告白出来なかったあの頃 詩集

杉 孝子

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眠り

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このまま眠ってしまいたい

あなたの夢を見続けながら



たとえ永遠に目覚めない眠りでも

あなたと逢って居られるなら

このままでいい



私は弱いのかしら

私はこの世に未練がないのかしら



あなたと誰を比べればいいの

あなたにかなう人などいないわ



そうよあなたは私の中で

大きく大きく

とても大きくなってしまった



いまさらあなたを忘れてしまうなんて

そんなことできやしない



誰もが私を変な目で見るの

早く目を覚ませというの



あの人たちには分からないわ

私の気持ちなんて



だって私にさえ自分の本当の気持ちが

わからないんですもの



ただはっきり言えるのは

今もあなたの夢を見るの

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