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第5章 終わらない夜
母子の絆・4
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決して優しくはない声で何度も名前を呼ばれていた。無重力空間をゆらゆら漂うように未だ夢の世界を彷徨っていたシェリルは、遠くから聞こえてきたその声音に居心地の悪さを感じてむっと眉間に皺を寄せる。声から逃げるように身を捩ったものの、次の瞬間頬に響いた思ってもみない痛みによってそれ以上の夢を遮断され、シェリルは驚きと共に目を覚ました。寝起きにしてはあまりにも冴えた視界に見知った姿があった。
「まったく、いつまで寝てるのよ。一緒に戻ってきたくせに、あなたは随分ゆっくりしてるのね」
呆れたようにそう言って、リリスは最後にもう一度だけシェリルの頬をぺしんっと軽く叩いた。
「リ、リス?」
「さっさと起きなさい。皆が下で待ってるわ」
「ここ……月の宮殿?」
上半身を起こしてぐるりと周りを見回したシェリルに、リリスが隠しもせずに少し面倒くさそうな表情を浮かべたまま息を吐いた。そして、少し早口で話し始める。
「私たちはあの夢から戻ってきたのよ。あなたも見た通り、あの少年は救われたわ。でも私たちが本当に救うべき相手は他にいる、そうでしょう? 皆は下で今後について話し合ってるわよ。あなたもカインを救いたいと思うのなら、さっさと起きて。時間がもったいないわ」
母親が子供を叱るような厳しい口調で、リリスがシェリルを急きたてる。しかしそんなリリスをちらりと見ただけで、シェリルはすぐに視線を逸らして俯いた。
「私……カインを救いたいわ。……でも、解らないの」
魔剣フロスティアがディランの胸を貫いた時からずっと抱え込んでいた不安が、堰を切ったようにシェリルの口からぽろぽろと零れ落ちる。
ディランを救う事は出来た。けれど彼の心には、ルシエルの裏切りと言う悲しい傷が残ってしまったに違いない。そしてその傷跡を作ったのは、紛れもなくカインなのだ。
「あの時、ディランを殺したのは闇を纏う者だと思ったわ。闇を纏う者に操られたルシエルなんだって。……でも、違った」
鮮血の光景とそれを見据える淡いブルーの瞳を思い出して、シェリルが耐えるようにシーツをぎゅっと握り締める。
「ディランを殺したのは闇を纏う者でもルシエルでもない。あれは、カインだった。カインがディランを殺したの。誰よりもルシエルを慕っていたのに……どうして」
それ以上言葉を続ける事が出来ずに、シェリルはきゅっと唇を噛み締めた。
自分を射るリリスの鋭い視線を感じて、逃げるように目を閉じる。何を言われるのか解っていた。自分は弱いのだ。カインを理想化して、天界戦士と言うその本質をすっかり忘れてしまっていた。
躊躇いもなく剣を突き刺したカインを見た時、何を思ったのか。
――初めて見るカインの姿に、シェリルの体は震えていた。彼を別人だと思いたかった。けれどあの瞳の奥に煌いた温もりは確かにカインのもので、でもシェリルはそれを受け止める事が出来なくて。
『……シェリル』
ディランを殺した直後に、彼は懐かしい声でシェリルの名前を呼んだ。その続きは、今もシェリルの耳に届いては来ない。
「呆れた」
冷たいリリスの声に、シェリルの体がびくんと震える。
「あれだけカインを独り占めしてたくせに、あなたカインの事何も解ってないのね」
「……え」
「あの少年は心からカインを……いえ、ルシエルを慕ってた。新しい居場所を作ってくれたルシエルの為ならどんな事でも出来る。その彼がルシエルじゃなく、他の誰かの手によって死ぬ事を望むと思う? ルシエルでなければ彼は殺せない。ルシエルじゃなかったら、ディランには憎しみしか残らなかったわ。それをすべて知った上で、カインは彼を殺したのよ」
言われてシェリルが、はっと目を見開いた。もしもディランを殺したのがシェリルであったなら、彼はルシエルの役に立てなかった事を後悔しながら死んでいっただろう。体だけが消滅し、心は永遠に闇に捕われたままだったのかもしれない。……けれど。
「憎しみは残らなかったわ。……でも、悲しみが残った」
「あなたって本当に救いようがないわね。見てて苛々するわ」
再びしゅんと俯いたシェリルを見て、リリスがうんざりしたように大きく溜息をついて額に手をあてた。その様子に少しむっとしたシェリルが、項垂れていた頭を上げてリリスを睨みつける。
「あの夢でディランは悲しんでたじゃないっ。何度も裏切られて傷付いてたじゃない!」
「じゃあ聞くけど、あなたがその夢に入り込んだのはなぜ?」
「……え?」
