傷つきたくない私たちは

奈月沙耶

文字の大きさ
上 下
22 / 103
第7話 バーベキュー

1.待ち合わせ

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

赤髪

碧井永
ミステリー
 10年前。父、母、兄を一ヵ月の間に立て続けに亡くした、雲雀史佳(ひばりふみか)。  以来ずっと、家庭のある幸せそうな周囲とその日常に居場所がなくて、人と距離をとって生きてきた。  親ナシということで保証人のない就職活動もうまくいかず、派遣社員として働いていた史佳だが、ある会社の募集に応募したことで、人事部社員に推薦され新しい職を得ることになった。だが新たな職場でも、派遣社員ということで肩身の狭い思いをする。  両親を亡くしたときのトラウマで尖端恐怖症の史佳は、尖った刃物を扱ったことで社内で気を失ってしまう。このとき、かばって怪我をしたのが、史佳を推薦した人事部社員・乃木馨(のぎかおる)だった。  高い社内成績のわりに、とっつきにくいと評判の馨。そんな彼と会話を重ねるうち、赤髪の彼が噂ほど地味でも口数が少ないわけでもないと史佳は知る。馨に支えられた史佳は、派遣社員であっても堂々と仕事ができるようになっていく。  人嫌いの馨の、唯一無二の親友が亡くなった兄・史矢(ふみや)であることがわかり、そこから二人は付き合うようになるのだが。  この二人の恋愛が、互いの両親のからみあった過去を暴きだすきっかけとなり――

良心的AI搭載 人生ナビゲーションシステム

まんまるムーン
ライト文芸
 人生の岐路に立たされた時、どん詰まり時、正しい方向へナビゲーションしてもらいたいと思ったことはありませんか? このナビゲーションは最新式AIシステムで、間違った選択をし続けているあなたを本来の道へと軌道修正してくれる夢のような商品となっております。多少手荒な指示もあろうかと思いますが、全てはあなたの未来の為、ご理解とご協力をお願い申し上げます。では、あなたの人生が素晴らしいドライブになりますように! ※本作はオムニバスとなっており、一章ごとに話が独立していて完結しています。どの章から読んでも大丈夫です! ※この作品は、小説家になろうでも連載しています。

はじまりと終わりの間婚

便葉
ライト文芸
画家を目指す夢追い人に 最高のチャンスが舞い降りた 夢にまで見たフィレンツェ留学 でも、先立つ物が… ある男性との一年間の結婚生活を ビジネスとして受け入れた お互いのメリットは計り知れない モテないおじさんの無謀な計画に 協力するだけだったのに 全然、素敵な王子様なんですけど~ はじまりから想定外… きっと終わりもその間も、間違いなく想定外… ミチャと私と風磨 たったの一年間で解決できるはずない これは切実なミチャに恋する二人の物語 「戸籍に傷をつけても構わないなら、 僕は300万円の報酬を支払うよ 君がよければの話だけど」

~巻き込まれ少女は妖怪と暮らす~【天命のまにまに。】

東雲ゆゆいち
ライト文芸
選ばれた七名の一人であるヒロインは、異空間にある偽物の神社で妖怪退治をする事になった。 パートナーとなった狛狐と共に、封印を守る為に戦闘を繰り広げ、敵を仲間にしてゆく。 非日常系日常ラブコメディー。 ※両想いまでの道のり長めですがハッピーエンドで終わりますのでご安心ください。 ※割りとダークなシリアス要素有り! ※ちょっぴり性的な描写がありますのでご注意ください。

あの七夕の日を忘れない

古明地 蓮
ライト文芸
あなたはこの小説で、初めて本当の幸せを理解する 病気と闘う少年の前に現れた少女と、その姉を救う物語 少年は末期の病気を患いながらも、残された時間を人の幸せのために使おうとする。 その幸せをどうか逃がさないで

彼ことを、私は。ウチは。アタシは。

風嗚呼 裕
ライト文芸
慎は、私の幼馴染。 彼は、ウチのクラスの縁の下の力持ち的な存在です。 あいつは、空気の読めない変な学級委員。 慎はとても頼もしくて。 彼は目に見えないところで色々なことをしてくれていて。 あいつはいつもヘラヘラ笑って、何考えてるか分かんない、キモい奴で。 だけど、慎は─。 実は、彼は─。 だから、あいつは─。

ノラの女

五味千里
ライト文芸
東京に染まり、キャリアとブランドを纏った主人公香澄は、十年ぶりの帰郷を果たす。故郷の変化や人との交わりを通じて香澄は自身の生まれに対する劣等、故郷への愛憎、そして彼女の大事なものを再確認することになる。その先にある香澄の答えとは———

【完結】私は死神に恋をした

かずきりり
ライト文芸
たった七年 もう七年 両親はろくに家に帰らず、お互いが浮気をしている。 私の存在は忘れ去られているようで…… 十二月二十六日 小林 奈美にとって十五歳の誕生日を迎えた日でもあり、両親の愛を諦めた日で、死ぬ事を決めた日……だったのだけれど。 「間違えて魂を取り出しちゃいました」 どうやら歩道橋から足を滑らしただけで、まだ死んではいないらしい。 身体へ戻れと言われても、戻りたくない。 幽体を満喫しながら考える、生きるという事。死神の事情。 そして―――― -------------------- ※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています

処理中です...