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第三章 いざ!冒険へ!
危ない綱渡り
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足元にも綱、手で掴んでいるのも綱。
これではまるで、洞窟側の崖まで綱渡りをするようなもんじゃないか。
しかも、ルルは手をプルプルとさせながら頑張ってバランスを取っているようだ。それでもルルは、怖がる素振りを見せることはない。
「お姉ちゃん、怖くないの?」
崖の下には大きな川が大きな音を立てて流れているというのに、ルルは真剣な表情で綱に足を掛けている。
「全然大丈夫だよ! ナナもはやくおいでよ!」
そんなことなど出来る訳がない。なんでルルはそんなに怖くないのだろうか。その精神力が逆に怖い。
「無理に決まってるよ……」
しかしナナの足は、ゆっくりと橋の方へと歩いていた。
一人にしないで。その気持ちがナナの背中を押している。
「無理じゃないよ! こうやったら私も渡れそうだもん」
そう言うとルルは、綱を手で手繰りながら進み出した。
「待ってよお姉ちゃん……置いてかないでよ……」
ルルは既に橋の三分の一を渡っていた。そこで進むのを止めると、下を見ては「高い!」と声を上げて喜んでいる。
「この綱すごく頑丈だよ! ほら!」
その言葉と同時に、なんとルルは一本の綱の上で跳ね出した。掴んでいる物も綱しかないと言うのに、何でそんなことが出来るのかナナには理解し難かった。
「分かった……! 分かったからもうジャンプしないで!」
何度も何度も綱の上で跳ねるルル。その度にボロボロの床からは木くずが沢山落ちていき、跳ねれば跳ねるほど、綱は音を立てて軋んでいる。
いつ川に落ちてしまうのかと思うと、心臓が縮み上がる思いだ。
「ねえやめようよぉ……戻って来てよぉ……」
恐らく川に落ちれば死んでしまうだろう。流れもすごく早いし、水深も深そうだ。
大きな川やプールで泳いだことがない姉妹は、全く泳げないと思う。泳いだことが無いからなんとも言えないが……。
「本当に大丈夫だって! ほら、もう半分まで来ちゃった!」
ルルは本当に橋の半分まで到達していた。多分、ナナが何を言ったって聞かないだろう。それどころか、橋を渡りきったら一人で洞窟に入ってしまうのでは無いだろうか。「すぐ戻る!」と言って、一時間は帰ってこない未来が容易に伺える。
「わ、分かったよ……ナナも行く……」
綱渡りをするのも、こんな所に一人で置いていかれるのも嫌だ。
どっちが良いかなんて決められない。それでも、ナナも洞窟が見に行きたいからと言ってここまで来た。そう思うと綱渡りをした方が良いのでは? と、ルルのせいですっかり麻痺してしまった感覚を頼りに考えついたのだった。
「はーい! はやくはやくー!」
ルルはとっくに綱を渡りきりそうな勢いだ。それを目で追いながら、ナナもゆっくりと綱に手をかけ足をかけた。想像以上に不安定で、気を抜くとあっという間にひっくり返ってしまいそうだ。
「こ、怖い……」
絶対に下は見ない。それでも下にどんな景色が広がっているのかは知っているので、恐怖心は尽きない。プルプルと震える手に力を込めて、横歩きに綱を渡っていく。
しかしコツを掴むと、すんなりと進むようになった。想像以上に硬くてしっかりしている綱で、ナナの体重では全く軋む様子は伺えない。
恐怖心はあるが、早く辿り着こうとスピードを上げて進む。
「わーい! 着いたー!」
一足先にあちら側の崖に辿り着いたルルが、歓喜の声を上げながら手を振っている。
もちろんナナは手を振り返すことなど出来ない。それどころか、今は神経を張り巡らせているので声を掛けて欲しくなかった。
それでもゆっくりと綱を渡っていく。手には段々と汗が滲んできた。それが滑りそうな材料となり、より強い力で綱を握る。
やっと半分まで進んで来たようだ。あと残り半分を渡ればゴール。早く渡りきってしまおうと、進む足を早める。
すると、突如右手が空を切った。背筋を氷でなぞられたような感覚が走り、上体が前へと落ちて行く。
やばい、落ちる。そう思い、慌てて左手の力を強めて目を閉じた。
「うえっ……」
右手は何も掴めていないが、左手で押さえた綱が丁度ナナの首元に引っ掛かり、一瞬だけ息が出来なくなった。どうやら助かったらしい。
「ナナ! 大丈夫!?」
遠くからルルの声が聞こえる。右手で綱をしっかり掴んで、首を綱から離す。
「けほっけほっ……」
首を離しても、まだ首に違和感があった。その調子で上体を起こそうと両手に力を込める。だがナナのか弱い力だけでは、身を起こすことは出来ずに、綱の上で前かがみになっている。
「ナナ! 今助けに行くから!」
そんな声が聞こえると、綱が上下に揺れ出した。ルルがこちらへと向かって来たのだ。
「うぅ……もう無理……」
力を込めている手がプルプルとする。そして何より、この体勢でいると嫌でも下に流れている川が見えてしまう。体力的にも精神的にも限界ギリギリだ。
すると、体がフワッと浮く感覚。また嫌な予感がしたが、今回は両手と両足はしっかりと綱を捉えている。
「ナナ! 大丈夫!?」
ルルが襟首を掴んで持ち上げてくれたのだ。そのおかげで、ナナの体勢は元に戻った。
「し、死ぬかと思った……」
「私もヒヤッてしたよ~」
お互いにそんな会話を交わすと、顔を合わせて頷いた。
「あと少しだから頑張ろ!」
「う、うん……!」
ルルに励まされて、ナナは力強く頷いた。今度はルルの横顔を見ながら、ゆっくりと綱を渡っていく。
それからは特に危ない場面もなく、二人は綱を渡りきった。
綱から手を離すとジンジンと痺れた。力を入れすぎて血が止まっていたようだ。その感覚が、生きて綱を渡りきったのだと、改めて痛感させてくれたのだった。
これではまるで、洞窟側の崖まで綱渡りをするようなもんじゃないか。
しかも、ルルは手をプルプルとさせながら頑張ってバランスを取っているようだ。それでもルルは、怖がる素振りを見せることはない。
「お姉ちゃん、怖くないの?」
崖の下には大きな川が大きな音を立てて流れているというのに、ルルは真剣な表情で綱に足を掛けている。
「全然大丈夫だよ! ナナもはやくおいでよ!」
そんなことなど出来る訳がない。なんでルルはそんなに怖くないのだろうか。その精神力が逆に怖い。
「無理に決まってるよ……」
しかしナナの足は、ゆっくりと橋の方へと歩いていた。
一人にしないで。その気持ちがナナの背中を押している。
「無理じゃないよ! こうやったら私も渡れそうだもん」
そう言うとルルは、綱を手で手繰りながら進み出した。
「待ってよお姉ちゃん……置いてかないでよ……」
ルルは既に橋の三分の一を渡っていた。そこで進むのを止めると、下を見ては「高い!」と声を上げて喜んでいる。
「この綱すごく頑丈だよ! ほら!」
その言葉と同時に、なんとルルは一本の綱の上で跳ね出した。掴んでいる物も綱しかないと言うのに、何でそんなことが出来るのかナナには理解し難かった。
「分かった……! 分かったからもうジャンプしないで!」
何度も何度も綱の上で跳ねるルル。その度にボロボロの床からは木くずが沢山落ちていき、跳ねれば跳ねるほど、綱は音を立てて軋んでいる。
いつ川に落ちてしまうのかと思うと、心臓が縮み上がる思いだ。
「ねえやめようよぉ……戻って来てよぉ……」
恐らく川に落ちれば死んでしまうだろう。流れもすごく早いし、水深も深そうだ。
大きな川やプールで泳いだことがない姉妹は、全く泳げないと思う。泳いだことが無いからなんとも言えないが……。
「本当に大丈夫だって! ほら、もう半分まで来ちゃった!」
ルルは本当に橋の半分まで到達していた。多分、ナナが何を言ったって聞かないだろう。それどころか、橋を渡りきったら一人で洞窟に入ってしまうのでは無いだろうか。「すぐ戻る!」と言って、一時間は帰ってこない未来が容易に伺える。
「わ、分かったよ……ナナも行く……」
綱渡りをするのも、こんな所に一人で置いていかれるのも嫌だ。
どっちが良いかなんて決められない。それでも、ナナも洞窟が見に行きたいからと言ってここまで来た。そう思うと綱渡りをした方が良いのでは? と、ルルのせいですっかり麻痺してしまった感覚を頼りに考えついたのだった。
「はーい! はやくはやくー!」
ルルはとっくに綱を渡りきりそうな勢いだ。それを目で追いながら、ナナもゆっくりと綱に手をかけ足をかけた。想像以上に不安定で、気を抜くとあっという間にひっくり返ってしまいそうだ。
「こ、怖い……」
絶対に下は見ない。それでも下にどんな景色が広がっているのかは知っているので、恐怖心は尽きない。プルプルと震える手に力を込めて、横歩きに綱を渡っていく。
しかしコツを掴むと、すんなりと進むようになった。想像以上に硬くてしっかりしている綱で、ナナの体重では全く軋む様子は伺えない。
恐怖心はあるが、早く辿り着こうとスピードを上げて進む。
「わーい! 着いたー!」
一足先にあちら側の崖に辿り着いたルルが、歓喜の声を上げながら手を振っている。
もちろんナナは手を振り返すことなど出来ない。それどころか、今は神経を張り巡らせているので声を掛けて欲しくなかった。
それでもゆっくりと綱を渡っていく。手には段々と汗が滲んできた。それが滑りそうな材料となり、より強い力で綱を握る。
やっと半分まで進んで来たようだ。あと残り半分を渡ればゴール。早く渡りきってしまおうと、進む足を早める。
すると、突如右手が空を切った。背筋を氷でなぞられたような感覚が走り、上体が前へと落ちて行く。
やばい、落ちる。そう思い、慌てて左手の力を強めて目を閉じた。
「うえっ……」
右手は何も掴めていないが、左手で押さえた綱が丁度ナナの首元に引っ掛かり、一瞬だけ息が出来なくなった。どうやら助かったらしい。
「ナナ! 大丈夫!?」
遠くからルルの声が聞こえる。右手で綱をしっかり掴んで、首を綱から離す。
「けほっけほっ……」
首を離しても、まだ首に違和感があった。その調子で上体を起こそうと両手に力を込める。だがナナのか弱い力だけでは、身を起こすことは出来ずに、綱の上で前かがみになっている。
「ナナ! 今助けに行くから!」
そんな声が聞こえると、綱が上下に揺れ出した。ルルがこちらへと向かって来たのだ。
「うぅ……もう無理……」
力を込めている手がプルプルとする。そして何より、この体勢でいると嫌でも下に流れている川が見えてしまう。体力的にも精神的にも限界ギリギリだ。
すると、体がフワッと浮く感覚。また嫌な予感がしたが、今回は両手と両足はしっかりと綱を捉えている。
「ナナ! 大丈夫!?」
ルルが襟首を掴んで持ち上げてくれたのだ。そのおかげで、ナナの体勢は元に戻った。
「し、死ぬかと思った……」
「私もヒヤッてしたよ~」
お互いにそんな会話を交わすと、顔を合わせて頷いた。
「あと少しだから頑張ろ!」
「う、うん……!」
ルルに励まされて、ナナは力強く頷いた。今度はルルの横顔を見ながら、ゆっくりと綱を渡っていく。
それからは特に危ない場面もなく、二人は綱を渡りきった。
綱から手を離すとジンジンと痺れた。力を入れすぎて血が止まっていたようだ。その感覚が、生きて綱を渡りきったのだと、改めて痛感させてくれたのだった。
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