告白出来なかったあの頃 詩集

杉 孝子

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愛の詩

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愛の言葉をいくら並べて書いても

決してあの人のもとへは届かない

机の奥深くに溜まるだけだから



彼女は知らない

愛の詩を書き連ねていることを



答えてもくれない

届きもしない



鳥のように彼女の元へ飛んでいくものでもないし

僕だけが想いを綴るだけだから



会いもしない

話もしない



彼女を見ているだけの僕だから

決してわかりはしない

伝わりもしない



僕の愛の言葉



この僕の命続く限り

君への愛の詩歌い続けたい



辛い時も楽しい時も

君への想いは変わらない



街が静まり返り

人々が夢の中をさまよっているその時も

僕は君への詩を創る



この胸に響く想いを言葉にして

高鳴る気持ちを言葉にして



これこそが僕の愛なんだ

真実の愛を

君に届くことも無い詩を歌い続けよう

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