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夢
初仕事
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「それではこれより試験を始める!試験官はBランク冒険者のアレンさんだ。君が冒険者になる条件はこの者と戦い認められること。それでは健闘を祈る!……始め!!」
始まりの合図がなったが相手は動く様子がない。カウンター狙いか……?
「坊主、何でも良いから1発ぶち込んでみな。おっと、別に舐めてるわけじゃないぜ?これは試験官をやる奴が毎回やってるいわば恒例なんだよ」
つまりは受験者全体をなめている、と捉えても良いのではないだろうか?まあ良い機会だ。格上の冒険者に自分の力がどの程度通ずるものか確かめるのも良いだろう。そう思い俺は詠唱を始める。
「我が力を糧に生み出されし雷よ。混ざりて我が前の敵を討ち滅ぼせ。【ライトニング】!!」
さて……中級魔術がどれだけ効くのか……
「うおっ!?っと……やるな坊主……!こりゃこれも本腰入れなきゃな」
1発受けてくれるって話はどこ行ったんだか……
「1発は受けてくれるんじゃなかったのか?」
「冗談はよしてくれや。あんなの受けたら俺が死んじまう!」
アレンさんは軽く笑いながら言う。そういえばパラライズは効くのか……?
「【パラライズ】」
「……?何をしたんだ?」
やっぱり効かないか……ってことは完全な格上だ。
「ちょっとした呪いだよ」
「それじゃ次はこっちから行くぞ」
アレンはそういうとものすごい速度でこちらに迫ってくる。もちろん俺が避けられるはずもない。
「っ……!か……はっ……」
かなり重い一撃だ。
「っ!【フラッシュ】!【ライトニング】!」
よし。決まった。
「っ!?ぐ……っ!はぁ……やるな!坊主。合格だ。名前は?」
「俺はユーヤサトウだ。それで?まだ倒してないけど合格でいいのか?」
「はい?まさか倒す気だったのか!?自分で言うのもなんだが俺は高ランクだぞ?そこまで無茶な課題は流石にないさ。と言うか負けたら俺の立場がない!」
アレンは笑いながら説明してくれた。まあ確かにそんな馬鹿みたいな試験な訳がないか。一度も「勝て」とは言われてないもんな。しっかし残る魔力全部込めたライトニングでも倒せないとは……本格的に鍛えなきゃな。
「それじゃ坊主。ギルドに戻ったらこいつを渡しな。こいつを渡せば登録は完了だ。おめでとさん」
高ランク冒険者って言えばもうちょい厳格な人ってイメージなんだが……言っちゃなんだが同格にしか思えない。実力は確かなものなんだろうけど態度というかなんと言うかが軽すぎてだ。
とりあえずは合格することができたんだし今はそんなことは関係ないだろう。早速魔物を狩ってステータスを奪いたいところだ。なんたって元のステータスはレベルを上げても大したことないからな。
「お、坊主じゃねぇか!どうだったんだ?試験は」
「無事合格さ。なかなか骨が折れたけどな」
「そいつは結構。にしても坊主みてぇなチビが冒険者になるとは何があるかわからねぇもんだな!」
豪快に笑いながら冒険者の男は俺に話しかけてくる。
「俺はカゼフって言うんだ。これから仕事仲間になるんだ。自己紹介くらいしねぇとな!てなわけで名乗れ!」
態度は冒険者さながらって感じなんだが……随分と優しくないか?もっと荒くれ者を想像してたんだが……絡まれるとは思ってたがいい意味で絡まれるとなんだかやりづらいな。
「ああ、俺はユーヤだ」
「随分と変わった名前じゃぁねぇか。まあ良い、これからよろしく頼むぜ!」
「こちらこそ!」
冒険者と握手を交わした後は離れて受付嬢の方へと行く。
「何だか冒険者って感じがしないですよねカゼフさんって。新しい子が来るといつもあんな感じなんですよ。お金のなさそうな人には銀貨まで配るし最近は他の冒険者の方まで……いい意味で冒険者らしくないですよね本当に。さて、これで登録は完了です!登録料として銅貨2枚をいただきますね!」
俺は貰った銀貨を一枚取り出し受付嬢さんに渡す。
「……はい、確認しました!登録したばかりのユーヤさんはまだGランクなので受けられる依頼はFからGになります。Gランクの依頼は1ポイント。それより一つ上のランクの依頼は2ポイント。合計20ポイントで次のランクへと昇格となります。それでは早速依頼を受けますか?」
「そうだな、それじゃ……」
◆
俺が受けたのはゴブリン討伐の常駐依頼とコボルト討伐の常駐依頼だ。この辺の依頼だと見つければそれで終わり、と言う感じに近いから楽で良い。ちなみにゴブリン1匹銅貨10枚、コボルト1匹銅貨20枚だ。
全くボロい商売である。なんたって見かけたらパラライズで動きを止めてロブで力を奪えば良いだけだからな!
