244 / 462
第2章エクスプレス サイドB①魔窟の洋上楼閣都市/潜入編
Part5 七審・セブンカウンシル/銀仮面のファイブ
しおりを挟む
高層ビル、ゴールデンセントラル200の32階フロア――、そこは何人たりとも特別な許可なしには立ち入ることの出来ない特別な場所である。通称〝円卓の間〟――そここそは、この魔窟の街・東京アバディーンを統べる特別な7人だけが集うことのできるエリアであった。
その円卓の間には8つの扉と8つの席がある。1つは空席であり、残り7つがセブン・カウンシルの幹部たちの定席である。その7つの席が埋められたとき、この円卓においてセブン・カウンシルの会合は開かれるのである。
席の後ろ側から見て、右の端から――
〔新華幇〕代表の〔伍 志承〕
〔ステルスヤクザ緋色会〕の筆頭若頭の〔天龍陽二郎〕
〔ゼムリ ブラトヤ〕のボスの〔ママノーラ〕こと〔ノーラ ボグダノワ〕
――となり、中央の席でこの会合の場を仕切っているのが――
〔翁龍〕の首魁の〔王之神〕
――であり、さらにその隣が――
〔ブラックブラッド〕のボスの〔モンスター〕こと〔ジャリール ジョン ガント〕
〔ファミリア デラ サングレ〕の代表の〔ペガソ グエヴァラ クエンタニーリャ〕
――と続き、左の端にて7人目の参加者である――
〔サイレントデルタ〕のメインの〔通称〝ファイブ〟〕
――の七つの存在で締めくくられていた。
在日中華系民族保護結社、武闘派ステルスヤクザ、極東ロシアンマフィア、中華系極秘武闘組織、アフリカ系人種ソサエティ、南米系ギャング組織――と、錚々たる闇社会の実力者が軒を並べている様はある種壮観であり表社会では在りえない異様な光景でもあった。しかし、その在りえない光景の円卓の末席に悪びれもせずに遅れて現れた剛の者。ソレこそがこの場に集った中でも最も異様なルックスを持っている人物であった。
場に合わせた者たちの視線が一箇所に注がれる。その先に居るのは一体の――否、一人の人物。
トラディショナルなスリーピーススーツに身を包みメタリックブルーのワイシャツにダークブルーのチェックのネクタイ、スーツはダークグレー、履いているシューズはオックスフォードと呼ばれるスタイルで編み上げの革靴を履いている。緋色会の天龍たちにも引けを取らないコーディネートであったが、やはり彼は〝異質〟であった。
なぜなら彼の頭部は生身ではなくフルメタリックなアンドロイドの物だったからである。
「ファイブ、いつからそこに居やがった?」
ドスの利いた重い声で問いただしたのはブラックブラッドを支配する巨体の黒人、ジョン・ガント、巷での別名を『モンスター』と言う。モンスターが問いかければ、その人物――〝ファイブ〟は悪びれもせずに答えた。彼が発するその声は、声のみで判断するなら歳の頃17か18の若者と言った辺りだろう。
「君らが集まる前から待機していた。このボディを先行してこの部屋に送り込んでおいたんだ。その上でちょっとした新技術を使ってこのボディーを隠しておいたのさ。なに、君らから声をかけられる前は視聴覚は一切起動していない。盗み見、盗み聞きはしていないから安心してくれたまえ」
彼の名はファイブ――、人間ではない。頭部はもとより全身がメカニカルなアンドロイドボディである。顔面には目鼻も鼻梁もなく銀の仮面のようである。その顔面のスクリーンの上で、自らが発する音声に合わせて複雑かつアーティスティックな図形が踊っている。まるで音楽再生アプリのヴィジュアライザーの如くで、それが彼の感情表現の手段でもあった。ファイブのメカニカルな両手には革製の指出しグローブが嵌められている。この男は体こそメカであるが、立ち振舞や着こなしは一人の人間として自らを律しているのがひと目で解った。体格的にはさほど大きくなく、痩せ型の成人男性とほぼ同じ程度だろう。
