20 / 34
第二章 いざ、王都へ
第二十話
しおりを挟む
「そういえば、屋敷で耳にしたのだが……ここ最近第二王子擁立派が不穏な動きを見せているようだ。王城での夜会は三日後だ。警備も行き届いている中で不穏な動きはないだろうが、一応念頭に入れておいた方がいいだろう」
ケーキを堪能し、ハーブティーで喉を潤している時に、不意にクロヴィス様が深刻な表情で切り出した。
私はそっとカップをソーサーに戻して神妙に頷く。
「ええ……私のお父様も気をつけるようにと申しておりました。王家に派閥争いは付きものだとはいえ、苦い顔をしてましたけれど」
ライラット王家には、現在二人の王子殿下がいる。
今年十五になる第一王子のルーカス殿下と、七歳になったばかりの第二王子リューク殿下だ。
ライラット王国において、公爵位は王家に連なる者に与えられるため、実質侯爵位が貴族の最上位とされる。
我がランディル侯爵家や、先日フィーナのお茶会にも参加してくれたカロライン侯爵家、シェルドゥス侯爵家は古い家門でもあり、昔から要職に付いている。
ルーカス殿下には生まれた頃からの婚約者がいて、隣国の姫を王太子妃に迎えることが決まっている。現在、殿下は隣国に留学中で、まもなく課程を修了して帰国されるとされている。
現王妃はこの国唯一の公爵家の出身なので、血が濃くなりすぎないようにとの考えから結ばれた婚約なのだとか。
王妃は様々な家門から選ばれることになっており、かつてはランディル侯爵家からも妃を排出したことがある。
しかし、貴族の中には王族の血を尊ぶ者も少なからずいるようで、隣国の姫との婚約をよく思っていないという話を王都にいる頃に聞いたことがある。国家間の関係をより強固にするための婚約でもあるのだが、否定派は都合の悪い意見には耳を貸さないらしい。
盲目的に王家を崇拝する派閥の歪んだ感情は、不幸にも第二王子のリューク殿下に向けられることとなった。
第二王子を王太子に擁立し、血の近しい公爵家から妃を娶り、ライラットの血が国を導くようにと画策しているともっぱらの噂なのだ。
とはいえ、第二王子はまだ七歳。その上、内気で病弱であるために自室に篭りがちであると聞く。
それももしかしたら、敵も味方も入り混じる貴族社会から距離を置くための口上なのかもしれないが……どちらにせよ、フィーナと二つしか変わらない幼気な少年が、政治の道具として持ち上げられていることに強い嫌悪感を抱いてしまう。
「立太子してしまえば、第二王子派も大人しくなるはずだ。この国の決め事はそう簡単に覆すことができないからな。逆を言えば、立太子するまでの間はどんな動きをしてくるか警戒しなくてはならないということでもあるのだが……」
「ええ……第二王子のご年齢を考えると、今度の夜会にはいらっしゃらないとは思いますが、中央の貴族の動向を探るいい機会かもしれませんね」
ランディル侯爵家は王都を守る騎士団を率いている。不穏因子の警戒はもちろん行っているだろうし、水面下では調査を進めているだろう。
アンソン辺境伯家としても、国の中央が揺らげば隣国につけ込まれる隙となるため看過できない話題ではある。
「さ、次は本屋に行きましょうか。王都で人気の絵本作家の新作が入っているようですよ」
暗い話題を切り替えるため、パチンと手を叩いてあえて明るい声を出す。
静かに話を聞いていたフィーナは、絵本と聞いてパッと笑顔を咲かせた。
「えほん! たのちみです!」
本屋はちょうど今いるカフェから程近い場所に位置している。
絵本以外にもロマンス小説や冒険物の小説、それに様々な研究結果をまとめた書籍など、幅広く取り扱われている王都でも一番大きな店だ。
他国の本も扱いがあるため、世界情勢を知るにもいい場所なのだ。
私たちはカフェを出ると、まっすぐに本屋に向かった。
「ふわああ! かわいい!」
フィーナは初めて見る絵本たちを前に興奮が止まらない様子だ。あれこれと手にとっては「かわいい!」「おもしろそう!」とウキウキしている。連れてきた甲斐があったわ。こんなに嬉しそうにしてくれるなんて。
クロヴィス様は外交に関する書棚に向かわれたので、私も絵本棚の近くにあるロマンス小説の棚を眺めてみる。
最近は騎士様と王女様の禁断の恋が流行っているのかしら? 随分と似たようなタイトルが目立つわね。
なんて考えながら気になるタイトルを手にとってパラパラと眺めてみる。
「どこかに画材屋さんはないかしら? 上質な紙と、水彩絵具なんかがあったら二次創作の幅が広がるんだけど……」
「うん? どこか行きたいところがあるの?」
絵本棚の辺りから低い声が聞こえたので、恐らく声の主はフィーナだろうと問い返す。
ちょうど今、近くに他の客はいない。フィーナは興奮すると随分と大人びた言動をするので、私もすっかり慣れてしまって驚かなくなってきた。親も子供と共に成長するものだって聞くけれど、私も少しは親らしくなって来たのかしら。
「えっ、あ……うーん……ここは甘えるべきかしら? せっかく王都まで来たのだもの。画材に妥協したくはないものね……はいっ! フィーはがざいやさんにいきたいです!」
またも考え込むようにブツブツと呟いたフィーナは、なんと画材店に行きたいと言う。
そういえば、フィーナはよく自室や中庭で絵を描いている。確かに王都でしか手に入らない画材もあるかもしれないわ。
子供の興味を伸ばすのも親の勤めかしらね。
「ええ、もちろんよ! クロヴィス様を呼んでくるわね」
私はフィーナが抱えていた絵本を数冊手に取ると、クロヴィス様を呼びに向かった。
ケーキを堪能し、ハーブティーで喉を潤している時に、不意にクロヴィス様が深刻な表情で切り出した。
私はそっとカップをソーサーに戻して神妙に頷く。
「ええ……私のお父様も気をつけるようにと申しておりました。王家に派閥争いは付きものだとはいえ、苦い顔をしてましたけれど」
ライラット王家には、現在二人の王子殿下がいる。
今年十五になる第一王子のルーカス殿下と、七歳になったばかりの第二王子リューク殿下だ。
ライラット王国において、公爵位は王家に連なる者に与えられるため、実質侯爵位が貴族の最上位とされる。
我がランディル侯爵家や、先日フィーナのお茶会にも参加してくれたカロライン侯爵家、シェルドゥス侯爵家は古い家門でもあり、昔から要職に付いている。
ルーカス殿下には生まれた頃からの婚約者がいて、隣国の姫を王太子妃に迎えることが決まっている。現在、殿下は隣国に留学中で、まもなく課程を修了して帰国されるとされている。
現王妃はこの国唯一の公爵家の出身なので、血が濃くなりすぎないようにとの考えから結ばれた婚約なのだとか。
王妃は様々な家門から選ばれることになっており、かつてはランディル侯爵家からも妃を排出したことがある。
しかし、貴族の中には王族の血を尊ぶ者も少なからずいるようで、隣国の姫との婚約をよく思っていないという話を王都にいる頃に聞いたことがある。国家間の関係をより強固にするための婚約でもあるのだが、否定派は都合の悪い意見には耳を貸さないらしい。
盲目的に王家を崇拝する派閥の歪んだ感情は、不幸にも第二王子のリューク殿下に向けられることとなった。
第二王子を王太子に擁立し、血の近しい公爵家から妃を娶り、ライラットの血が国を導くようにと画策しているともっぱらの噂なのだ。
とはいえ、第二王子はまだ七歳。その上、内気で病弱であるために自室に篭りがちであると聞く。
それももしかしたら、敵も味方も入り混じる貴族社会から距離を置くための口上なのかもしれないが……どちらにせよ、フィーナと二つしか変わらない幼気な少年が、政治の道具として持ち上げられていることに強い嫌悪感を抱いてしまう。
「立太子してしまえば、第二王子派も大人しくなるはずだ。この国の決め事はそう簡単に覆すことができないからな。逆を言えば、立太子するまでの間はどんな動きをしてくるか警戒しなくてはならないということでもあるのだが……」
「ええ……第二王子のご年齢を考えると、今度の夜会にはいらっしゃらないとは思いますが、中央の貴族の動向を探るいい機会かもしれませんね」
ランディル侯爵家は王都を守る騎士団を率いている。不穏因子の警戒はもちろん行っているだろうし、水面下では調査を進めているだろう。
アンソン辺境伯家としても、国の中央が揺らげば隣国につけ込まれる隙となるため看過できない話題ではある。
「さ、次は本屋に行きましょうか。王都で人気の絵本作家の新作が入っているようですよ」
暗い話題を切り替えるため、パチンと手を叩いてあえて明るい声を出す。
静かに話を聞いていたフィーナは、絵本と聞いてパッと笑顔を咲かせた。
「えほん! たのちみです!」
本屋はちょうど今いるカフェから程近い場所に位置している。
絵本以外にもロマンス小説や冒険物の小説、それに様々な研究結果をまとめた書籍など、幅広く取り扱われている王都でも一番大きな店だ。
他国の本も扱いがあるため、世界情勢を知るにもいい場所なのだ。
私たちはカフェを出ると、まっすぐに本屋に向かった。
「ふわああ! かわいい!」
フィーナは初めて見る絵本たちを前に興奮が止まらない様子だ。あれこれと手にとっては「かわいい!」「おもしろそう!」とウキウキしている。連れてきた甲斐があったわ。こんなに嬉しそうにしてくれるなんて。
クロヴィス様は外交に関する書棚に向かわれたので、私も絵本棚の近くにあるロマンス小説の棚を眺めてみる。
最近は騎士様と王女様の禁断の恋が流行っているのかしら? 随分と似たようなタイトルが目立つわね。
なんて考えながら気になるタイトルを手にとってパラパラと眺めてみる。
「どこかに画材屋さんはないかしら? 上質な紙と、水彩絵具なんかがあったら二次創作の幅が広がるんだけど……」
「うん? どこか行きたいところがあるの?」
絵本棚の辺りから低い声が聞こえたので、恐らく声の主はフィーナだろうと問い返す。
ちょうど今、近くに他の客はいない。フィーナは興奮すると随分と大人びた言動をするので、私もすっかり慣れてしまって驚かなくなってきた。親も子供と共に成長するものだって聞くけれど、私も少しは親らしくなって来たのかしら。
「えっ、あ……うーん……ここは甘えるべきかしら? せっかく王都まで来たのだもの。画材に妥協したくはないものね……はいっ! フィーはがざいやさんにいきたいです!」
またも考え込むようにブツブツと呟いたフィーナは、なんと画材店に行きたいと言う。
そういえば、フィーナはよく自室や中庭で絵を描いている。確かに王都でしか手に入らない画材もあるかもしれないわ。
子供の興味を伸ばすのも親の勤めかしらね。
「ええ、もちろんよ! クロヴィス様を呼んでくるわね」
私はフィーナが抱えていた絵本を数冊手に取ると、クロヴィス様を呼びに向かった。
369
お気に入りに追加
996
あなたにおすすめの小説
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
溺愛されている妹がお父様の子ではないと密告したら立場が逆転しました。ただお父様の溺愛なんて私には必要ありません。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるレフティアの日常は、父親の再婚によって大きく変わることになった。
妾だった継母やその娘である妹は、レフティアのことを疎んでおり、父親はそんな二人を贔屓していた。故にレフティアは、苦しい生活を送ることになったのである。
しかし彼女は、ある時とある事実を知ることになった。
父親が溺愛している妹が、彼と血が繋がっていなかったのである。
レフティアは、その事実を父親に密告した。すると調査が行われて、それが事実であることが判明したのである。
その結果、父親は継母と妹を排斥して、レフティアに愛情を注ぐようになった。
だが、レフティアにとってそんなものは必要なかった。継母や妹ともに自分を虐げていた父親も、彼女にとっては排除するべき対象だったのである。
融資できないなら離縁だと言われました、もちろん快諾します。
音爽(ネソウ)
恋愛
無能で没落寸前の公爵は富豪の伯爵家に目を付けた。
格下ゆえに逆らえずバカ息子と伯爵令嬢ディアヌはしぶしぶ婚姻した。
正妻なはずが離れ家を与えられ冷遇される日々。
だが伯爵家の事業失敗の噂が立ち、公爵家への融資が停止した。
「期待を裏切った、出ていけ」とディアヌは追い出される。
忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
帆々
恋愛
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
婚約者に見殺しにされた愚かな傀儡令嬢、時を逆行する
蓮恭
恋愛
父親が自分を呼ぶ声が聞こえたその刹那、熱いものが全身を巡ったような、そんな感覚に陥った令嬢レティシアは、短く唸って冷たい石造りの床へと平伏した。
視界は徐々に赤く染まり、せっかく身を挺して庇った侯爵も、次の瞬間にはリュシアンによって屠られるのを見た。
「リュシ……アン……さ、ま」
せめて愛するリュシアンへと手を伸ばそうとするが、無情にも嘲笑を浮かべた女騎士イリナによって叩き落とされる。
「安心して死になさい。愚かな傀儡令嬢レティシア。これから殿下の事は私がお支えするから心配いらなくてよ」
お願い、最後に一目だけ、リュシアンの表情が見たいとレティシアは願った。
けれどそれは自分を見下ろすイリナによって阻まれる。しかし自分がこうなってもリュシアンが駆け寄ってくる気配すらない事から、本当に嫌われていたのだと実感し、痛みと悲しみで次々に涙を零した。
両親から「愚かであれ、傀儡として役立て」と育てられた侯爵令嬢レティシアは、徐々に最愛の婚約者、皇太子リュシアンの愛を失っていく。
民の信頼を失いつつある帝国の改革のため立ち上がった皇太子は、女騎士イリナと共に謀反を起こした。
その時レティシアはイリナによって刺殺される。
悲しみに包まれたレティシアは何らかの力によって時を越え、まだリュシアンと仲が良かった幼い頃に逆行し、やり直しの機会を与えられる。
二度目の人生では傀儡令嬢であったレティシアがどのように生きていくのか?
婚約者リュシアンとの仲は?
二度目の人生で出会う人物達との交流でレティシアが得たものとは……?
※逆行、回帰、婚約破棄、悪役令嬢、やり直し、愛人、暴力的な描写、死産、シリアス、の要素があります。
ヒーローについて……読者様からの感想を見ていただくと分かる通り、完璧なヒーローをお求めの方にはかなりヤキモキさせてしまうと思います。
どこか人間味があって、空回りしたり、過ちも犯す、そんなヒーローを支えていく不憫で健気なヒロインを応援していただければ、作者としては嬉しい限りです。
必ずヒロインにとってハッピーエンドになるよう書き切る予定ですので、宜しければどうか最後までお付き合いくださいませ。
「これは私ですが、そちらは私ではありません」
イチイ アキラ
恋愛
試験結果が貼り出された朝。
その掲示を見に来ていたマリアは、王子のハロルドに指をつきつけられ、告げられた。
「婚約破棄だ!」
と。
その理由は、マリアが試験に不正をしているからだという。
マリアの返事は…。
前世がある意味とんでもないひとりの女性のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる