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「女は労働力としては役に立ちませんから価格も安く。生理が来るまでは妊娠も出来ず性奴隷にしかできません。だから、生理前の女奴隷は安いんです。飼育にもお金が掛かりますし。稀に黒魔術の生贄とかにもなるケースもあるようですが、殆どは売春婦などの性処理に使われます。私の様に妊娠能力があり孕まされる目的で買われた奴隷は利用価値があるうちは捨てられ難いので、むしろ有り難いんです」

 蘭は淡々と武雄に説明する。

 武雄はコーヒーを飲んで小さく呟く。

「俺も生まれたのが男なら要らないからバイヤーに売るか・・・20万位では売れるだろ」

 興味なさそうにそう言った武雄に蘭は笑顔で頷いた。

「それがいいですね。新しく奴隷を仕入れる資金になりますし、生活の足しにもなります。お金の心配はお父さんの場合は不要でしょうけど」

 蘭は自分が産む事になる赤ん坊の話をしているのに冷静で素っ気ない。

 その様子から奴隷としての肝の座り方が違うのが分かった。

 そうこうしているとモニターに映っていた幼女が断末魔の悲鳴を上げて尻の穴から勢い良く水を吹き出す。

 しばらく噴水の様になった後で幼女はその場に座り込み大声で泣き出した。

「あら、予想より早かったですね。もっと肛門の括約筋を鍛えさせないと締まりが悪そう・・・それでは後処理に行ってきますので、お父さんは終わった頃にお越しください」

 蘭はにっこりと微笑んでまた地下室へと戻って行く。

「締まりが悪そう・・・か。本当に蘭はいつでも俺の性処理の心配をしてくれるとは可愛い奴だ」

 武雄はそう言って蘭の入れたコーヒーを啜った。



 バケツとモップなど片付ける道具を持って漏らした幼女の所に行くと、蘭を見た幼女が顔を青ざめさせながら謝ってきた。

「ごめんなさい!」

 蘭はにっこりと微笑んで幼女の頭を優しく撫でる。

「大丈夫よ。初めてだもの仕方ないわ」

 蘭の優しい声にほっとしたのか幼女は安堵の息を漏らす。

「でも、約束を守らなかったお仕置きはきついから覚悟しておきなさい」

 まさに天国から地獄。幼女はお仕置きと聞いて絶望の表情を浮かべ下を向く。

 蘭は幼女に雑巾を渡し床を掃除するよう言うと、幼女は泣きながら自分の体から出た液体と固形物をバケツに入れていく。

「・・・終わりました」
「そう。なら、体を洗って上げるからこっちに来なさい」

 全て片付け終えると蘭は地下室に作られた風呂場に幼女を連れて行く。

 風呂場にはシャワーヘッドに繋がるホースの横に複数のホースがあり、先に穴のある金属の尖った器具が付いている。
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