告白出来なかったあの頃 詩集

杉 孝子

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告白

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あなたの見つめる先に
わたしは映らない

あなたの求める指先に
わたしは存在しない

あなたの描く未来に
わたしの居場所はない

あなたを思うと胸が締め付けられる
あなたへの想いは募るのに

なぜ好きな人に好きと言えないのか
なぜ愛している者に愛を伝えられないのか

その気持ちは痛みとなって私の胸を締め付ける
素直に自分の気持ちを伝えられたなら
どんなに楽だろう

人を好きになることは
悪いことでもないはずなのに

でも何故かあの人を前にすると
戸惑ってしまう

何故、何故
好きな気持ちを素直な気持ちで好きと言えないのか

何故に戸惑うのか
何故に恐れるのか

気取ることも装う必要もなく
自然な気持ちで伝えられたなら

あなたを愛していると・・・
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