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鬼畜オオカミと蜂蜜ハニー
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鈴はどきどきしながら、これから過ごす甘い時間に身体を熱くした。
部屋へ入ると壁一面が窓ガラスになっており、ビルや車、ネオンがキラキラと光り宝石箱のようだった。鈴は凄いと喜びながら、ガラスに張り付く。
そんな鈴に隼人は微笑みながら、背後から抱き締めた。
「あ…」
「鈴、外ばかり見ていないで、私も気に掛けて」
隼人に身体の向きを変えさせられ、鈴は背中をガラスに押し付けられながら、隼人と唇を重ねた。
「あ…んん…」
舌を絡めながら、隼人の両手は鈴の服を脱がしていく。
「ま…って、や」
「ん? 恥ずかしい?」
隼人は鈴の首筋に唇を押し当てながら、堅くなった乳首を親指の腹でこねる。
「汗、暑かったから…シャワー浴びたい…やあん、隼人さん、だめぇ」
乳首に吸い付いた、隼人の頭に頬を押し当てる。
「なら一緒に浴びよう」
「え? ひゃっ!?」
抱き上げられた鈴は、落ちまいととっさに隼人の首にしがみ付いた。
「シャワー浴びたいんだろ? ついでに風呂に入ろうか」
隼人は楽しそうに鈴を連れて浴室へ向かった。
「う…わあ」
浴室は広く、ガラスで仕切られたシャワーブースの他に、大人が三人入っても余裕がありそうな、大きな浴槽が在った。天井まで在る大きな窓ガラスの向こうは、お台場の輝くネオンの光りが溢れている。隼人は、鈴を裸にして風呂椅子に座らせ、自分も服を脱ぎ籠へ入れた。次に隼人はシャワーの湯加減を確認し、鈴の身体に湯を掛けてくれた。
「隼人さん、自分でやるから…」
鈴は隼人の持つシャワーヘッドへ手を伸ばすが、隼人はそれを制した。
「私がやりたいんだ。…それより鈴、鈴音さんの話しだが…本当にやるのかい?」
「…うん」
現れた鈴音には本当に驚かされた。しかもモデルにしようとするなんて、想定外だ。薫や里桜に相談も無しに決めた事に、今更ながら心配になる。
ーーーどうしょう…。
いつもなら、真っ先に里桜を頼ってしまうが、里桜の想いを考えたら相談し辛い。ましてや、鈴は実の父親に逢えるかもしれないのだ。不安と期待で胸に靄が掛かったみたいだ。
テレビで観るような人かどうか判らないから、不安だ。
「私が居るのに考え事? 鈴」
「ごめ…んっあっ」
鈴は隼人の腕の中で甘い啼き声を上げた。
鈴と隼人は夕飯に間に合うように帰宅した。が、里桜の姿がないことに、何処かホッとしていた。
そうして翌朝。
ーーー兄ちゃん昨日は深夜に帰って来て、直ぐ寝ちゃったし……。
相談しようにも、避けられてる気がする。否、鈴が里桜に怖じ気づいてしまっていた。
自分が信じていた人は、もしかしたら自分を信用してくれていないのかも知れない。
そんな悲しい事に気付かされた。
部屋へ入ると壁一面が窓ガラスになっており、ビルや車、ネオンがキラキラと光り宝石箱のようだった。鈴は凄いと喜びながら、ガラスに張り付く。
そんな鈴に隼人は微笑みながら、背後から抱き締めた。
「あ…」
「鈴、外ばかり見ていないで、私も気に掛けて」
隼人に身体の向きを変えさせられ、鈴は背中をガラスに押し付けられながら、隼人と唇を重ねた。
「あ…んん…」
舌を絡めながら、隼人の両手は鈴の服を脱がしていく。
「ま…って、や」
「ん? 恥ずかしい?」
隼人は鈴の首筋に唇を押し当てながら、堅くなった乳首を親指の腹でこねる。
「汗、暑かったから…シャワー浴びたい…やあん、隼人さん、だめぇ」
乳首に吸い付いた、隼人の頭に頬を押し当てる。
「なら一緒に浴びよう」
「え? ひゃっ!?」
抱き上げられた鈴は、落ちまいととっさに隼人の首にしがみ付いた。
「シャワー浴びたいんだろ? ついでに風呂に入ろうか」
隼人は楽しそうに鈴を連れて浴室へ向かった。
「う…わあ」
浴室は広く、ガラスで仕切られたシャワーブースの他に、大人が三人入っても余裕がありそうな、大きな浴槽が在った。天井まで在る大きな窓ガラスの向こうは、お台場の輝くネオンの光りが溢れている。隼人は、鈴を裸にして風呂椅子に座らせ、自分も服を脱ぎ籠へ入れた。次に隼人はシャワーの湯加減を確認し、鈴の身体に湯を掛けてくれた。
「隼人さん、自分でやるから…」
鈴は隼人の持つシャワーヘッドへ手を伸ばすが、隼人はそれを制した。
「私がやりたいんだ。…それより鈴、鈴音さんの話しだが…本当にやるのかい?」
「…うん」
現れた鈴音には本当に驚かされた。しかもモデルにしようとするなんて、想定外だ。薫や里桜に相談も無しに決めた事に、今更ながら心配になる。
ーーーどうしょう…。
いつもなら、真っ先に里桜を頼ってしまうが、里桜の想いを考えたら相談し辛い。ましてや、鈴は実の父親に逢えるかもしれないのだ。不安と期待で胸に靄が掛かったみたいだ。
テレビで観るような人かどうか判らないから、不安だ。
「私が居るのに考え事? 鈴」
「ごめ…んっあっ」
鈴は隼人の腕の中で甘い啼き声を上げた。
鈴と隼人は夕飯に間に合うように帰宅した。が、里桜の姿がないことに、何処かホッとしていた。
そうして翌朝。
ーーー兄ちゃん昨日は深夜に帰って来て、直ぐ寝ちゃったし……。
相談しようにも、避けられてる気がする。否、鈴が里桜に怖じ気づいてしまっていた。
自分が信じていた人は、もしかしたら自分を信用してくれていないのかも知れない。
そんな悲しい事に気付かされた。
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