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番外編
7.
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「は……」
ようやく唇が離れるとサムットの表情は一変していた。惚けた瞳はまるで濃いアルコールを摂取して酩酊したように艶やかに潤んでいる。それはsub独特の表情だ。
そして佳紀の体は喜びに満ち溢れている。まだコマンドも出していないのに、subがここにいると言うだけで高揚しているのだ。
「Attract(誘惑してみろ)」
ビクンとサムットの体が揺れて、衣服をゆっくりと脱ぎ始める。上半身が露わになり褐色の肌が剥き出しとなった。
「……」
息も荒くなっているサムットの胸元に、手を当てる。とくとくと鼓動を感じ、その指で突起に触れるとまた、体が揺れた。二つの指で強く摘んだ後、それを口に含み歯で弱く噛む。
「ッ……」
ぷくりと突起が硬くなっていくと同時にサムットが腰をくねらせる。視線を下半身にやるとすでに彼の中心が盛り上がっていた。佳紀は空いているもう片方の手で、服の上からそれを強く掴み握る。
「あ……」
早急な愛撫に、サムットは素直に声を上げる。それからも佳紀の一方的とも言える触れ方になんの文句も言わず、部屋には嬌声と卑猥な音が響いた。
subとのプレイが長くできていなかった分、佳紀の加虐な愛撫は歯止めが効かなかった。サムットは背中や腕、内腿や首など、あらゆるところに内出血や傷痕ができていて、シーツには血が滲んでいた。
「Crawl(四つん這いになれ)」
いくつものコマンドに従いながらまるで野獣の交尾のように佳紀はサムットの体を求め、サムットはそれを悦んで受け入れていた。
「んん……ッ、ああ! あ、あ……!」
壊れそうなくらい、強く挿入を繰り返していく。サムットはもう何度、イっただろうか。背後から突かれて、身を捩らせ腰を振るサムットの黒髪を掴む。
「Cum(イけ)」
きゅううと締め付けるその感触に佳紀は笑みを浮かべ、今一度深く奥へと突き上げてその体の中に、己の欲望をぶちまけて、ぐうう、と喉の奥から絞り出すような声を上げた。
そうしてそれはほぼ一日中、繰り返された。
ようやく唇が離れるとサムットの表情は一変していた。惚けた瞳はまるで濃いアルコールを摂取して酩酊したように艶やかに潤んでいる。それはsub独特の表情だ。
そして佳紀の体は喜びに満ち溢れている。まだコマンドも出していないのに、subがここにいると言うだけで高揚しているのだ。
「Attract(誘惑してみろ)」
ビクンとサムットの体が揺れて、衣服をゆっくりと脱ぎ始める。上半身が露わになり褐色の肌が剥き出しとなった。
「……」
息も荒くなっているサムットの胸元に、手を当てる。とくとくと鼓動を感じ、その指で突起に触れるとまた、体が揺れた。二つの指で強く摘んだ後、それを口に含み歯で弱く噛む。
「ッ……」
ぷくりと突起が硬くなっていくと同時にサムットが腰をくねらせる。視線を下半身にやるとすでに彼の中心が盛り上がっていた。佳紀は空いているもう片方の手で、服の上からそれを強く掴み握る。
「あ……」
早急な愛撫に、サムットは素直に声を上げる。それからも佳紀の一方的とも言える触れ方になんの文句も言わず、部屋には嬌声と卑猥な音が響いた。
subとのプレイが長くできていなかった分、佳紀の加虐な愛撫は歯止めが効かなかった。サムットは背中や腕、内腿や首など、あらゆるところに内出血や傷痕ができていて、シーツには血が滲んでいた。
「Crawl(四つん這いになれ)」
いくつものコマンドに従いながらまるで野獣の交尾のように佳紀はサムットの体を求め、サムットはそれを悦んで受け入れていた。
「んん……ッ、ああ! あ、あ……!」
壊れそうなくらい、強く挿入を繰り返していく。サムットはもう何度、イっただろうか。背後から突かれて、身を捩らせ腰を振るサムットの黒髪を掴む。
「Cum(イけ)」
きゅううと締め付けるその感触に佳紀は笑みを浮かべ、今一度深く奥へと突き上げてその体の中に、己の欲望をぶちまけて、ぐうう、と喉の奥から絞り出すような声を上げた。
そうしてそれはほぼ一日中、繰り返された。
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