ディランの死を目にして、怒りを抑えきれずに飛び掛ったシェリルを止めたのはカインの声だった。彼の青い瞳の奥にかすかな悲しみを見た瞬間、そのまま深い闇に落ちていった事をシェリルは鮮明に思い出す。最後までシェリルを見つめていた青い瞳が伝えたかった事を知る間もなく、闇に落ちディランの悪夢に迷い込んだ。
「……カインが。でも、どうして」
「あなたなら、彼を救えると思ったんじゃないの? 壊れてしまった母親も、闇を纏う者に捕われたルシエルも、彼の魂を導く事は出来ない。望まない剣を振るって闇から彼の体を解き放ったその後で、シェリル……あなたにディランを救ってほしかったんじゃないの?」
シェリルの中で渦巻いていた謎が、リリスの言葉で一気に吹き飛んだ気がした。ディランの言葉もカインの行動も、シェリルの中ですべてがひとつに繋がっていく。その先に自分がいたという事を知り、シェリルは心の奥がふわりと温かくなるのを感じて静かに目を閉じた。
ディランも、そしてカインも、シェリルという小さな人間を信じてくれていた。シェリルにとって二人の思いは何より強い力になる。
「カインを信じるというより先に、あなたはまず自分自身を信じなさい。でないと出せる力も出せないわ」
「……リリス。――――ありがとう」
零れ落ちそうになる涙を瞬きで止めて、シェリルがリリスを素直な瞳で見上げる。その真っ直ぐな視線から、今度はリリスが逃げるようにふいっと顔をそむけた。
「これで借りは返したわよ」
「借り?」
「……あなたを襲った事」
ぶっきらぼうにそれだけ言うと、シェリルの返事も待たずにリリスは部屋を後にする。少し荒く閉められた扉のこちら側では、シェリルがベッドに座ったまま淡い微笑を浮かべていた。
「素直じゃありませんね」
部屋を出てすぐにかけられた言葉にむっとして、リリスがくるりと後ろを振り返った。
「……ルーヴァ。いつからのぞき専門になったの?」
「たった今からですよ」
リリスの皮肉に怯む様子もなく笑顔で答えて、ルーヴァがシェリルのいる部屋の扉へ視線を流す。
「あなたがいつ手を出すか、内心ひやひやしてましたけどね」
「あら。あの子が泣き言ひとつでも零したら、遠慮なく引っぱたいてたわよ。結局カインを助けられるのはあの子しかいないんだし、こんな所でめそめそされてちゃ困るでしょ」
見事なブロンドの髪を指先で弄びながら強気に言うリリスを見て、ルーヴァが堪えきれずにくすくすと笑い出した。
「何よ」
「やっぱり素直じゃありませんね」
「今ごろ素直になったって気味悪いだけでしょ」
そっけなく言われ、ルーヴァは思案するように宙を見つめて再びリリスへ視線を戻す。と、にこりと微笑んで……。
「それもそうですね」
「……ちょっと。少しは否定しなさいよ」
「まったく、いつまで寝てるのよ。一緒に戻ってきたくせに、あなたは随分ゆっくりしてるのね」
呆れたようにそう言って、リリスは最後にもう一度だけシェリルの頬をぺしんっと軽く叩いた。
「リ、リス?」
「さっさと起きなさい。皆が下で待ってるわ」
「ここ……月の宮殿?」
上半身を起こしてぐるりと周りを見回したシェリルに、リリスが隠しもせずに少し面倒くさそうな表情を浮かべたまま息を吐いた。そして、少し早口で話し始める。
「私たちはあの夢から戻ってきたのよ。あなたも見た通り、あの少年は救われたわ。でも私たちが本当に救うべき相手は他にいる、そうでしょう? 皆は下で今後について話し合ってるわよ。あなたもカインを救いたいと思うのなら、さっさと起きて。時間がもったいないわ」
母親が子供を叱るような厳しい口調で、リリスがシェリルを急きたてる。しかしそんなリリスをちらりと見ただけで、シェリルはすぐに視線を逸らして俯いた。
「私……カインを救いたいわ。……でも、解らないの」
魔剣フロスティアがディランの胸を貫いた時からずっと抱え込んでいた不安が、堰を切ったようにシェリルの口からぽろぽろと零れ落ちる。
ディランを救う事は出来た。けれど彼の心には、ルシエルの裏切りと言う悲しい傷が残ってしまったに違いない。そしてその傷跡を作ったのは、紛れもなくカインなのだ。
「あの時、ディランを殺したのは闇を纏う者だと思ったわ。闇を纏う者に操られたルシエルなんだって。……でも、違った」
鮮血の光景とそれを見据える淡いブルーの瞳を思い出して、シェリルが耐えるようにシーツをぎゅっと握り締める。
「ディランを殺したのは闇を纏う者でもルシエルでもない。あれは、カインだった。カインがディランを殺したの。誰よりもルシエルを慕っていたのに……どうして」
それ以上言葉を続ける事が出来ずに、シェリルはきゅっと唇を噛み締めた。
自分を射るリリスの鋭い視線を感じて、逃げるように目を閉じる。何を言われるのか解っていた。自分は弱いのだ。カインを理想化して、天界戦士と言うその本質をすっかり忘れてしまっていた。