ファイブは肘掛け椅子に身を委ね、両指を胸のあたりで組んで場を眺めていたが、自らに集まってく視線の意味には気づいていたのか間を置かずに弁明した。
「君たちの疑念は分かるよ。僕としてはちょっとした演出のつもりだったが、どうやら〝あの男〟の事を思い出させてしまったみたいだね」
詫びるように告げれば、天龍が鋭い睨みを効かせて言い放った。
「分かっているのなら、配慮願いたいものだね」
「あぁ、たしかにあの〝クラウン〟を真似る形になったのは確かに軽率だったな。以後、気をつけよう」
「そう願いたいね、それに今夜は久しぶりのフルメンバーだ、あまり無駄な時間はかけれない。次は気をつけたまえ」
口調は丁寧で紳士的だったが、その口調の端々に苛立ちと怒りが混じっているのが感じられる。天龍のその怒りの理由は特段語らなくともこの場に居合わせたものなら誰でも知っているからだ。
「承知した。この埋め合わせは必ずさせて頂くよ」
「良いだろう」
非礼と失態に対しては相応の対価を払うのがここでのルールだ。口では笑いあっていても、それは上辺だけのものでしか無い。ファイブが天竜へ詫びを終えると同時に、座を仕切る立場にある之神老師が口を開いた。
「それでは全員揃ったので会合を始めよう。よろしいかな?」
皆に告げるのと同時に目配せする。各々が頷き返して行くと同時に、参加者の表情からは笑みと余裕と冗談と愛嬌とが少しづつ見えなくなってくのが傍目にも解った。同意の意思が確認されたことで之神は語り始めた。
「では、早速始めよう。今回の七審、すなわちセブン・カウンシルの招集だが、いつもの情報交換のための定期会合ではない。幾つかの緊急事態が起きているため、その注意喚起と事実確認が必要と成ったためだ。そのために話し合わねばならない案件は基本6つ存在する。詳細は会合の招集人である彼の口から聞くこととしよう」
そう告げつつ之神が指し示したのは、最も遅れて姿を表した〝ファイブ〟であった。それを知ってモンスターが訝る。
「どういうこった? お前が俺たち全員を呼び寄せるなんて滅多にねぇだろ?」
その言葉にママノーラが同意しつつファイブに問いかける。
「そうだね。アンタが自ら動くときはよほどのことだ。このセブン・カウンシルのシステムを立ち上げたのはそもそもアンタだ。いつもは見届け役と情報提供に徹していたアンタが、この〝円卓〟を開いたということはそれなりの大事が起きてるんだろ?」
ママノーラも日頃の〝活動〟の中で何かしらの疑問と違和感を感じていたのだろう。ファイブと言う男の行動のその裏を感じてか問だたさずには居られなかった。そして、伍もかねてから胸の中に抱いていた疑問をファイブへと問いかけた。
「ミスターファイブ、私たちは貴方の正体も素性も知らない。その貴方が利害も理念も成り立ちも全く異なる我々を結びつけ、抗争を抑止させ、新たなる闇の秩序を築き上げたことについては私は心から賞賛している。正体不明・素性不明の貴方を我々が全幅の信頼をおいているのは、貴方が我々にそれぞれの事情に即した〝多大な利益〟をもたらしているからに他ならない。不用意な抗争を抑え、この国の治安機構をはねつけ、日本企業を出し抜いて、この洋上の埋立地に我々のような『日本の社会にとって〝異物〟となる者たち』の楽園を作り上げてしまった。その才覚も技術も称賛に値するものです。そもそも、私自身は表社会の人間であり、本来ならこの円卓に集まる彼らのような者たちとは接触することすら難しい。むしろ私のような人間は彼らのような闇社会の者たちによって捕食される運命にあるはずだった。それがこの七審によって安全な居場所が得られたのみならず、この円卓の席を介することで、彼らとの間で新たな利益関係が生み出せたことについては心から感謝している。昨今の日本では日本国籍を持たない者はたとえ合法的な在住者でも肩身が狭い思いを余儀なくされている。しかし貴方は我々に、日本の警察すらも容易には手を出せない絶対的な秩序をもたらしてくれた。ソレについてはこの場に集った誰もが異論はないはずです」
伍がそう語れば、だれともなく頷くような雰囲気が漂っていた。だが、それで伍の言葉は終わらなかった。
「ミスターファイブ。言わば貴方は、この【ならず者の楽園】の見届人だ。その貴方が自ら動いた。それはこの東京アバディーンに〝危機〟が迫っていると見ていいでしょう。ミスターファイブ。お聞かせ願いたい。一体何が起きているのです?」
伍の言葉を否定するものは居なかった。否定するくらいならこの円卓の場に現れることも無かっただろう。皆の視線がファイブの元へ一つに集まっていた。そして、その話題のキーとなる彼は無邪気さを感じさせる穏やかな声で語り始めたのである。
その円卓の間には8つの扉と8つの席がある。1つは空席であり、残り7つがセブン・カウンシルの幹部たちの定席である。その7つの席が埋められたとき、この円卓においてセブン・カウンシルの会合は開かれるのである。
席の後ろ側から見て、右の端から――
〔新華幇〕代表の〔伍 志承〕
〔ステルスヤクザ緋色会〕の筆頭若頭の〔天龍陽二郎〕
〔ゼムリ ブラトヤ〕のボスの〔ママノーラ〕こと〔ノーラ ボグダノワ〕
――となり、中央の席でこの会合の場を仕切っているのが――
〔翁龍〕の首魁の〔王之神〕
――であり、さらにその隣が――
〔ブラックブラッド〕のボスの〔モンスター〕こと〔ジャリール ジョン ガント〕
〔ファミリア デラ サングレ〕の代表の〔ペガソ グエヴァラ クエンタニーリャ〕
――と続き、左の端にて7人目の参加者である――
〔サイレントデルタ〕のメインの〔通称〝ファイブ〟〕
――の七つの存在で締めくくられていた。
在日中華系民族保護結社、武闘派ステルスヤクザ、極東ロシアンマフィア、中華系極秘武闘組織、アフリカ系人種ソサエティ、南米系ギャング組織――と、錚々たる闇社会の実力者が軒を並べている様はある種壮観であり表社会では在りえない異様な光景でもあった。しかし、その在りえない光景の円卓の末席に悪びれもせずに遅れて現れた剛の者。ソレこそがこの場に集った中でも最も異様なルックスを持っている人物であった。
場に合わせた者たちの視線が一箇所に注がれる。その先に居るのは一体の――否、一人の人物。
トラディショナルなスリーピーススーツに身を包みメタリックブルーのワイシャツにダークブルーのチェックのネクタイ、スーツはダークグレー、履いているシューズはオックスフォードと呼ばれるスタイルで編み上げの革靴を履いている。緋色会の天龍たちにも引けを取らないコーディネートであったが、やはり彼は〝異質〟であった。
なぜなら彼の頭部は生身ではなくフルメタリックなアンドロイドの物だったからである。
「ファイブ、いつからそこに居やがった?」
ドスの利いた重い声で問いただしたのはブラックブラッドを支配する巨体の黒人、ジョン・ガント、巷での別名を『モンスター』と言う。モンスターが問いかければ、その人物――〝ファイブ〟は悪びれもせずに答えた。彼が発するその声は、声のみで判断するなら歳の頃17か18の若者と言った辺りだろう。
「君らが集まる前から待機していた。このボディを先行してこの部屋に送り込んでおいたんだ。その上でちょっとした新技術を使ってこのボディーを隠しておいたのさ。なに、君らから声をかけられる前は視聴覚は一切起動していない。盗み見、盗み聞きはしていないから安心してくれたまえ」
彼の名はファイブ――、人間ではない。頭部はもとより全身がメカニカルなアンドロイドボディである。顔面には目鼻も鼻梁もなく銀の仮面のようである。その顔面のスクリーンの上で、自らが発する音声に合わせて複雑かつアーティスティックな図形が踊っている。まるで音楽再生アプリのヴィジュアライザーの如くで、それが彼の感情表現の手段でもあった。ファイブのメカニカルな両手には革製の指出しグローブが嵌められている。この男は体こそメカであるが、立ち振舞や着こなしは一人の人間として自らを律しているのがひと目で解った。体格的にはさほど大きくなく、痩せ型の成人男性とほぼ同じ程度だろう。
ファイブは肘掛け椅子に身を委ね、両指を胸のあたりで組んで場を眺めていたが、自らに集まってく視線の意味には気づいていたのか間を置かずに弁明した。
「君たちの疑念は分かるよ。僕としてはちょっとした演出のつもりだったが、どうやら〝あの男〟の事を思い出させてしまったみたいだね」
詫びるように告げれば、天龍が鋭い睨みを効かせて言い放った。
「分かっているのなら、配慮願いたいものだね」
「あぁ、たしかにあの〝クラウン〟を真似る形になったのは確かに軽率だったな。以後、気をつけよう」
「そう願いたいね、それに今夜は久しぶりのフルメンバーだ、あまり無駄な時間はかけれない。次は気をつけたまえ」
口調は丁寧で紳士的だったが、その口調の端々に苛立ちと怒りが混じっているのが感じられる。天龍のその怒りの理由は特段語らなくともこの場に居合わせたものなら誰でも知っているからだ。
「承知した。この埋め合わせは必ずさせて頂くよ」
「良いだろう」
非礼と失態に対しては相応の対価を払うのがここでのルールだ。口では笑いあっていても、それは上辺だけのものでしか無い。ファイブが天竜へ詫びを終えると同時に、座を仕切る立場にある之神老師が口を開いた。
「それでは全員揃ったので会合を始めよう。よろしいかな?」
皆に告げるのと同時に目配せする。各々が頷き返して行くと同時に、参加者の表情からは笑みと余裕と冗談と愛嬌とが少しづつ見えなくなってくのが傍目にも解った。同意の意思が確認されたことで之神は語り始めた。
「では、早速始めよう。今回の七審、すなわちセブン・カウンシルの招集だが、いつもの情報交換のための定期会合ではない。幾つかの緊急事態が起きているため、その注意喚起と事実確認が必要と成ったためだ。そのために話し合わねばならない案件は基本6つ存在する。詳細は会合の招集人である彼の口から聞くこととしよう」
そう告げつつ之神が指し示したのは、最も遅れて姿を表した〝ファイブ〟であった。それを知ってモンスターが訝る。
「どういうこった? お前が俺たち全員を呼び寄せるなんて滅多にねぇだろ?」
その言葉にママノーラが同意しつつファイブに問いかける。
「そうだね。アンタが自ら動くときはよほどのことだ。このセブン・カウンシルのシステムを立ち上げたのはそもそもアンタだ。いつもは見届け役と情報提供に徹していたアンタが、この〝円卓〟を開いたということはそれなりの大事が起きてるんだろ?」
ママノーラも日頃の〝活動〟の中で何かしらの疑問と違和感を感じていたのだろう。ファイブと言う男の行動のその裏を感じてか問だたさずには居られなかった。そして、伍もかねてから胸の中に抱いていた疑問をファイブへと問いかけた。
「ミスターファイブ、私たちは貴方の正体も素性も知らない。その貴方が利害も理念も成り立ちも全く異なる我々を結びつけ、抗争を抑止させ、新たなる闇の秩序を築き上げたことについては私は心から賞賛している。正体不明・素性不明の貴方を我々が全幅の信頼をおいているのは、貴方が我々にそれぞれの事情に即した〝多大な利益〟をもたらしているからに他ならない。不用意な抗争を抑え、この国の治安機構をはねつけ、日本企業を出し抜いて、この洋上の埋立地に我々のような『日本の社会にとって〝異物〟となる者たち』の楽園を作り上げてしまった。その才覚も技術も称賛に値するものです。そもそも、私自身は表社会の人間であり、本来ならこの円卓に集まる彼らのような者たちとは接触することすら難しい。むしろ私のような人間は彼らのような闇社会の者たちによって捕食される運命にあるはずだった。それがこの七審によって安全な居場所が得られたのみならず、この円卓の席を介することで、彼らとの間で新たな利益関係が生み出せたことについては心から感謝している。昨今の日本では日本国籍を持たない者はたとえ合法的な在住者でも肩身が狭い思いを余儀なくされている。しかし貴方は我々に、日本の警察すらも容易には手を出せない絶対的な秩序をもたらしてくれた。ソレについてはこの場に集った誰もが異論はないはずです」
伍がそう語れば、だれともなく頷くような雰囲気が漂っていた。だが、それで伍の言葉は終わらなかった。
「ミスターファイブ。言わば貴方は、この【ならず者の楽園】の見届人だ。その貴方が自ら動いた。それはこの東京アバディーンに〝危機〟が迫っていると見ていいでしょう。ミスターファイブ。お聞かせ願いたい。一体何が起きているのです?」
伍の言葉を否定するものは居なかった。否定するくらいならこの円卓の場に現れることも無かっただろう。皆の視線がファイブの元へ一つに集まっていた。そして、その話題のキーとなる彼は無邪気さを感じさせる穏やかな声で語り始めたのである。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
煌の小匣 キラノコバコ
小牧タミ
キャラ文芸
両親の遺言で超の付くお坊ちゃんお嬢様学校『煌星学園』に入学することになった皇朱綺(すめらぎあき)。
煌星学園にはお坊ちゃんお嬢様学校以外にもう一つの顔があった。“異能の力”を持つ者たちが通う学園ということ。
露とも知らず“力も財力”もない朱綺はクラスで浮いた存在となる。
ある日、危ないところを助けてくれた翁宮羅央(おうみやらお)と出会いーー
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
和菓子屋たぬきつね
ゆきかさね
キャラ文芸
1期 少女と白狐の悪魔が和菓子屋で働く話です。 2018年4月に完結しました。
2期 死んだ女と禿鷲の悪魔の話です。 2018年10月に完結しました。
3期 妻を亡くした男性と二匹の猫の話です。 2022年6月に完結しました。
4期 魔女と口の悪い悪魔の話です。 連載中です。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
KAKIDAMISHI -The Ultimate Karate Battle-
ジェド
歴史・時代
1894年、東洋の島国・琉球王国が沖縄県となった明治時代――
後の世で「空手」や「琉球古武術」と呼ばれることとなる武術は、琉球語で「ティー(手)」と呼ばれていた。
ティーの修業者たちにとって腕試しの場となるのは、自由組手形式の野試合「カキダミシ(掛け試し)」。
誇り高き武人たちは、時代に翻弄されながらも戦い続ける。
拳と思いが交錯する空手アクション歴史小説、ここに誕生!
・検索キーワード
空手道、琉球空手、沖縄空手、琉球古武道、剛柔流、上地流、小林流、少林寺流、少林流、松林流、和道流、松濤館流、糸東流、東恩流、劉衛流、極真会館、大山道場、芦原会館、正道会館、白蓮会館、国際FSA拳真館、大道塾空道
アンドロイドちゃんねる
kurobusi
SF
文明が滅ぶよりはるか前。
ある一人の人物によって生み出された 金属とプラスチックそして人の願望から構築された存在。
アンドロイドさんの使命はただ一つ。
【マスターに寄り添い最大の利益をもたらすこと】
そんなアンドロイドさん達が互いの通信機能を用いてマスター由来の惚気話を取り留めなく話したり
未だにマスターが見つからない機体同士で愚痴を言い合ったり
機体の不調を相談し合ったりする そんなお話です
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる