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第2章エクスプレス サイドB①魔窟の洋上楼閣都市/グラウザー編
Part18 サイドストーリー・ファミリー/約束の日
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寝息を立てるジズの頭にそっと手を触れる。するとかつては紫色の逆さモヒカンだったあの奇抜な頭は、女の子らしいショートの黒髪に変わっていた。頭部の皮膚に彫り込んであった蜘蛛の入れ墨もきれいに除去されているのは〝皮膚そのもの〟が新しいものになっているためである。
その眠り続けている姿をだけを見るのなら、心を病んで病院のベッドにて眠り続けている哀れな少女にしか見えなかった。
「この髪は?」
ジニーロックがそう問えば、答えたのはモンスターのアシスタントのメテオラだ。
「私が手配してさしあげました」
静かに語る口調にはある種の同情が現れている。
「髪は乱暴に丸坊主に剃り上げられてました。看護管理を簡単にするためでしょう。それに以前から人工毛髪だったらしくて、そのままでは再生しないので人造皮膚の張替えを兼ねて新しくしました」
「そうか」
メテオラの言葉に相槌を打ちながらジズの新しい髪を眺めている。
「可愛くしてくれてありがとうよ」
ジニーロックの口から感謝の言葉が出る。
「こういう奇抜な髪型や外見もハイロンの指示だったんだ。こいつは本音じゃ嫌がってたが逆らえなくってな」
「幹部とは名ばかりのオモチャってことか。悪趣味にも程があるぜ」
「まったくだ」
ジニーロックは眠りこけているジオをベッドサイドで見下ろしながら呟く。
「やっと助け出してやれたな」
そしてすぐそばへと歩み寄り、膝をかがめると顔を寄せると右手を伸ばしてジズの頬にそっと手を触れてささやきかける。その時の語り口は自分の愛娘を労るかのように優しかった。
ジニーロックがささやいた時だ。かすかに動いたのはジズのまぶただった。
「ん――」
人の気配に気づいたのだろう。それは明らかにジニーロックが触れた手に反応して目を覚ました。やがてその目はうっすらと開かれ、その視線はベッドサイドで彼女を見守る一人の男へと向けられる。
「………」
薄っすらと開いた目はまだまどろみの中にある。だが眼前に現れた男の姿にジズは静かに微笑んでいた。
「よぉ」
ジニーロックがそっと声をかければジズは微笑みながら声を返す。
「あ、チリチリのおじちゃん」
チリチリ……、ジニーロックのドレッドヘアの事だろう。思わずモンスターの顔にも苦笑が漏れている。
造られた体のジズの声は強制的に大人の声質の物になっている。でもその時の彼女の語り口はどこか拙く幼くて舌足らずだった。
「やっと約束守ってやれたな。覚えてるか?」
それは過酷な悪意に切り刻まれ続けた一人の少女と交わした大切な約束だった。一人の少女としての正体を隠す必要も無くなったジズは本来の相応の喋り方となっていた。甘ったるくとつとつと、それでいて言葉を舌先で転がすような喋り方。そして彼女の顔には精一杯の笑顔が浮かんでいたのだ。
「うん、覚えてるよ。おじちゃん」
「待たせたな」
ジニーロックの言葉にジズは顔を左右に振った。
「へいきだよ、おじちゃんが必ずきてくれるから」
そうつぶやきながらジズは弱々しく右手を必死に伸ばしていた。その指先がジニーロックの手を求めているのは誰の目にも明らかだ。それに応えるようにジニーロックも両手でジズの手をそっと握りしめてやる。
「あたりまえだ。俺はお前との約束は必ず守る」
「うん」
久しぶりに握ってもらえたその手の感触にジズの顔に弾けるような笑顔が溢れた。やっと彼女が待ち望んだ〝約束の時〟が訪れたのだ。でもジズが口にしたのは感謝と喜びだけではなかった。
「でもね、おじちゃん」
「何だ?」
「あのね? みんながジズをいじめるの。みんなで酷いことをするの」
「どんな事をしたんだ?」
「言うことを聞かないとすごくぶつの。ビリビリする棒で叩くの。それにアタシの手と足ももってっちゃったの。うるさくすると痛い注射されるの。お腹空いても何も食べさせてくれないの。みんな、アタシのことをいじめるの。じゃまだめんどうだって文句ばかり言うの――」
笑顔だったジズの顔は涙で曇り始めていた。そればかりか最後の頃は嗚咽で言葉になっていなかった。そしてジズはジニーロックに訊ねていた。
「ねぇ、おじちゃん」
「なんだ?」
「ジズ、いらない子なの? ジズのママみたいに捨てられちゃうの? だれもジズを褒めてくれないの、居ていいって言ってくれないの――」
言葉として形を成していたのはそこまでだった。あとは泣きじゃくるばかりでメッセージにすらなっていなかった。だがジニーロックがジズに何が起こっていたかを理解するためにはそれで十分だった。
暴力が振るわれていた事、スタンガンロッドで拷問が行われていたこと、病院の看護婦により言葉の暴力があった事、介護の放棄があった事、鎮静剤の投与が無理やりだった事――それらはすべて警察組織の外とはいえ公権力の監視下で行われていた事実である。警察に関わる者のすべてが近衛や朝の様にモラリストばかりだとは限らないのだ。
ジズの語る言葉の意味を理解した時、ジニーロックのみならず、モンスターの顔にも怒りと義憤が浮かんでいるのが良くわかった。
「そんなことねえよ」
ジニーロックは身を乗り出してジズの体をそっと抱いてやる。作り物の体。子供のはずなのに無理矢理に大人にされてしまった体。大人の欲望のために弄ばれ続けた体。12歳のジズが望む物はなにも残っていなかった体。戦闘能力だけを追求されたその体はあまりに軽く、そして冷たかった。
だがそれでジニーロックはジズを抱いた。女性としてではなく、一人の子供として、守ってやるべき対象として、両手で抱きしめてやったのだ。
「もう誰もお前をいじめたりしねえよ。お前はもう自由だ。そして――」
ジニーロックがさらに強く愛おしくジズを抱きしめる。そしてその耳元で囁いてやる。
「お前は俺のファミリーだ」
「ふぁみりー?」
ジズが不思議そうに問い返してくる。
「あぁ、そうだ」
「ちりちりのおじちゃんがジズのパパ?」
「そうだ。今日から俺がお前のパパだ。ずっと前からその約束だったろ?」
約束――その言葉を耳にしてジズは何度も頷いていた。
その眠り続けている姿をだけを見るのなら、心を病んで病院のベッドにて眠り続けている哀れな少女にしか見えなかった。
「この髪は?」
ジニーロックがそう問えば、答えたのはモンスターのアシスタントのメテオラだ。
「私が手配してさしあげました」
静かに語る口調にはある種の同情が現れている。
「髪は乱暴に丸坊主に剃り上げられてました。看護管理を簡単にするためでしょう。それに以前から人工毛髪だったらしくて、そのままでは再生しないので人造皮膚の張替えを兼ねて新しくしました」
「そうか」
メテオラの言葉に相槌を打ちながらジズの新しい髪を眺めている。
「可愛くしてくれてありがとうよ」
ジニーロックの口から感謝の言葉が出る。
「こういう奇抜な髪型や外見もハイロンの指示だったんだ。こいつは本音じゃ嫌がってたが逆らえなくってな」
「幹部とは名ばかりのオモチャってことか。悪趣味にも程があるぜ」
「まったくだ」
ジニーロックは眠りこけているジオをベッドサイドで見下ろしながら呟く。
「やっと助け出してやれたな」
そしてすぐそばへと歩み寄り、膝をかがめると顔を寄せると右手を伸ばしてジズの頬にそっと手を触れてささやきかける。その時の語り口は自分の愛娘を労るかのように優しかった。
ジニーロックがささやいた時だ。かすかに動いたのはジズのまぶただった。
「ん――」
人の気配に気づいたのだろう。それは明らかにジニーロックが触れた手に反応して目を覚ました。やがてその目はうっすらと開かれ、その視線はベッドサイドで彼女を見守る一人の男へと向けられる。
「………」
薄っすらと開いた目はまだまどろみの中にある。だが眼前に現れた男の姿にジズは静かに微笑んでいた。
「よぉ」
ジニーロックがそっと声をかければジズは微笑みながら声を返す。
「あ、チリチリのおじちゃん」
チリチリ……、ジニーロックのドレッドヘアの事だろう。思わずモンスターの顔にも苦笑が漏れている。
造られた体のジズの声は強制的に大人の声質の物になっている。でもその時の彼女の語り口はどこか拙く幼くて舌足らずだった。
「やっと約束守ってやれたな。覚えてるか?」
それは過酷な悪意に切り刻まれ続けた一人の少女と交わした大切な約束だった。一人の少女としての正体を隠す必要も無くなったジズは本来の相応の喋り方となっていた。甘ったるくとつとつと、それでいて言葉を舌先で転がすような喋り方。そして彼女の顔には精一杯の笑顔が浮かんでいたのだ。
「うん、覚えてるよ。おじちゃん」
「待たせたな」
ジニーロックの言葉にジズは顔を左右に振った。
「へいきだよ、おじちゃんが必ずきてくれるから」
そうつぶやきながらジズは弱々しく右手を必死に伸ばしていた。その指先がジニーロックの手を求めているのは誰の目にも明らかだ。それに応えるようにジニーロックも両手でジズの手をそっと握りしめてやる。
「あたりまえだ。俺はお前との約束は必ず守る」
「うん」
久しぶりに握ってもらえたその手の感触にジズの顔に弾けるような笑顔が溢れた。やっと彼女が待ち望んだ〝約束の時〟が訪れたのだ。でもジズが口にしたのは感謝と喜びだけではなかった。
「でもね、おじちゃん」
「何だ?」
「あのね? みんながジズをいじめるの。みんなで酷いことをするの」
「どんな事をしたんだ?」
「言うことを聞かないとすごくぶつの。ビリビリする棒で叩くの。それにアタシの手と足ももってっちゃったの。うるさくすると痛い注射されるの。お腹空いても何も食べさせてくれないの。みんな、アタシのことをいじめるの。じゃまだめんどうだって文句ばかり言うの――」
笑顔だったジズの顔は涙で曇り始めていた。そればかりか最後の頃は嗚咽で言葉になっていなかった。そしてジズはジニーロックに訊ねていた。
「ねぇ、おじちゃん」
「なんだ?」
「ジズ、いらない子なの? ジズのママみたいに捨てられちゃうの? だれもジズを褒めてくれないの、居ていいって言ってくれないの――」
言葉として形を成していたのはそこまでだった。あとは泣きじゃくるばかりでメッセージにすらなっていなかった。だがジニーロックがジズに何が起こっていたかを理解するためにはそれで十分だった。
暴力が振るわれていた事、スタンガンロッドで拷問が行われていたこと、病院の看護婦により言葉の暴力があった事、介護の放棄があった事、鎮静剤の投与が無理やりだった事――それらはすべて警察組織の外とはいえ公権力の監視下で行われていた事実である。警察に関わる者のすべてが近衛や朝の様にモラリストばかりだとは限らないのだ。
ジズの語る言葉の意味を理解した時、ジニーロックのみならず、モンスターの顔にも怒りと義憤が浮かんでいるのが良くわかった。
「そんなことねえよ」
ジニーロックは身を乗り出してジズの体をそっと抱いてやる。作り物の体。子供のはずなのに無理矢理に大人にされてしまった体。大人の欲望のために弄ばれ続けた体。12歳のジズが望む物はなにも残っていなかった体。戦闘能力だけを追求されたその体はあまりに軽く、そして冷たかった。
だがそれでジニーロックはジズを抱いた。女性としてではなく、一人の子供として、守ってやるべき対象として、両手で抱きしめてやったのだ。
「もう誰もお前をいじめたりしねえよ。お前はもう自由だ。そして――」
ジニーロックがさらに強く愛おしくジズを抱きしめる。そしてその耳元で囁いてやる。
「お前は俺のファミリーだ」
「ふぁみりー?」
ジズが不思議そうに問い返してくる。
「あぁ、そうだ」
「ちりちりのおじちゃんがジズのパパ?」
「そうだ。今日から俺がお前のパパだ。ずっと前からその約束だったろ?」
約束――その言葉を耳にしてジズは何度も頷いていた。
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