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第七話 変わりゆく日々 1
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「アリエッタ。何かほしいものはあるか?」
「え?」
春もうららな昼下がり、気候もいいので中庭でお勉強をと本を持って敷物の上に座る私たち。
春の日差しに屈して昼寝に興じているフェリックスの頭を撫でている時、ルイ様が真剣な顔で尋ねてきた。
「うーん、特にないですねぇ。今の私は幸せの絶頂ですので!」
そう言って満面の笑みで答えると、なぜかルイ様は頬を膨らませて視線を逸らしてしまった。思っていた答えではなかったらしい。
「本当に何もないのか? 遠慮しなくて良いのだぞ」
「ええっ、うーん……すぐには思い浮かばないですね。どうかしたのですか?」
顎に手を当て、首を傾げる私に期待の眼差しを向けるルイ様。そんなに見られると穴が空いてしまいますぞ。
「いや、その……もうすぐアリエッタが魔界に来て一年が経つだろう? 何か記念に贈り物をしたいと、思ってだな……」
モジモジと指を突きながら白状したルイ様が可愛すぎる! 拗ねたような、照れたような絶妙な表情がたまらん!
「ちゅき」
「ん?」
思わず溢れた本音にルイ様が首を傾げる。いいのです、聞き返さないでくださいませ。
「ふふ、もう一年が経つのですね。ルイ様のお気持ち、とっても嬉しいです」
「アリエッタには世話になっているからな、当然だ」
虚勢を張るルイ様だけれど、私を想ってのことだと分かるので心がぽかぽかと温かくなる。
「ああ、でしたら……ひとつ欲しいもの、と言いますかお願いがございます」
「そうか! なんだ? なんでも好きに求めるが良い!」
キラキラと期待を込めた眼差しがビシビシ突き刺さる。ブンブン尻尾を振るワンちゃんみたいで可愛い。好き。
「これからもずっと魔界に……ルイ様のお側に置いてください。私の願いはそれだけです」
「アリエッタ……もちろんだ。余はアリエッタが人間界に帰りたいと言っても、帰してやれる自信がない」
「ふふっ、そんな日は来ませんよ。私は今が人生で一番幸せなのですから」
「そ、そうか」
嬉しそうに、恥ずかしそうに頬を掻くルイ様。
頭をそっと撫でると、表情を緩ませてしばらく素直に撫でられてくれる。
けれど、ハッと我に帰ったルイ様はゴホンと咳払いをして憮然とした態度で腕を組んだ。けれども私の手を振り払おうとはしない。
「こ、子供扱いをするな。余も立派な男であるぞ」
「そうですねえ」
「お、おいっ! なんだ、その初孫を見るような温かい眼差しは!」
「キュウウ」
少しうるさくしすぎたようで、フェリックスが欠伸をしながら身体を起こした。
フェリックスも出会った頃は腕に収まる大きさだったのに、今では子馬ほどの大きさに成長している。
よく食べよく動き、翼もしっかりとしてきたので、最近では一生懸命空を飛ぶ練習をしている。
「起こしちゃった? ごめんなさいね。少し飛行訓練をしてからおやつにしましょうか」
「キュア!」
ググッと翼を伸ばしてやる気満々に立ち上がるフェリックス。私も立ちあがろうと手をついたところ、目の前にヌッと愛らしい手が伸びてきた。
「あ、ありがとうございます」
見上げると太陽を背にしたルイ様が優しい眼差しで私を見つめていた。ほんのり頬が熱を持つけれど、これは温暖な気候で少しのぼせてしまっただけ。そう言い訳をして差し出された手を取った。
