1 / 53
神同人作家は陸くんを溺愛する
3/9 AM6:30
しおりを挟む
【三月九日 六時三十分】
いつもなら爆睡の時間に、目が覚めた。あたりはまだ寒く、思わずくしゃみが出る。僕は勢いよくベッドから降りて顔を洗った。
明日は待ちに待った、BL系同人誌即売会【Jパーク】が開催される。年に二回のこの祭りに僕は遠路はるばる参加するんだ。僕は、売るほうではなく買いに行くほう。いやむしろあの人に会いに行く。
僕の大好きなサークル【カンロアメ】の神作家、高西ユウ先生に!
三年前、僕は高西先生の代表作【君の熱を僕に分けて】を読んでどうしてもご本人に会いたくてスペースに寄った。あのころはまだ壁スペースではなく、島だったけどお誕生日席でお客さんが並んでいて、この人は次回壁に行くんだろうなって思いながら僕は『最後尾』の札を持っていた。
そしていよいよご本人に対面したとき!
そこにいたのはグレーアッシュの短髪でピアスを複数つけ革ジャンに身を包んだメチャクチャかっこいい男性。それが高西ユウ先生だった。
【君の熱を僕に分けて】は男子高校生の青春BLで最終回でようやくフレンチキスをするというくらいのうぶいBLだ。胸キュン度が半端なくて、高西先生が商業作家になるきっかけとなった作品。そんな話を書いているのがこのお兄さんだったなんて!
僕はそのギャップと容姿に胸を射抜かれてしまったのだ。緊張しながらお金を渡すと気がついた高西先生はニカッと笑い、新刊をそっと渡してくれた。
「お、男子! なんか嬉しいな」
そう言ってくれた瞬間、その笑顔が眩しすぎて僕はテンパって口を開いた。
「こっ、これからも応援しますっ! 次も来ますから!」
あまりに大きな声だったからまわりの人たちが驚いていた。高西先生も一瞬びっくりしていたけど少し照れたような顔で『待ってます』と言ってくれたのだ。
それから三年。計六回、僕は先生に会いに行ってる。
シャワーを浴びてスッキリした僕は、ドライヤーで髪を乾かしながら歌を口ずさんた。
いつもなら爆睡の時間に、目が覚めた。あたりはまだ寒く、思わずくしゃみが出る。僕は勢いよくベッドから降りて顔を洗った。
明日は待ちに待った、BL系同人誌即売会【Jパーク】が開催される。年に二回のこの祭りに僕は遠路はるばる参加するんだ。僕は、売るほうではなく買いに行くほう。いやむしろあの人に会いに行く。
僕の大好きなサークル【カンロアメ】の神作家、高西ユウ先生に!
三年前、僕は高西先生の代表作【君の熱を僕に分けて】を読んでどうしてもご本人に会いたくてスペースに寄った。あのころはまだ壁スペースではなく、島だったけどお誕生日席でお客さんが並んでいて、この人は次回壁に行くんだろうなって思いながら僕は『最後尾』の札を持っていた。
そしていよいよご本人に対面したとき!
そこにいたのはグレーアッシュの短髪でピアスを複数つけ革ジャンに身を包んだメチャクチャかっこいい男性。それが高西ユウ先生だった。
【君の熱を僕に分けて】は男子高校生の青春BLで最終回でようやくフレンチキスをするというくらいのうぶいBLだ。胸キュン度が半端なくて、高西先生が商業作家になるきっかけとなった作品。そんな話を書いているのがこのお兄さんだったなんて!
僕はそのギャップと容姿に胸を射抜かれてしまったのだ。緊張しながらお金を渡すと気がついた高西先生はニカッと笑い、新刊をそっと渡してくれた。
「お、男子! なんか嬉しいな」
そう言ってくれた瞬間、その笑顔が眩しすぎて僕はテンパって口を開いた。
「こっ、これからも応援しますっ! 次も来ますから!」
あまりに大きな声だったからまわりの人たちが驚いていた。高西先生も一瞬びっくりしていたけど少し照れたような顔で『待ってます』と言ってくれたのだ。
それから三年。計六回、僕は先生に会いに行ってる。
シャワーを浴びてスッキリした僕は、ドライヤーで髪を乾かしながら歌を口ずさんた。
0
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
身代わりの出来損ない令息ですが冷酷無比な次期公爵閣下に「離さない」と極上の愛で溶かされています~今更戻ってこいと言われてももう遅いです〜
たら昆布
BL
冷酷無比な死神公爵 × 虐げられた身代わり令息
追放されたおまけの聖女♂は冷徹王太子の腕の中から離してもらえない〜今さら戻れと言われても、もうこの人の魔力しか受け付けません!〜
たら昆布
BL
聖女のおまけで召喚されたと思われて追放された不憫受けが拾われて愛される話
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる