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第七話 チルと海と魔物 4
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「ふう、いっぱい食べて遊んだね」
「ん! 楽しかった」
「そう。よかった」
翌日も一日中無人島で遊び倒したレオンと僕は、二日目の夕方にようやく我が家へと帰還した。余程疲れたのか、倒れるようにベッドに突っ伏したレオンは、間も無く規則正しい寝息を立て始めた。
「――さて」
レオンの幸せそうな寝顔を見て自然と綻んだ頬を引き締めて、僕は再び外套を羽織った。
「少し行ってくるね」
レオンのふわふわの髪を撫で、僕は転移魔法を使った。目的地は、ザギルモンド王国。
人目につかない物陰に転移した僕は、認識阻害魔法をかけて城内を堂々と歩いていく。
城内の地図は以前目にして記憶していたので、迷わずに進んでいく。
まもなく、衛兵が二人警備する一際豪華な扉の前に到着した。認識阻害魔法により、衛兵二人は僕に気付かない。僕は二人の間を通って、扉に手を添えた。衛兵が立っているということは、部屋の主は中にいるということだ。
「『透過』」
僕は自らの身体を透明化して、するりと扉を通り抜けて室内へと侵入した。
「どっこいしょ。ふう、今日もあっさりと解決した、か。太古のクラーケン如きでは、大賢者の遊び相手にもならんとは……面白い」
豪奢なソファにデンッと腰掛けるガウン姿の中年男性は、ザギルモンド王国の国王ロスターだ。
「さてさて……次は何を仕組むとするか。砦周辺の魔物の活性化、クラーケンの解放……あの小僧は生意気にも多少の事件や事故では動かんからな」
ザギルモンド国王は、ワインが注がれたグラスを持ち上げ、手首を回してワインの香りを楽しみながら、悪巧みをするようにタプタプの顎肉で遊んでいる。
「やっぱり、ここのところザギルモンド王国からの依頼が多かったのは、自作自演だったんだね」
「な、だ、誰だ!」
国王の正面に立って声をかけると、彼はピョンと飛び上がってビクビク震えながら辺りを忙しなく見回した。
僕は認識阻害魔法を解除して、彼の前に姿を現した。
「お、お前……いや、あなたは大賢者殿ではないか」
僕を目にしてホッと息を吐いたザギルモンド国王は、下品な笑みを貼り付けながら手をこまねいた。
「取り繕わなくてもいいよ。聞いていたから」
「は……? な、なにを言っているのだね」
尚も言い逃れしようとするザギルモンド国王に、僕はニッコリ笑いかける。
「砦の一件から不思議に思ってはいたんだよ。あとから砦周辺を調べたら、魔物たちが押し寄せる前に魔寄せの草が燃やされた痕跡があった。それに、支援物資をギリギリにして窮地に陥るように操作していたんでしょう? 昨日のクラーケンだってそう。海底深くにいるはずのクラーケンがあんな浅瀬の島に住み着くなんておかしい。あえて封印されて力の弱まったクラーケンを解放することで、自分の国への被害は最小限に、僕への依頼の足がかりを作った。そう、全部僕への依頼を作るためにあなたが仕組んだんだ」
一息に言い切ると、もう言い逃れはできないと悟ったのか、ザギルモンド国王は貼り付けていた笑顔をスッと引っ込めた。
「ククク……そこまで分かっているのならば、話は早い。そうだ、私はお前を手中に収めたいと思っている。回りくどいことは終わりだ。どうだ? お前のその力、世界を支配するために使おうとは思わんか? 我が手駒となり、世界の覇権を握るために手を尽くすのだ」
「はぁ……ばっかじゃないの」
本性を表したザギルモンド国王には呆れて物も言えない。世界を支配? 世界の覇権を握る? たかが一国の王が何を傲慢な夢を抱いているのだろう。
「いいかい。世界を統べるには確かに力は必要だ。だけどね、世界の頂点に立つために一番必要なのは、世界をより良くしたい、人々の生活に安寧を与えたいと願う慈悲の心の深さだよ。僕は縁あって各界の神様と知り合いだけど、みんな自らが治める世界をより良いものにしようと民を守り続けている。ところが君はどうだ? 自分の私利私欲のために民を危険に晒し、強者の力を利用しようとしている。そんな愚かな男に統治は無理だ。さっさと退位でもすればどう?」
「ぐ……好きに言わせておけば不敬な奴め!」
ザギルモンド国王はギリリと歯を食いしばり、こめかみには血管が浮き上がっている。
「不敬も何もないよ。神が認める大賢者。その称号を手にした僕は、たかだか一国の王よりも上位の人間だからね。いいか? 今日は忠告をしに来たんだ。これ以上不要な騒ぎを起こすな。僕は依頼があれば対応するし、どの国を贔屓するつもりも傘下に降るつもりもない。悠々自適な生活が守られればそれでいい」
「ふん、世迷言を」
尚も反抗的な目をしているザギルモンド国王には、釘を刺しておく必要がありそうだ。
「――いいかい? 今ここであんたの息の根を止めることも、あんたの国を消滅させることだって造作もないんだよ。僕が忠告している間に考えを改めることだ」
「くそ……」
吐き捨てるように呟くザギルモンド国王だけれど、二の句を継げないようで黙り込んでいる。
「じゃあ、僕は帰るね。ああ、自作自演じゃない困りごとなら、今まで通り請け負ってあげるから」
僕は、「さよなら」と手を振ると、転移魔法で我が家へと戻った。
◇◇◇
チルが立ち去った後、ロスターは浅い呼吸をしながらその場に崩れ落ちた。
最後の忠告時、いつもにこやかで掴み所のない雲のようなチルが見せた冷たく鋭い視線。彼が言っていることが間違いではないことは、流石のロスターにも理解できた。けれども、たかだか齢十五の子供に遅れをとったことが、ロスターのちっぽけな誇りをぐちゃぐちゃに踏み潰した。
「く……生意気なガキめ! こうなったら……おい、誰かいないのか!」
ロスターはバァン! と勢いよく扉を開け、衛兵が驚き戸惑っている中、廊下に向かって叫んだ。
「どうされたのですか」
その時、廊下の向こうから文官のエリックが目を丸くしながら姿を現した。
これは都合がいい。ロスターは、今から用意させようと考えていたものを知る人物を捕まえたことに歓喜した。
「あれを持ってこい!」
「は……? あれ、とは」
察しの悪いエリックに、ロスターは苛立ちながら地団駄を踏む。
「あれと言ったらあれだ! 古の厄災を封じたという魔封じの壺! 最も危険なあれを持ってくるのだ!」
ロスターの言葉を聞き、エリックの顔からサァッと血の気が引いた。
「お、おやめください! あれは、先々代の賢者様がその身をとして封印した厄災……! 我らの手に負えるものではありません!」
「ええい! うるさい! 解放してやる礼ぐらいは聞くだろう! それに、『賢者』という存在を恨んでいるのならば都合がいい。あの生意気な小僧の息の根を止められるのは、もはやあれしか思いつかん!」
エリックは絶句した。今、目の前の男はなんと言ったのか。
たかだか自らの手に追えなかった一人の少年のために、世界を滅ぼしかねない厄災を解き放とうというのか。
「ククク……ああ、きっとうまくいく。そうだ、あのガキがいつも連れている小娘。そうだそうだ、あの小娘を殺してしまいばいい」
「なっ……⁉︎ 何をおっしゃいますか!」
「ククッ。無惨に殺された小娘の亡骸を前に、己の傲慢さと無力さに泣き崩れるがいい! そうだ、やはり小僧を殺すのは勿体無い。心を絶望に染め、今度こそ我が手中に収めるのだ」
ロスターの耳にはもはやエリックの言葉は届いていない。前々から強欲な王だとは思っていたが、まさかここまで愚かな男だったとは。
「よし、今すぐ解き放ってやろうと思っていたが、一晩考えればもっと良い案が浮かぶかもしれん。あの小僧が一番絶望し、心を殺す方法を。お前は明日の朝食後、あれを持って王座の間に来るように」
ロスターは不気味な笑みを浮かべながら、エリックに指示を出して自室へと消えていった。その後も立ち尽くしたままのエリックの耳には、時折妙案が浮かんで歓喜するロスターの不快な笑い声がこびりついていた。
「チル様……どうか、どうか、王の暴走を止めてください」
エリックは覚悟を決めたように顔を上げると、魔封じの壺が保管されている城の地下へと向かった。
自分が取りに行かず抵抗しようとも、最後には自ら壺を取りに行くに違いない。ならば、ここは指示通り明朝壺を差し出して、歴代最強と謳われる今代の大賢者の力を借りよう。
きっと、規格外の彼ならば、古の厄災にも打ち勝つことができる、そう信じて――
「ん! 楽しかった」
「そう。よかった」
翌日も一日中無人島で遊び倒したレオンと僕は、二日目の夕方にようやく我が家へと帰還した。余程疲れたのか、倒れるようにベッドに突っ伏したレオンは、間も無く規則正しい寝息を立て始めた。
「――さて」
レオンの幸せそうな寝顔を見て自然と綻んだ頬を引き締めて、僕は再び外套を羽織った。
「少し行ってくるね」
レオンのふわふわの髪を撫で、僕は転移魔法を使った。目的地は、ザギルモンド王国。
人目につかない物陰に転移した僕は、認識阻害魔法をかけて城内を堂々と歩いていく。
城内の地図は以前目にして記憶していたので、迷わずに進んでいく。
まもなく、衛兵が二人警備する一際豪華な扉の前に到着した。認識阻害魔法により、衛兵二人は僕に気付かない。僕は二人の間を通って、扉に手を添えた。衛兵が立っているということは、部屋の主は中にいるということだ。
「『透過』」
僕は自らの身体を透明化して、するりと扉を通り抜けて室内へと侵入した。
「どっこいしょ。ふう、今日もあっさりと解決した、か。太古のクラーケン如きでは、大賢者の遊び相手にもならんとは……面白い」
豪奢なソファにデンッと腰掛けるガウン姿の中年男性は、ザギルモンド王国の国王ロスターだ。
「さてさて……次は何を仕組むとするか。砦周辺の魔物の活性化、クラーケンの解放……あの小僧は生意気にも多少の事件や事故では動かんからな」
ザギルモンド国王は、ワインが注がれたグラスを持ち上げ、手首を回してワインの香りを楽しみながら、悪巧みをするようにタプタプの顎肉で遊んでいる。
「やっぱり、ここのところザギルモンド王国からの依頼が多かったのは、自作自演だったんだね」
「な、だ、誰だ!」
国王の正面に立って声をかけると、彼はピョンと飛び上がってビクビク震えながら辺りを忙しなく見回した。
僕は認識阻害魔法を解除して、彼の前に姿を現した。
「お、お前……いや、あなたは大賢者殿ではないか」
僕を目にしてホッと息を吐いたザギルモンド国王は、下品な笑みを貼り付けながら手をこまねいた。
「取り繕わなくてもいいよ。聞いていたから」
「は……? な、なにを言っているのだね」
尚も言い逃れしようとするザギルモンド国王に、僕はニッコリ笑いかける。
「砦の一件から不思議に思ってはいたんだよ。あとから砦周辺を調べたら、魔物たちが押し寄せる前に魔寄せの草が燃やされた痕跡があった。それに、支援物資をギリギリにして窮地に陥るように操作していたんでしょう? 昨日のクラーケンだってそう。海底深くにいるはずのクラーケンがあんな浅瀬の島に住み着くなんておかしい。あえて封印されて力の弱まったクラーケンを解放することで、自分の国への被害は最小限に、僕への依頼の足がかりを作った。そう、全部僕への依頼を作るためにあなたが仕組んだんだ」
一息に言い切ると、もう言い逃れはできないと悟ったのか、ザギルモンド国王は貼り付けていた笑顔をスッと引っ込めた。
「ククク……そこまで分かっているのならば、話は早い。そうだ、私はお前を手中に収めたいと思っている。回りくどいことは終わりだ。どうだ? お前のその力、世界を支配するために使おうとは思わんか? 我が手駒となり、世界の覇権を握るために手を尽くすのだ」
「はぁ……ばっかじゃないの」
本性を表したザギルモンド国王には呆れて物も言えない。世界を支配? 世界の覇権を握る? たかが一国の王が何を傲慢な夢を抱いているのだろう。
「いいかい。世界を統べるには確かに力は必要だ。だけどね、世界の頂点に立つために一番必要なのは、世界をより良くしたい、人々の生活に安寧を与えたいと願う慈悲の心の深さだよ。僕は縁あって各界の神様と知り合いだけど、みんな自らが治める世界をより良いものにしようと民を守り続けている。ところが君はどうだ? 自分の私利私欲のために民を危険に晒し、強者の力を利用しようとしている。そんな愚かな男に統治は無理だ。さっさと退位でもすればどう?」
「ぐ……好きに言わせておけば不敬な奴め!」
ザギルモンド国王はギリリと歯を食いしばり、こめかみには血管が浮き上がっている。
「不敬も何もないよ。神が認める大賢者。その称号を手にした僕は、たかだか一国の王よりも上位の人間だからね。いいか? 今日は忠告をしに来たんだ。これ以上不要な騒ぎを起こすな。僕は依頼があれば対応するし、どの国を贔屓するつもりも傘下に降るつもりもない。悠々自適な生活が守られればそれでいい」
「ふん、世迷言を」
尚も反抗的な目をしているザギルモンド国王には、釘を刺しておく必要がありそうだ。
「――いいかい? 今ここであんたの息の根を止めることも、あんたの国を消滅させることだって造作もないんだよ。僕が忠告している間に考えを改めることだ」
「くそ……」
吐き捨てるように呟くザギルモンド国王だけれど、二の句を継げないようで黙り込んでいる。
「じゃあ、僕は帰るね。ああ、自作自演じゃない困りごとなら、今まで通り請け負ってあげるから」
僕は、「さよなら」と手を振ると、転移魔法で我が家へと戻った。
◇◇◇
チルが立ち去った後、ロスターは浅い呼吸をしながらその場に崩れ落ちた。
最後の忠告時、いつもにこやかで掴み所のない雲のようなチルが見せた冷たく鋭い視線。彼が言っていることが間違いではないことは、流石のロスターにも理解できた。けれども、たかだか齢十五の子供に遅れをとったことが、ロスターのちっぽけな誇りをぐちゃぐちゃに踏み潰した。
「く……生意気なガキめ! こうなったら……おい、誰かいないのか!」
ロスターはバァン! と勢いよく扉を開け、衛兵が驚き戸惑っている中、廊下に向かって叫んだ。
「どうされたのですか」
その時、廊下の向こうから文官のエリックが目を丸くしながら姿を現した。
これは都合がいい。ロスターは、今から用意させようと考えていたものを知る人物を捕まえたことに歓喜した。
「あれを持ってこい!」
「は……? あれ、とは」
察しの悪いエリックに、ロスターは苛立ちながら地団駄を踏む。
「あれと言ったらあれだ! 古の厄災を封じたという魔封じの壺! 最も危険なあれを持ってくるのだ!」
ロスターの言葉を聞き、エリックの顔からサァッと血の気が引いた。
「お、おやめください! あれは、先々代の賢者様がその身をとして封印した厄災……! 我らの手に負えるものではありません!」
「ええい! うるさい! 解放してやる礼ぐらいは聞くだろう! それに、『賢者』という存在を恨んでいるのならば都合がいい。あの生意気な小僧の息の根を止められるのは、もはやあれしか思いつかん!」
エリックは絶句した。今、目の前の男はなんと言ったのか。
たかだか自らの手に追えなかった一人の少年のために、世界を滅ぼしかねない厄災を解き放とうというのか。
「ククク……ああ、きっとうまくいく。そうだ、あのガキがいつも連れている小娘。そうだそうだ、あの小娘を殺してしまいばいい」
「なっ……⁉︎ 何をおっしゃいますか!」
「ククッ。無惨に殺された小娘の亡骸を前に、己の傲慢さと無力さに泣き崩れるがいい! そうだ、やはり小僧を殺すのは勿体無い。心を絶望に染め、今度こそ我が手中に収めるのだ」
ロスターの耳にはもはやエリックの言葉は届いていない。前々から強欲な王だとは思っていたが、まさかここまで愚かな男だったとは。
「よし、今すぐ解き放ってやろうと思っていたが、一晩考えればもっと良い案が浮かぶかもしれん。あの小僧が一番絶望し、心を殺す方法を。お前は明日の朝食後、あれを持って王座の間に来るように」
ロスターは不気味な笑みを浮かべながら、エリックに指示を出して自室へと消えていった。その後も立ち尽くしたままのエリックの耳には、時折妙案が浮かんで歓喜するロスターの不快な笑い声がこびりついていた。
「チル様……どうか、どうか、王の暴走を止めてください」
エリックは覚悟を決めたように顔を上げると、魔封じの壺が保管されている城の地下へと向かった。
自分が取りに行かず抵抗しようとも、最後には自ら壺を取りに行くに違いない。ならば、ここは指示通り明朝壺を差し出して、歴代最強と謳われる今代の大賢者の力を借りよう。
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