好きな子に告白も出来ない男の童貞卒業物語

杉 孝子

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我慢できません

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 彼女も、俺の前に片膝を立てて座る。俺の脚をこころもち開けた後、手にボディーシャンプーを付けて、両手であそこを洗い出した。彼女のシャワー姿を見て、半立ちだったあれが一気に起った。
 
 間近で裸を見たのも今日が初めて、女の子に体を洗われるのも今日が初めて、これからどんな体験ができるのか、興味があった。丁寧に下半身を洗うと、シャンプーをシャワーで流す。もう一度ボディシャンプーを手に取ると、また同じところを洗い出した。

 俺はこんなくらいで射精したら駄目だと思ったが、意外と大丈夫だった。下半身を洗っていた彼女の手が、いきなり尻の方へ動き、穴の周りを洗い出した。

 彼女は俺の顔を見て、

「どう。こそばい」と聞いた。

 下半身を彼女に優しく洗われて、気持ちいいのとこそばかったのは確かだ。

 充分洗った後、シャワーでシャンプーの泡を洗い流した。

 彼女は、俺の充分に立っている一物を片手で支えると、いきなり口に咥えた。余っている方の手は、尻の敏感な部分を行ったり来たりしている。

 俺は感動していたかもしれない。これがフェラチオかと。独占欲だったのだろうか。俺の前に跪き、汚い部分であるところを口にしている。見ず知らずの女が、さっき会ったばかりの女が。

 彼女は上目使いで、唾の音をくちゅくちゅ立てながら、俺の一物をしゃぶっている。そんな時、男は空いている両手をどうするのだろう。俺は困ってしまった。ビデオなら、女の頭を押さえたりしていたが、いきなりそこまで出来なかった。困った末、彼女の胸に触れた。女の胸は、なんて弾力があるのだろう。俺のペニスは、さっきから立ちっぱなしだった。

 椅子でのフェラチオが終わると、もう一回シャワーで洗い、彼女も口をすすいだ。

「緊張してるの?」彼女はオレの行動がぎこちなかったのか、笑いながら言った。

「入ってくる時は緊張してたけど、今はしてない」俺も笑い返した。

 再び浴槽に浸かるよう促され、俺が入ると彼女も一緒に入ってきた。

 向かい合う形で、一つの浴槽に浸かった。

「寒くない?」彼女は俺の下半身を愛撫しながら云った。

「俺、熱い風呂はのぼせるからあかんねん」

「エアコン効いてるから、大丈夫やね」同意を求めて俺が頷くと彼女は仕事を再開した。

 俺の臀部に下から両手を差し入れて、下半身を水面すれすれまで持ち上げ、またもやフェラチオを再開した。

 ソープランドに来る前は、フェラチオなんてやられたら、すぐに射ってしまうと思っていたが、緊張していたのか、片想いの生田さんのことを思っていたのか、フェラチオでは、イクことはなかった。

 会社の3つ下の女性社員に片想い中で、彼女が好きでどうしようもなかった。彼女に付き合ってくれとも言えない自分の勇気のなさ、女の子と話す事も出来ない自分、そんな自分が嫌だった。やけになっていた。
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