ルイ様にグイッと手を引かれて立ち上がると、ついこの間まで見下ろしていた金色の瞳が、私の真正面で煌めく。
ルイ様はまた背が伸びた。今では私と変わらない背丈となってしまった。
無類の子供好きとしては少しの寂しさはあるけれど、毎日お世話をしているルイ様の成長は素直に嬉しい。けれど、やっぱりその成長速度は常人とは違いすぎて、毎日顔つきや表情が大人びていくルイ様に内心戸惑いを隠せないでいる。
「行こう、アリエッタ」
「……はい」
中庭で飛行訓練をしてしまうと、方向転換を誤ったフェリックスが植木に突撃してフェリックスも植木も傷ついてしまう。ウェインさんにそう相談したところ、兵の訓練場を貸してもらえることになったのだ。魔界は平和そのものだけれど、私が勇者一向に同行して乗り込んできたように全くの脅威がないわけではない。屈強な兵士たちが日々鍛錬に励んでいる。魔物同士のいざこざの解決にも一役買っているらしい。
訓練場を借りるのは兵士たちの昼休みの間。ちょうどそのタイミングでフェリックスが目覚めたので私たちはお城の東部に所在する訓練場に移動した。
「さあ、フェリックス。翼はもうほぐれたか? 今日も余が風で力を貸そう。安心して自由に飛んでみるといい」
「キュアッ!」
フェリックスは感謝の意を示すようにルイ様に頬擦りをすると、一気に上空に飛び上がった。コントロールは未熟だけれど、瞬発力が凄まじく、あっという間に小さくなっていく。
ルイ様は両手を広げて訓練場の風を支配する。万が一フェリックスが墜落した際には旋風を起こして受け止めることができるように注意を払っている。順調にビュンビュンと上空を楽しそうに旋回するフェリックスだけれど、その身体がバランスを崩してぐらりと傾いた。
「キュッ⁉︎」
「大丈夫だ。安心しろと言っただろう」
ルイ様は、焦ったように翼をバタつかせ、更にバランスを崩してグラグラ揺れるフェリックスに右手を掲げる。
遠くてよく見えないけれど、フラフラ揺れていたフェリックスの身体が安定したようで、再び旋回を始めた。風でフェリックスの身体を包み込み、バランスを取る助力をしたのだろう。
「お見事です。魔力操作もバッチリですね」
「アリエッタの指導の賜物だ」
謙遜するけれど、どこか得意げなルイ様。この一年で、魔法を行使することへの抵抗感はすっかりと無くなったようで、細やかな魔力操作には目を見張るものがある。これで真の力に目覚めていないのだというのだから末恐ろしい。
「本当に素晴らしいです。もう私に教えられることはないかもしれませんねえ」
「なっ……」
「え?」
春もうららな昼下がり、気候もいいので中庭でお勉強をと本を持って敷物の上に座る私たち。
春の日差しに屈して昼寝に興じているフェリックスの頭を撫でている時、ルイ様が真剣な顔で尋ねてきた。
「うーん、特にないですねぇ。今の私は幸せの絶頂ですので!」
そう言って満面の笑みで答えると、なぜかルイ様は頬を膨らませて視線を逸らしてしまった。思っていた答えではなかったらしい。
「本当に何もないのか? 遠慮しなくて良いのだぞ」
「ええっ、うーん……すぐには思い浮かばないですね。どうかしたのですか?」
顎に手を当て、首を傾げる私に期待の眼差しを向けるルイ様。そんなに見られると穴が空いてしまいますぞ。
「いや、その……もうすぐアリエッタが魔界に来て一年が経つだろう? 何か記念に贈り物をしたいと、思ってだな……」
モジモジと指を突きながら白状したルイ様が可愛すぎる! 拗ねたような、照れたような絶妙な表情がたまらん!
「ちゅき」
「ん?」
思わず溢れた本音にルイ様が首を傾げる。いいのです、聞き返さないでくださいませ。
「ふふ、もう一年が経つのですね。ルイ様のお気持ち、とっても嬉しいです」
「アリエッタには世話になっているからな、当然だ」
虚勢を張るルイ様だけれど、私を想ってのことだと分かるので心がぽかぽかと温かくなる。
「ああ、でしたら……ひとつ欲しいもの、と言いますかお願いがございます」
「そうか! なんだ? なんでも好きに求めるが良い!」
キラキラと期待を込めた眼差しがビシビシ突き刺さる。ブンブン尻尾を振るワンちゃんみたいで可愛い。好き。
「これからもずっと魔界に……ルイ様のお側に置いてください。私の願いはそれだけです」
「アリエッタ……もちろんだ。余はアリエッタが人間界に帰りたいと言っても、帰してやれる自信がない」
「ふふっ、そんな日は来ませんよ。私は今が人生で一番幸せなのですから」
「そ、そうか」
嬉しそうに、恥ずかしそうに頬を掻くルイ様。
頭をそっと撫でると、表情を緩ませてしばらく素直に撫でられてくれる。
けれど、ハッと我に帰ったルイ様はゴホンと咳払いをして憮然とした態度で腕を組んだ。けれども私の手を振り払おうとはしない。
「こ、子供扱いをするな。余も立派な男であるぞ」
「そうですねえ」
「お、おいっ! なんだ、その初孫を見るような温かい眼差しは!」
「キュウウ」
少しうるさくしすぎたようで、フェリックスが欠伸をしながら身体を起こした。
フェリックスも出会った頃は腕に収まる大きさだったのに、今では子馬ほどの大きさに成長している。
よく食べよく動き、翼もしっかりとしてきたので、最近では一生懸命空を飛ぶ練習をしている。
「起こしちゃった? ごめんなさいね。少し飛行訓練をしてからおやつにしましょうか」
「キュア!」
ググッと翼を伸ばしてやる気満々に立ち上がるフェリックス。私も立ちあがろうと手をついたところ、目の前にヌッと愛らしい手が伸びてきた。
「あ、ありがとうございます」
見上げると太陽を背にしたルイ様が優しい眼差しで私を見つめていた。ほんのり頬が熱を持つけれど、これは温暖な気候で少しのぼせてしまっただけ。そう言い訳をして差し出された手を取った。
ルイ様にグイッと手を引かれて立ち上がると、ついこの間まで見下ろしていた金色の瞳が、私の真正面で煌めく。
ルイ様はまた背が伸びた。今では私と変わらない背丈となってしまった。
無類の子供好きとしては少しの寂しさはあるけれど、毎日お世話をしているルイ様の成長は素直に嬉しい。けれど、やっぱりその成長速度は常人とは違いすぎて、毎日顔つきや表情が大人びていくルイ様に内心戸惑いを隠せないでいる。
「行こう、アリエッタ」
「……はい」
中庭で飛行訓練をしてしまうと、方向転換を誤ったフェリックスが植木に突撃してフェリックスも植木も傷ついてしまう。ウェインさんにそう相談したところ、兵の訓練場を貸してもらえることになったのだ。魔界は平和そのものだけれど、私が勇者一向に同行して乗り込んできたように全くの脅威がないわけではない。屈強な兵士たちが日々鍛錬に励んでいる。魔物同士のいざこざの解決にも一役買っているらしい。
訓練場を借りるのは兵士たちの昼休みの間。ちょうどそのタイミングでフェリックスが目覚めたので私たちはお城の東部に所在する訓練場に移動した。
「さあ、フェリックス。翼はもうほぐれたか? 今日も余が風で力を貸そう。安心して自由に飛んでみるといい」
「キュアッ!」
フェリックスは感謝の意を示すようにルイ様に頬擦りをすると、一気に上空に飛び上がった。コントロールは未熟だけれど、瞬発力が凄まじく、あっという間に小さくなっていく。
ルイ様は両手を広げて訓練場の風を支配する。万が一フェリックスが墜落した際には旋風を起こして受け止めることができるように注意を払っている。順調にビュンビュンと上空を楽しそうに旋回するフェリックスだけれど、その身体がバランスを崩してぐらりと傾いた。
「キュッ⁉︎」
「大丈夫だ。安心しろと言っただろう」
ルイ様は、焦ったように翼をバタつかせ、更にバランスを崩してグラグラ揺れるフェリックスに右手を掲げる。
遠くてよく見えないけれど、フラフラ揺れていたフェリックスの身体が安定したようで、再び旋回を始めた。風でフェリックスの身体を包み込み、バランスを取る助力をしたのだろう。
「お見事です。魔力操作もバッチリですね」
「アリエッタの指導の賜物だ」
謙遜するけれど、どこか得意げなルイ様。この一年で、魔法を行使することへの抵抗感はすっかりと無くなったようで、細やかな魔力操作には目を見張るものがある。これで真の力に目覚めていないのだというのだから末恐ろしい。
「本当に素晴らしいです。もう私に教えられることはないかもしれませんねえ」
「なっ……」
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