日は沈まず

ミリタリー好きの人

文字の大きさ
上 下
7 / 41

自由の為の艦隊

しおりを挟む
差別用語がかなりあります。そういうものが苦手である方は読むのをやめてください

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

太平洋艦隊司令部

もはやジャップに戦力では圧倒的に不利である。

「どうすればよいのか・・・」

あいつらは国家の資産を大々的に使用し世界恐慌の時に大幅な軍事拡張をおなってい
た。

平時だったら間違いなく支援をすることはなかっただろう。

しかし、大恐慌のために美味しい話は非常に欲しがっていた。

そのため、我が国や英国などの諸国がジャップどもに資源を喜んで輸出してた。

どれに、東洋のサルはどんだけ発展しても、脅威になることはないと思っていたのもあった。

しかし、明治以降に飛ぶ鳥を落とす勢いで発展したように、いつの間にか奴らは未だに工場力は貧弱だが、戦力は我が艦隊を越していた。

しかも、奴らには優れた研究員がいるようだ。

新型の兵器を研究している。

詳細はほぼわからないのだが。

その金はどうやら国債のようだ。

国家が国債の購入を促したのだろうか。

国家を崇拝しているあの国の国民は喜んで協力することだろう。

しかし、まだ総合的には我々が勝利している。

まず資源は我々の方がある。

それに工場力でもこちらが優勢。

だからといってこちらは現在苦境に立たされている。

しかし、我々が絶対に勝利しなければいけない。

「さあ 戦略を考えるか。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「大統領。」

「おお、話し合いたいことがあると言っていたじゃないか。」

「はい。」

「まあ、まずは掛けてくれ。」

そして席に座る。

「それで、何の要件なのだ?ハズバンド・キンメル大将。」

私に尋ねてくる。

「ジャップどもは大幅に戦力を増強しています。」

「それはもちろん知っている。」

そりゃそうだろう。

「そこで太平洋海軍を増強してほしいのです。」

「もうすでに艦の大規模建造計画を進めているが?」

それは当たり前の対策であろう。

「それはありがたいのですが、それはジャップの攻撃に間に合わないのでわないのではないでしょうか?」

「・・・・・・」

「そこで無理な願いではあるとは思いますが大西洋の戦力の一部を太平洋に回してもらえませんか?」

「・・・ヨーロッパにはロイヤルネイビーで十分どうにかなるだろう。よし、今後大西洋艦隊と協議する。良い知らせを待っていろ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後空母ヨークタウンを太平洋に移し建造中のヨークタウン級ホーネットの就役を秋から夏に早め、太平洋艦隊に配属させた。

また、大西洋の旧型戦艦の約半分を太平洋に移動させた。

これで空母は五隻となり戦艦もジャップと同等の数となった。

「これで負けることはないだろう。」

しかし、我々はミスを犯していた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「交渉する気があるのか?」

フランス領南インドシナに駐留するなど日本人に脳はあるのだろうか。

交渉を続けても意味があるのだろうか。

「さて、交渉を始めましょうか。」

我らの要求は彼らにとって厳しいだろう。

しかし、それでも妥協することはできない。

これが最低条件であった。

それにあちらの条件が厳しい。

こちらが到底受け入れることはできないような条件である。

そのため今回の協議も難航した。

その後我々が最後通牒を送付し、日本が拒否したため交渉が終了してしまった。

もはや戦争は避けられないのだろうか。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた

中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■ 無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。 これは、別次元から来た女神のせいだった。 その次元では日本が勝利していたのだった。 女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。 なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。 軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか? 日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。 ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。 この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。 参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。 使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。 表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。

大日本帝国、アラスカを購入して無双する

雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。 大日本帝国VS全世界、ここに開幕! ※架空の日本史・世界史です。 ※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。 ※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます

竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論 東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで… ※超注意書き※ 1.政治的な主張をする目的は一切ありません 2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります 3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です 4.そこら中に無茶苦茶が含まれています 5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません 6.カクヨムとマルチ投稿 以上をご理解の上でお読みください

小沢機動部隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。 名は小沢治三郎。 年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。 ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。 毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。 楽しんで頂ければ幸いです!

本能のままに

揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください! ※更新は不定期になると思います。

旧式戦艦はつせ

古井論理
歴史・時代
真珠湾攻撃を行う前に機動艦隊が発見されてしまい、結果的に太平洋戦争を回避した日本であったが軍備は軍縮条約によって制限され、日本国に国名を変更し民主政治を取り入れたあとも締め付けが厳しい日々が続いている世界。東南アジアの元列強植民地が独立した大国・マカスネシア連邦と同盟を結んだ日本だが、果たして復権の日は来るのであろうか。ロマンと知略のIF戦記。

処理中です...