既にそれぞれ10体近く狩っている。まあ今日はもう魔術は打ち止めだしこんなものでいいか。俺はそれぞれの耳を持ってギルドへ戻った。
「これ耳でいいんだったよな?」
「あ、はい!それにしても結構狩られてきましたね。ところでもう宿は決められました?もし決まっていないのであればギルドの運営している宿に泊まることもできますが……」
ギルドは宿まで運営しているのか。冒険者って意外といいご身分なのか?
「ああ、それには及ばないよ。宿屋運営してるとこの娘さんとちょっと知り合ってそこに泊まらせてもらうことにするよ。お気遣いありがとう」
「かしこまりました!それでは依頼達成です!」
ニコニコしながら依頼達成を告げてくる受付嬢さん……エレナと言うらしい……に少し赤面しながらお礼を言ってギルドを出る。
さて、レインが言ってたのはどのへんだったか……確か宿屋リーフ、って名前だったはずだ。仕方ない……探すか。
1時間くらいまちを徘徊してようやく宿屋リーフを見つけることができた。なんで宿探すのに1時間かかってるんだよ……
とりあえず宿屋に入ることにするか。
「いらっしゃ……ってユーヤじゃない、遅かったわね!ところであんた武器とか持ってないの?冒険者たる者武器の一つくらいはもっときなさい!ほら!さっさと行く!」
何故か追い出された……まあとりあえずは剣を買いに行くか。……にしてもまるでRPGだ。必要な人物に話しかけて必要な情報を得る。俺が勇者ポジションなら人の家に勝手に入って色々貰って行ってもいいんじゃなかろうか。なんて思いは胸にしまい鍛冶屋へと向かうことにした。
◆
「へいらっしゃい!……ってなんだガキか。冷やかしなら帰んな」
いきなり酷くないか?性格だけ見ればこの人の方がよっぽど冒険者な気がするよ。
「これでも一応冒険者なんだが……」
俺は冒険者カードを見せながら鍛冶屋の店主に言う。
「おっとこれは悪いな、失敬失敬!んでどんな装備がお望みだ?」
やっぱり日本人といえば刀だろう。俺は刀の概形を説明し製作を依頼した。ただ素材の持ち込みが必要になるらしい。魔物の牙とかでいいらしいが……取りに行くか。とりあえず代替えで剣を貸してくれた。なんだ、いい人じゃないか。
始まりの合図がなったが相手は動く様子がない。カウンター狙いか……?
「坊主、何でも良いから1発ぶち込んでみな。おっと、別に舐めてるわけじゃないぜ?これは試験官をやる奴が毎回やってるいわば恒例なんだよ」
つまりは受験者全体をなめている、と捉えても良いのではないだろうか?まあ良い機会だ。格上の冒険者に自分の力がどの程度通ずるものか確かめるのも良いだろう。そう思い俺は詠唱を始める。
「我が力を糧に生み出されし雷よ。混ざりて我が前の敵を討ち滅ぼせ。【ライトニング】!!」
さて……中級魔術がどれだけ効くのか……
「うおっ!?っと……やるな坊主……!こりゃこれも本腰入れなきゃな」
1発受けてくれるって話はどこ行ったんだか……
「1発は受けてくれるんじゃなかったのか?」
「冗談はよしてくれや。あんなの受けたら俺が死んじまう!」
アレンさんは軽く笑いながら言う。そういえばパラライズは効くのか……?
「【パラライズ】」
「……?何をしたんだ?」
やっぱり効かないか……ってことは完全な格上だ。
「ちょっとした呪いだよ」
「それじゃ次はこっちから行くぞ」
アレンはそういうとものすごい速度でこちらに迫ってくる。もちろん俺が避けられるはずもない。
「っ……!か……はっ……」
かなり重い一撃だ。
「っ!【フラッシュ】!【ライトニング】!」
よし。決まった。
「っ!?ぐ……っ!はぁ……やるな!坊主。合格だ。名前は?」
「俺はユーヤサトウだ。それで?まだ倒してないけど合格でいいのか?」
「はい?まさか倒す気だったのか!?自分で言うのもなんだが俺は高ランクだぞ?そこまで無茶な課題は流石にないさ。と言うか負けたら俺の立場がない!」
アレンは笑いながら説明してくれた。まあ確かにそんな馬鹿みたいな試験な訳がないか。一度も「勝て」とは言われてないもんな。しっかし残る魔力全部込めたライトニングでも倒せないとは……本格的に鍛えなきゃな。
「それじゃ坊主。ギルドに戻ったらこいつを渡しな。こいつを渡せば登録は完了だ。おめでとさん」
高ランク冒険者って言えばもうちょい厳格な人ってイメージなんだが……言っちゃなんだが同格にしか思えない。実力は確かなものなんだろうけど態度というかなんと言うかが軽すぎてだ。
とりあえずは合格することができたんだし今はそんなことは関係ないだろう。早速魔物を狩ってステータスを奪いたいところだ。なんたって元のステータスはレベルを上げても大したことないからな。
「お、坊主じゃねぇか!どうだったんだ?試験は」
「無事合格さ。なかなか骨が折れたけどな」
「そいつは結構。にしても坊主みてぇなチビが冒険者になるとは何があるかわからねぇもんだな!」
豪快に笑いながら冒険者の男は俺に話しかけてくる。
「俺はカゼフって言うんだ。これから仕事仲間になるんだ。自己紹介くらいしねぇとな!てなわけで名乗れ!」
態度は冒険者さながらって感じなんだが……随分と優しくないか?もっと荒くれ者を想像してたんだが……絡まれるとは思ってたがいい意味で絡まれるとなんだかやりづらいな。
「ああ、俺はユーヤだ」
「随分と変わった名前じゃぁねぇか。まあ良い、これからよろしく頼むぜ!」
「こちらこそ!」
冒険者と握手を交わした後は離れて受付嬢の方へと行く。
「何だか冒険者って感じがしないですよねカゼフさんって。新しい子が来るといつもあんな感じなんですよ。お金のなさそうな人には銀貨まで配るし最近は他の冒険者の方まで……いい意味で冒険者らしくないですよね本当に。さて、これで登録は完了です!登録料として銅貨2枚をいただきますね!」
俺は貰った銀貨を一枚取り出し受付嬢さんに渡す。
「……はい、確認しました!登録したばかりのユーヤさんはまだGランクなので受けられる依頼はFからGになります。Gランクの依頼は1ポイント。それより一つ上のランクの依頼は2ポイント。合計20ポイントで次のランクへと昇格となります。それでは早速依頼を受けますか?」
「そうだな、それじゃ……」
◆
俺が受けたのはゴブリン討伐の常駐依頼とコボルト討伐の常駐依頼だ。この辺の依頼だと見つければそれで終わり、と言う感じに近いから楽で良い。ちなみにゴブリン1匹銅貨10枚、コボルト1匹銅貨20枚だ。
全くボロい商売である。なんたって見かけたらパラライズで動きを止めてロブで力を奪えば良いだけだからな!
既にそれぞれ10体近く狩っている。まあ今日はもう魔術は打ち止めだしこんなものでいいか。俺はそれぞれの耳を持ってギルドへ戻った。
「これ耳でいいんだったよな?」
「あ、はい!それにしても結構狩られてきましたね。ところでもう宿は決められました?もし決まっていないのであればギルドの運営している宿に泊まることもできますが……」
ギルドは宿まで運営しているのか。冒険者って意外といいご身分なのか?
「ああ、それには及ばないよ。宿屋運営してるとこの娘さんとちょっと知り合ってそこに泊まらせてもらうことにするよ。お気遣いありがとう」
「かしこまりました!それでは依頼達成です!」
ニコニコしながら依頼達成を告げてくる受付嬢さん……エレナと言うらしい……に少し赤面しながらお礼を言ってギルドを出る。
さて、レインが言ってたのはどのへんだったか……確か宿屋リーフ、って名前だったはずだ。仕方ない……探すか。
1時間くらいまちを徘徊してようやく宿屋リーフを見つけることができた。なんで宿探すのに1時間かかってるんだよ……
とりあえず宿屋に入ることにするか。
「いらっしゃ……ってユーヤじゃない、遅かったわね!ところであんた武器とか持ってないの?冒険者たる者武器の一つくらいはもっときなさい!ほら!さっさと行く!」
何故か追い出された……まあとりあえずは剣を買いに行くか。……にしてもまるでRPGだ。必要な人物に話しかけて必要な情報を得る。俺が勇者ポジションなら人の家に勝手に入って色々貰って行ってもいいんじゃなかろうか。なんて思いは胸にしまい鍛冶屋へと向かうことにした。
◆
「へいらっしゃい!……ってなんだガキか。冷やかしなら帰んな」
いきなり酷くないか?性格だけ見ればこの人の方がよっぽど冒険者な気がするよ。
「これでも一応冒険者なんだが……」
俺は冒険者カードを見せながら鍛冶屋の店主に言う。
「おっとこれは悪いな、失敬失敬!んでどんな装備がお望みだ?」
やっぱり日本人といえば刀だろう。俺は刀の概形を説明し製作を依頼した。ただ素材の持ち込みが必要になるらしい。魔物の牙とかでいいらしいが……取りに行くか。とりあえず代替えで剣を貸してくれた。なんだ、いい人じゃないか。
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