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第九話 再び、月夜の湖畔にて 3
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湖でルイ様から愛の告白を受けて数日。
「ふぅ……よし!」
麗らかな朝、私はルイ様の部屋の前で気合を入れて頬をペチンと叩いた。
こうして気合いを入れなくては、最近のルイ様の目覚めをお手伝いすることができない。
「お、おはようございます! ルイ様、朝ですよー!」
私は努めて明るい声でルイ様のベッドへ近付くと、ベリッと布団を剥いだ。
「んぐぅぅ……」
途端にキラキラと輝くルイ様の寝顔が襲いかかってくる。
はあ……はあ……まだよ、これはほんの第一波。まだこれからが本番……耐えるのよ、アリエッタ。
ご自身の腕を枕にしながら横向きで眠るルイ様は僅かに胸元がはだけていて、すっかり雄々しくなった厚い胸板がこんにちはしている。最近は兵に混じって剣の鍛錬もしているルイ様。しっかりと引き締まった体躯は、お着替えを手伝うときに眩しすぎて目のやり場に困っている。
視線をルイ様のご尊顔に向ける。サラリと顔にかかるように流れる黒髪は艶やかで、まつ毛も長くてフサフサだ。
「う……ん、アリエッタ……?」
「お、おはようございます」
ギュッと眉間に皺を寄せたルイ様が、うっすらと目を開けて掠れた声で私の名を呼ぶ。恐る恐る顔を覗き込むように挨拶をすると、私を視界に入れたルイ様はふにゃりと表情を緩めた。
「ああ……おはよう。愛しいアリエッタ」
「んぎゅぅう……っ!」
眩しい! 笑顔が眩しすぎて目が焼けるわ!
死ぬ! 朝からルイ様に殺される!
まだ寝ぼけて微睡んでいるルイ様は隠しきれない色気をムンムン醸し出している。ルイ様は湖で想いを打ち明けて吹っ切れたこともあって、隙あらばこうして愛を囁いてくる。
私はベッドサイドに崩れ落ちて呼吸を整えた。
ひい……ひい……もたない、心臓がもたない!
「ん……大丈夫か? アリエッ……おわっ」
「ぎゃっ! ちょ、ルイ様、気をつけて――」
ベッドサイドに蹲る私を心配したルイ様は、寝ぼけたままベッドから覗き込むように顔を出して――そのまま体勢を崩して私の上に降ってきた。
「いたた……ちょっと、ルイさ……ま……」
「う……いてて、すまない。アリエッ……」
鈍い痛みに苦言を呈そうと目を開けると、鼻を掠めるほどの距離にルイ様の端正なお顔が。ルイ様もようやく頭が覚醒したようで、こぼれ落ちそうなほどに目を見開いている。
ヒィィィィィッ! あ、かっこいい……
瞬きすらできず、直近で煌めくルイ様の金色の瞳に吸い込まれそうになる。
時間が止まったようにお互い動けずに硬直していると、コンコンッと扉をノックする音がした。
私たちはビックゥゥと二人して飛び上がって、床に並んで正座をしてピシッと背筋を伸ばした。
「ルイス様? 大きな物音がしましたが……如何なさいましたか?」
「ウェ、ウェインか。大丈夫だ、少し躓いて物を落としてしまった」
「そうでしたか。朝食の準備が整っておりますので、食堂までお越しくださいね」
「わ、分かった」
ウェインさんの足音が遠ざかり、私たちは盛大なため息を吐いた。
「び、びっくりした……もうっ! ルイ様のせいですよ!」
「むう……すまない。寝ぼけていたのだ。それに、アリエッタが側にいるだけで心が弾むのだから仕方があるまい」
「んぎゅぅぅ……ほんと、そういうところですよ!」
私は素直すぎるルイ様の言葉にガバッと両手で顔を覆う。
ああ、もう! 顔が熱い……
指の隙間からチラッと睨んでみせても、ルイ様は何処か嬉しそうに頬を緩ませている。
「な、なんですか……?」
「いや、余のことを考えて顔を赤らめているのだと思うと嬉しくてな。ふっ、可愛いな」
「もう……本当……そういうとこ……」
私の顔にかかった髪を指で掬って遊ぶルイ様は、愛おしそうに目を細めて私を見つめている。
私は再び両手で真っ赤になった顔を覆ったのだった。
◇◇◇
「「はぁ……」」
「なんだ二人して、辛気臭いぞ」
その日の夜、温かい飲み物でもいただこうかと厨房を覗いたら、バッタリとミーシャお姉様に出くわした。
お姉様秘蔵のワインを注ぎ合い、「お疲れ様」と乾杯をしてしばらく、私たち二人は深いため息をついてテーブルに突っ伏していた。
頭上から降ってくるのはマルディラムさんの呆れた声。
私はここしばらくルイ様の甘い囁きに心身ともに疲弊しきっている。だってルイ様ったら、人目も憚らず「可愛い」とか「愛している」って言ってくるのだもの!
そりゃあ嬉しいけど、それ以上に恥ずかしくて逃げ出したくてたまらない。
ゆっくり向き合う時間が欲しいとは言ったものの、ルイ様に遠慮がなさすぎて結局翻弄されっぱなしである。
私の事情はそんなところなのだけど……
同じく隣で突っ伏すミーシャお姉様に視線を移す。
「お姉様も何かお悩みですか?」
私の問いにビクリとお姉様の肩が跳ねる。
ゆっくりと顔を上げたお姉様の目は潤んで、頬は仄かに桃色に染まっていて、めちゃくちゃに可愛い。
「キュンッ」
「何をやっているのだ」
ミーシャお姉様の愛らしさにときめく胸を押さえていると、またマルディラムさんが呆れた声を出した。
「そ、そうね……うん、そう、ちょっと覚悟が決まらなくて悶々としてただけよお」
「ん? 覚悟?」
一体何の覚悟だろう?
首を傾げる私に対して、頬に手を当てて色っぽいため息を吐くお姉様。
「もう本当に……急に優しくなったり、距離感が近くなったり……はあ、私ばっかりドキドキしちゃって悔しい……! なんであんなに余裕なのよお……」
お姉様はブツブツと聞き取れない声量で何やら呟いては両手で顔を覆ってジタバタと足を動かしている。
そして、ピタリと静かになったかと思うと、ゆっくりと両手を下ろして私をジッと見つめてきた。
「アリエッタちゃんは最近どうなの? ルイス様の猛攻にタジタジって感じ?」
「ひえっ……お、おっしゃる通りです……」
隠すまでもなく、ルイ様の言動は場所を選ばずのことなので、城内の全員が知るところとなっている。
ルイ様はそんなこと気にする素振りもなく、私だけを真っ直ぐに見てくれている。
「うふふっ、ルイス様ったら、日に日に男らしくなっているものねえ。アリエッタちゃんも大変ねえ」
「そう、そうなんですぅぅぅ! ルイ様がカッコ良すぎてつらい……」
額をテーブルにグリグリ擦り付けながら泣きつくと、ミーシャお姉様は色っぽい吐息を漏らした。
「そうよねえ……ルイス様もすっかり吹っ切れちゃって、アリエッタちゃんのことが大好きだって隠す様子もないんだもの。あれだけ実直に気持ちを向けられたら戸惑っちゃうわよねえ」
「そうなんですぅぅぅ!」
私の気持ちを代弁するようなミーシャお姉様の言葉が身に沁みる。
そうなのだ。ゆっくり気持ちの整理をする暇もないぐらいにルイ様が愛情を注いでくださるものだから、受け止めきれずに溺れてしまいそうなのだ。
「アリエッタちゃんはルイス様に『愛している』って言われてどう感じているの?」
「へっ⁉︎ そ、そりゃ……嬉しいですけど……胸がむず痒くって、キュウッて苦しくって、とにかく……混乱してしまいます」
「うふふ、そお」
ルイ様のお顔を思い浮かべて火照る頬を仰いでいると、マルディラムさんが静かに冷たい水を差し出してくれた。
昂った心と身体を落ち着けるように、ゆっくりと冷水で喉を潤す。
「もう、アリエッタちゃんの中で答えは出ていそうねえ」
「えっ」
微笑ましげな表情で私を見つめるミーシャお姉様。図星をつかれたように、ドキッと胸が高鳴った。
お姉様の言う通り、私はルイ様に気持ちを向けられて素直に嬉しく思っている。特別扱いされることが照れくさいけれど、嫌じゃない。
『ルイ様! アリエッタはルイ様のことを愛しておりますよ!』
いつからだろう。ルイ様に愛していると言い難くなったのは。
それはきっと、今までと今では『愛している』の質が違っているからで。
私はそのことを本当は自覚しているのに、気づいていないフリをしている。
――認めてしまったら、抑えてきた気持ちが溢れて爆発してしまいそうだから。
「うう……」
せっかく冷ました身体が再び熱を持ち始める。私は真っ赤になった顔を隠すために、再びテーブルに額を擦り付けた。
「うふっ、恋に悩める乙女ねえ」
お姉様、ハッキリ言わないでください。
春を迎えたら、ルイ様は成人を迎える。
その時までには、自分の気持ちとしっかり向き合って、受け止めよう。
「よおし! もう一杯飲んじゃうわよお!」
「わっ、お姉様⁉︎」
「はぁ……程々にな」
この日は夜更けまで三人で談笑しながら楽しく過ごした。
――そして季節は巡り、私にとって三度目の春が訪れる。
「ふぅ……よし!」
麗らかな朝、私はルイ様の部屋の前で気合を入れて頬をペチンと叩いた。
こうして気合いを入れなくては、最近のルイ様の目覚めをお手伝いすることができない。
「お、おはようございます! ルイ様、朝ですよー!」
私は努めて明るい声でルイ様のベッドへ近付くと、ベリッと布団を剥いだ。
「んぐぅぅ……」
途端にキラキラと輝くルイ様の寝顔が襲いかかってくる。
はあ……はあ……まだよ、これはほんの第一波。まだこれからが本番……耐えるのよ、アリエッタ。
ご自身の腕を枕にしながら横向きで眠るルイ様は僅かに胸元がはだけていて、すっかり雄々しくなった厚い胸板がこんにちはしている。最近は兵に混じって剣の鍛錬もしているルイ様。しっかりと引き締まった体躯は、お着替えを手伝うときに眩しすぎて目のやり場に困っている。
視線をルイ様のご尊顔に向ける。サラリと顔にかかるように流れる黒髪は艶やかで、まつ毛も長くてフサフサだ。
「う……ん、アリエッタ……?」
「お、おはようございます」
ギュッと眉間に皺を寄せたルイ様が、うっすらと目を開けて掠れた声で私の名を呼ぶ。恐る恐る顔を覗き込むように挨拶をすると、私を視界に入れたルイ様はふにゃりと表情を緩めた。
「ああ……おはよう。愛しいアリエッタ」
「んぎゅぅう……っ!」
眩しい! 笑顔が眩しすぎて目が焼けるわ!
死ぬ! 朝からルイ様に殺される!
まだ寝ぼけて微睡んでいるルイ様は隠しきれない色気をムンムン醸し出している。ルイ様は湖で想いを打ち明けて吹っ切れたこともあって、隙あらばこうして愛を囁いてくる。
私はベッドサイドに崩れ落ちて呼吸を整えた。
ひい……ひい……もたない、心臓がもたない!
「ん……大丈夫か? アリエッ……おわっ」
「ぎゃっ! ちょ、ルイ様、気をつけて――」
ベッドサイドに蹲る私を心配したルイ様は、寝ぼけたままベッドから覗き込むように顔を出して――そのまま体勢を崩して私の上に降ってきた。
「いたた……ちょっと、ルイさ……ま……」
「う……いてて、すまない。アリエッ……」
鈍い痛みに苦言を呈そうと目を開けると、鼻を掠めるほどの距離にルイ様の端正なお顔が。ルイ様もようやく頭が覚醒したようで、こぼれ落ちそうなほどに目を見開いている。
ヒィィィィィッ! あ、かっこいい……
瞬きすらできず、直近で煌めくルイ様の金色の瞳に吸い込まれそうになる。
時間が止まったようにお互い動けずに硬直していると、コンコンッと扉をノックする音がした。
私たちはビックゥゥと二人して飛び上がって、床に並んで正座をしてピシッと背筋を伸ばした。
「ルイス様? 大きな物音がしましたが……如何なさいましたか?」
「ウェ、ウェインか。大丈夫だ、少し躓いて物を落としてしまった」
「そうでしたか。朝食の準備が整っておりますので、食堂までお越しくださいね」
「わ、分かった」
ウェインさんの足音が遠ざかり、私たちは盛大なため息を吐いた。
「び、びっくりした……もうっ! ルイ様のせいですよ!」
「むう……すまない。寝ぼけていたのだ。それに、アリエッタが側にいるだけで心が弾むのだから仕方があるまい」
「んぎゅぅぅ……ほんと、そういうところですよ!」
私は素直すぎるルイ様の言葉にガバッと両手で顔を覆う。
ああ、もう! 顔が熱い……
指の隙間からチラッと睨んでみせても、ルイ様は何処か嬉しそうに頬を緩ませている。
「な、なんですか……?」
「いや、余のことを考えて顔を赤らめているのだと思うと嬉しくてな。ふっ、可愛いな」
「もう……本当……そういうとこ……」
私の顔にかかった髪を指で掬って遊ぶルイ様は、愛おしそうに目を細めて私を見つめている。
私は再び両手で真っ赤になった顔を覆ったのだった。
◇◇◇
「「はぁ……」」
「なんだ二人して、辛気臭いぞ」
その日の夜、温かい飲み物でもいただこうかと厨房を覗いたら、バッタリとミーシャお姉様に出くわした。
お姉様秘蔵のワインを注ぎ合い、「お疲れ様」と乾杯をしてしばらく、私たち二人は深いため息をついてテーブルに突っ伏していた。
頭上から降ってくるのはマルディラムさんの呆れた声。
私はここしばらくルイ様の甘い囁きに心身ともに疲弊しきっている。だってルイ様ったら、人目も憚らず「可愛い」とか「愛している」って言ってくるのだもの!
そりゃあ嬉しいけど、それ以上に恥ずかしくて逃げ出したくてたまらない。
ゆっくり向き合う時間が欲しいとは言ったものの、ルイ様に遠慮がなさすぎて結局翻弄されっぱなしである。
私の事情はそんなところなのだけど……
同じく隣で突っ伏すミーシャお姉様に視線を移す。
「お姉様も何かお悩みですか?」
私の問いにビクリとお姉様の肩が跳ねる。
ゆっくりと顔を上げたお姉様の目は潤んで、頬は仄かに桃色に染まっていて、めちゃくちゃに可愛い。
「キュンッ」
「何をやっているのだ」
ミーシャお姉様の愛らしさにときめく胸を押さえていると、またマルディラムさんが呆れた声を出した。
「そ、そうね……うん、そう、ちょっと覚悟が決まらなくて悶々としてただけよお」
「ん? 覚悟?」
一体何の覚悟だろう?
首を傾げる私に対して、頬に手を当てて色っぽいため息を吐くお姉様。
「もう本当に……急に優しくなったり、距離感が近くなったり……はあ、私ばっかりドキドキしちゃって悔しい……! なんであんなに余裕なのよお……」
お姉様はブツブツと聞き取れない声量で何やら呟いては両手で顔を覆ってジタバタと足を動かしている。
そして、ピタリと静かになったかと思うと、ゆっくりと両手を下ろして私をジッと見つめてきた。
「アリエッタちゃんは最近どうなの? ルイス様の猛攻にタジタジって感じ?」
「ひえっ……お、おっしゃる通りです……」
隠すまでもなく、ルイ様の言動は場所を選ばずのことなので、城内の全員が知るところとなっている。
ルイ様はそんなこと気にする素振りもなく、私だけを真っ直ぐに見てくれている。
「うふふっ、ルイス様ったら、日に日に男らしくなっているものねえ。アリエッタちゃんも大変ねえ」
「そう、そうなんですぅぅぅ! ルイ様がカッコ良すぎてつらい……」
額をテーブルにグリグリ擦り付けながら泣きつくと、ミーシャお姉様は色っぽい吐息を漏らした。
「そうよねえ……ルイス様もすっかり吹っ切れちゃって、アリエッタちゃんのことが大好きだって隠す様子もないんだもの。あれだけ実直に気持ちを向けられたら戸惑っちゃうわよねえ」
「そうなんですぅぅぅ!」
私の気持ちを代弁するようなミーシャお姉様の言葉が身に沁みる。
そうなのだ。ゆっくり気持ちの整理をする暇もないぐらいにルイ様が愛情を注いでくださるものだから、受け止めきれずに溺れてしまいそうなのだ。
「アリエッタちゃんはルイス様に『愛している』って言われてどう感じているの?」
「へっ⁉︎ そ、そりゃ……嬉しいですけど……胸がむず痒くって、キュウッて苦しくって、とにかく……混乱してしまいます」
「うふふ、そお」
ルイ様のお顔を思い浮かべて火照る頬を仰いでいると、マルディラムさんが静かに冷たい水を差し出してくれた。
昂った心と身体を落ち着けるように、ゆっくりと冷水で喉を潤す。
「もう、アリエッタちゃんの中で答えは出ていそうねえ」
「えっ」
微笑ましげな表情で私を見つめるミーシャお姉様。図星をつかれたように、ドキッと胸が高鳴った。
お姉様の言う通り、私はルイ様に気持ちを向けられて素直に嬉しく思っている。特別扱いされることが照れくさいけれど、嫌じゃない。
『ルイ様! アリエッタはルイ様のことを愛しておりますよ!』
いつからだろう。ルイ様に愛していると言い難くなったのは。
それはきっと、今までと今では『愛している』の質が違っているからで。
私はそのことを本当は自覚しているのに、気づいていないフリをしている。
――認めてしまったら、抑えてきた気持ちが溢れて爆発してしまいそうだから。
「うう……」
せっかく冷ました身体が再び熱を持ち始める。私は真っ赤になった顔を隠すために、再びテーブルに額を擦り付けた。
「うふっ、恋に悩める乙女ねえ」
お姉様、ハッキリ言わないでください。
春を迎えたら、ルイ様は成人を迎える。
その時までには、自分の気持ちとしっかり向き合って、受け止めよう。
「よおし! もう一杯飲んじゃうわよお!」
「わっ、お姉様⁉︎」
「はぁ……程々にな」
この日は夜更けまで三人で談笑しながら楽しく過ごした。
――そして季節は巡り、私にとって三度目の春が訪れる。
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