖の気持ちを答えよ、というのも正解自体が間違っていたとしか思えない。
 私が寝ぼけて「月禍万炎ウェスタ」をぶっ放したことも、魔族は誰一人死んでいなかったことも、恐らく伝わっていないに違いない。

「魔王の適性があるかどうかは、どうやって判断してるんだ?」

「時と破滅を司る原初の魔王の思考や感情に近い魔族ほど適性が高い」

 なるほど。

「ちなみに時と破滅を司る原初の魔王は、どんな奴だと思われてるんだ?」

「冷酷で博愛を併せ持つ、完全完璧なる存在。常に魔族や仲間のことだけを考え、己の身を省みず戦ったんや。戦う事以外に欲はなく、崇高な心を持ち、また破滅的な振る舞いも、余人には計り知れない尊き心からくるものだったらしいで? 知らんけど……。」

 なんなんだ……その完璧超人は……。
 そんな奴がいるわけがないだろうが、馬鹿者が……。

 伝説や伝承として盛るのは一向に構わないが、それを本当だと思い込んでどうするのだ?

 この体たらくでは、不烙印を押されるのも無理のない話だな。

 なにせ俺は、魔王の名前すら知らない落伍者と判断されたのだからな。

「ところで、烙印の意味はわかったのたが……制服が二種類あるのはどうしてだ?」

 この教室にも黒と赤の制服を着た生徒は……半々だ。

「赤服は特待生。純血の魔王族」

「というと、リリーノスみたいなのようにか?」

 クルミはうなずく。

「特待生は入学試験を免除されるんや……。」

「じゃ、あいつが、試験を受けてたのはなんでだ?」

「受けたい人は……受けてもいいんや。」

 なるほど……。大方、自分の力を誇示したい人間が入学試験に出るのだろう。

 どうりで雑魚ばかりしかいなかったわけだ。本当の強者であれば、わざわざ力を誇示するまでもないからな。

 と、そのとき……遠くで鐘が鳴った。

「皆さん、席についてください」

 顔を上げる。教室に入ってきたのは赤い法衣を纏った女性だった。彼女は黒板に魔法で文字を書く。

━━━━━へカー・ミスドゲル━━━━

「10組の担任を務めます、ヘカーです。1年間よろしくお願いします」

 ……ふむ。教員というだけあって、魔力はまあまああるな。
 少なくとも、リリーノスなどではまるで歯が立たないだろう。

「早速ではありますが、まず初めに班分けをします。班リーダーになりたい人は立候補してください。ただし、これから教える魔法を使えることが条件になります」

 いきなり授業が始まり……ヘカーは黒板に魔法陣を描いていく。
 あれは<魔王軍スサノオ>の魔法か。

「初めて見たと思いますが、これは<魔王軍スサノオ>という魔法です。簡単に言えば、発動した術者を王として、配下の軍勢に特別な力を与えるものです。実践は授業で行います。今日は魔法陣を描き、魔法行使ができるかどうかのみ判定します。魔法行使ができた人には班リーダーの資格があります」

魔王軍スサノオ>という魔法特性から言えば、ここで班リーダーになった者とそうでない者とで、魔皇を目指す資格があるかどうかが振り分けられるのだろう。

「それでは、立候補したい方は手を挙げてください」

 ……迷いなく私は手を挙げた。
 私が魔王だとわからない無能どもばかりだが、まあ、責めはしない。なにせ、俺の子孫たちなのだからな。責任の半分は私にあるようなものだ。

 たとえすぐにはわからずとも、要は実力で証明すればいいだけの話だ。

 しかし、案の定というべきか、クラスメイトたちの反応は芳しくない。

 ぎょっとしたようにこっちを見ているのだ。
 はぁ……。やれやれ。いくら不適合者だからといって、立候補したぐらいでこの反応か。

「黒服は立候補できないんや!!」

 そうクルミが小声で教えてくれた。
 確かに手を挙げているのは、私以外はみんな赤服だな。
 つまり、純血でなければならないというわけか。馬鹿馬鹿しい話だ。

「アリス君でしたか。残念ですが、あなたには資格がありません」

「……それは、なぜだ?」

「あなたが混血だからです」

「混血だからといって、純血に劣る理由にはならないな」

 そう言うと、ヘカーはムッとしたように言う。

「それは……皇族の批判ですか?」

 やれやれ。どいつもこいつも、馬鹿の一つ覚えだな。

「くだらんことを言ってないで、純血が混血に勝ることを証明してみるんだな。できなければ、立候補させてもらうぞ」

 ふうーー。とヘカーは大きなため息をつく。

「それはまったく逆です。証明は我らが魔王の始祖や原初達が行いました。もしも、混血が優れているというのでしたら、あなたが皇族に勝ることを証明することですね」

「ふむ……。では、それができれば立候補しても構わないということだな?」

「できれば…………の話です」

 ━━━━━━ふっと俺は笑う。

「その言葉、<契約魔法>させてもらったぞ」

「え、そんな……いつの間に……魔法行使を……?」

 口約束を<契約魔法>の魔法で行うのは神話の時代じゃ常識だったのだが、これに気がつかないとは……教師失格だな。

 ともかく、俺は立ち上がり黒板まで歩いていく。

「この<魔王軍スサノオ>を開発したのは皇族か?」

「……ええ」

「術式の欠陥、見つけた……。」

「まさか。ありえませんね。<魔王軍スサノオ>の魔法術式は1万年のも間、この形で伝えられています。誰も欠陥など見つけたことがありません」

「ちょうど1万年前に見つけたんでな。転生している間は修正できなかった」

 俺は黒板に描かれた魔法陣の十箇所も書き換えた。

「これが……完璧な形だ。教員だと言うのなら見ればわかるだろう?」

 ヘカーは信じられないといった表情で魔法陣を見つめている。

「そんな……たった十箇所書き換えただけで、これは、魔力効率が5割も良くなって……魔法効果が5.5倍……? こんなことって……」

 ……そして、教室中からどよめきが漏れる。

「……あいつ……何者なんだよ……?」

「初めて見た魔法陣の欠陥を指摘して、書き換えるなんて……そんな話、聞いたこともないよ……大体、学生は魔法研究の基礎にだって触れてないのに……」

「しかも、魔力効率が5割増しで、魔法効果が5.5倍って……」

「世紀の大発見だろ、これ……」

 ふむ。これぐらいのことに驚いているとは、なんとも低レベルな話だ。しかも……

「ヘカー……少し、惜しいな」

 ヘカーは俺を振り向く。

「魔法効果は10倍だ。この魔力門が、10個の魔法文字と干渉を起こし、根源へ二度働きかける韻を踏む」

「あっ…………」

 ようやく気がついたのか……ヘカーは恥ずかしそうに身を小さくした。

「なんなら、私が代わりに教師をやってもいいぞ……?」

「……り……」

「ん……? なんだ……?」

「立候補を許可します……席に戻ってください。」

 ヘカーは小さな声でしかも、私を睨みながら……そう言うのがやっとの様子だった。
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