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あれが恋だったかもしれない

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あなたと逢ってから全てが変わってしまった

今までは自分中心の世界だった

私の瞳に映る君の笑顔

優しく語り掛ける言葉に

あの時、新しい世界に踏み込んだ気がした

あれが恋なのだろうか

騒めく胸にいつも苦しんだ

何人かで遊びにも行ったり

プライベートを話したりもした

それでももう一歩が踏み出せなかった

あれが恋だったのだろうか

あなたの事を想いながら

あなたに気に入られるようとする

あなたをいつも見ていた

近くから遠くから

でも本当の気持ちを伝えられなかった

抱き締めることも

口づけを交わし合うことも無いまま

人生の別れが訪れてしまった

あれが恋だったかもしれない

叶わないことを知りながら

今もあなたのことが忘れられない

何も残らない恋だからこそ

いつまでも想い続けてしまう

あの時、『いい人』のままで終わらなければ

あなたに嫌われても気持ちを伝えていたら

忘れられたかもしれないのに

すべてを過去に追いやることもできたのに

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