告白出来なかったあの頃 詩集

娘のように

娘のように

貴方のことが気にかかる

娘のように

貴方の未来に思いを馳せる

娘のように

これからの貴方が幸せであって欲しい



強く握れば折れそうな程に

繊細で白く官能的な手が

没頭している時の真剣な眼差しと

長く艶やかなまつ毛

薄紅の閉じた唇が

笑顔になる瞬間がとても愛らしい

長い髪をまとめて見せるうなじに

若い色気を感じて



下心が無いなんて言うのは

もちろん嘘だ

親しい仲になんてなれないことは

十分わかっている

それでも君の傍に居たいんだ

いつまでも君の笑顔を見ていたいんだ



我が子を見守る親のように

暖かく見守っている

それだけで満足だ

父親に相談するように

不安な時は話をして欲しい

いつでも時間を作って聞く準備をするよ