躊躇いもなく剣を突き刺したカインを見た時、何を思ったのか。
――初めて見るカインの姿に、シェリルの体は震えていた。彼を別人だと思いたかった。けれどあの瞳の奥に煌いた温もりは確かにカインのもので、でもシェリルはそれを受け止める事が出来なくて。
『……シェリル』
ディランを殺した直後に、彼は懐かしい声でシェリルの名前を呼んだ。その続きは、今もシェリルの耳に届いては来ない。
「呆れた」
冷たいリリスの声に、シェリルの体がびくんと震える。
「あれだけカインを独り占めしてたくせに、あなたカインの事何も解ってないのね」
「……え」
「あの少年は心からカインを……いえ、ルシエルを慕ってた。新しい居場所を作ってくれたルシエルの為ならどんな事でも出来る。その彼がルシエルじゃなく、他の誰かの手によって死ぬ事を望むと思う? ルシエルでなければ彼は殺せない。ルシエルじゃなかったら、ディランには憎しみしか残らなかったわ。それをすべて知った上で、カインは彼を殺したのよ」
言われてシェリルが、はっと目を見開いた。もしもディランを殺したのがシェリルであったなら、彼はルシエルの役に立てなかった事を後悔しながら死んでいっただろう。体だけが消滅し、心は永遠に闇に捕われたままだったのかもしれない。……けれど。
「憎しみは残らなかったわ。……でも、悲しみが残った」
「あなたって本当に救いようがないわね。見てて苛々するわ」
再びしゅんと俯いたシェリルを見て、リリスがうんざりしたように大きく溜息をついて額に手をあてた。その様子に少しむっとしたシェリルが、項垂れていた頭を上げてリリスを睨みつける。
「あの夢でディランは悲しんでたじゃないっ。何度も裏切られて傷付いてたじゃない!」
「じゃあ聞くけど、あなたがその夢に入り込んだのはなぜ?」
「……え?」
ディランの死を目にして、怒りを抑えきれずに飛び掛ったシェリルを止めたのはカインの声だった。彼の青い瞳の奥にかすかな悲しみを見た瞬間、そのまま深い闇に落ちていった事をシェリルは鮮明に思い出す。最後までシェリルを見つめていた青い瞳が伝えたかった事を知る間もなく、闇に落ちディランの悪夢に迷い込んだ。
「……カインが。でも、どうして」
「あなたなら、彼を救えると思ったんじゃないの? 壊れてしまった母親も、闇を纏う者に捕われたルシエルも、彼の魂を導く事は出来ない。望まない剣を振るって闇から彼の体を解き放ったその後で、シェリル……あなたにディランを救ってほしかったんじゃないの?」
シェリルの中で渦巻いていた謎が、リリスの言葉で一気に吹き飛んだ気がした。ディランの言葉もカインの行動も、シェリルの中ですべてがひとつに繋がっていく。その先に自分がいたという事を知り、シェリルは心の奥がふわりと温かくなるのを感じて静かに目を閉じた。
ディランも、そしてカインも、シェリルという小さな人間を信じてくれていた。シェリルにとって二人の思いは何より強い力になる。
「カインを信じるというより先に、あなたはまず自分自身を信じなさい。でないと出せる力も出せないわ」
「……リリス。――――ありがとう」
零れ落ちそうになる涙を瞬きで止めて、シェリルがリリスを素直な瞳で見上げる。その真っ直ぐな視線から、今度はリリスが逃げるようにふいっと顔をそむけた。
「これで借りは返したわよ」
「借り?」
「……あなたを襲った事」
ぶっきらぼうにそれだけ言うと、シェリルの返事も待たずにリリスは部屋を後にする。少し荒く閉められた扉のこちら側では、シェリルがベッドに座ったまま淡い微笑を浮かべていた。
「素直じゃありませんね」
部屋を出てすぐにかけられた言葉にむっとして、リリスがくるりと後ろを振り返った。
「……ルーヴァ。いつからのぞき専門になったの?」
「たった今からですよ」
リリスの皮肉に怯む様子もなく笑顔で答えて、ルーヴァがシェリルのいる部屋の扉へ視線を流す。
「あなたがいつ手を出すか、内心ひやひやしてましたけどね」
「あら。あの子が泣き言ひとつでも零したら、遠慮なく引っぱたいてたわよ。結局カインを助けられるのはあの子しかいないんだし、こんな所でめそめそされてちゃ困るでしょ」
見事なブロンドの髪を指先で弄びながら強気に言うリリスを見て、ルーヴァが堪えきれずにくすくすと笑い出した。
「何よ」
「やっぱり素直じゃありませんね」
「今ごろ素直になったって気味悪いだけでしょ」
そっけなく言われ、ルーヴァは思案するように宙を見つめて再びリリスへ視線を戻す。と、にこりと微笑んで……。
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