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陸海合同航空技術研究所
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陸海合同航空技術研究所 3科 (航空機担当)
「まさか陸軍と海軍が協力するとは・・・」
つい言葉をこぼしてしまう。
それも仕方ないだろう。
我が陸軍と海さんは非常に仲が悪い。
しかし、上層部は米英に対抗するには陸海軍での協力が不可欠であるとして陸海合
同研究所が設立された。
まあ筋は通っているのだが・・・
そして陸海合同といっているが民間の協力も、もちろんある。
そのためここには帝國の一級の研究者が集まることになり、
合同研究でそれぞれの良さが生かされることになった。
「やあ陸さん そちらは順調に進んでいるか?」
海軍の研究者が話しかけてくる。
名前は知らないが、たまに話している」
「こちらの機体開発は民間の協力もあって順調に進んでいるよ。 海さん」
「そうですか こちらの誘導装置も順調に開発が進んでいるよ。 陸さん」
自分にはこの研究に素朴な疑問があった。
「なぜこの研究に大量の研究費がかけられているのだ?いくら経済が再建されたと
はいえ、そんなに研究にはお金をかけていられないという状況なのに。」
「1935年の大演習の時に様々な課題が浮かび上がったのだ。空母対空母の戦いでは
大量の犠牲が出ることや艦の耐久力の問題(※)これらを解決することの必要性
を感じたのだ。」
海軍の情報を漏らしていいのかと疑問に持ちながら
「それと誘導弾と何が関係しているのだ?」
と尋ねた
「航空隊の消耗を抑えるために急降下爆撃ではなくある程度の距離で誘導弾を発射
したほうが良いというのが上層部から出てきたのだ。」
「なるほど。」
今の上層部は犠牲を出すことを嫌がっているからこの研究に大量の研究費が出てい
るのは納得できる。
それに訓練には時間がかかる。
犠牲を減らすのは不可欠と言えるだろう
「ちなみに他の犠牲を減らす方法として防弾装備も研究されているらしい。」
「ほう。」
誰かが入室してきた。
「やあ 研究者の諸君。研究は順調か?」
「山本中将!?」
入ってきたのは連合艦隊司令長官になったばかりの山本五十六中将だった。
「誘導弾の開発は我々の中で重要視されているがいつ頃にできそうか?」
「試作一号機が今年中に完成しそうです。」
「そうか これを量産して攻撃機に配備しなければな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして1939年末、4年の時を経て試作一号機が完成した。
神奈川県の真鶴海岸で発射実験及び誘導実験が行われた。
試作一号機は正常に発射され、また正常に誘導され、吸い込まれるように標的に命
中した。
この誘導弾は海軍用は奮龍、陸軍用は伊号無線誘導弾と名付けられた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロケットエンジンで時速700キロメートルほどまで加速するこの誘導弾はとりあ
いず誘導は手動とした。
弾頭は海軍は500キロ陸軍は対象に合わせるため300キロと800キロの2パ
ターンを用意した
そしてこの誘導弾は陸海軍ともに大量生産された。
史実の伊号無線誘導弾です。
「まさか陸軍と海軍が協力するとは・・・」
つい言葉をこぼしてしまう。
それも仕方ないだろう。
我が陸軍と海さんは非常に仲が悪い。
しかし、上層部は米英に対抗するには陸海軍での協力が不可欠であるとして陸海合
同研究所が設立された。
まあ筋は通っているのだが・・・
そして陸海合同といっているが民間の協力も、もちろんある。
そのためここには帝國の一級の研究者が集まることになり、
合同研究でそれぞれの良さが生かされることになった。
「やあ陸さん そちらは順調に進んでいるか?」
海軍の研究者が話しかけてくる。
名前は知らないが、たまに話している」
「こちらの機体開発は民間の協力もあって順調に進んでいるよ。 海さん」
「そうですか こちらの誘導装置も順調に開発が進んでいるよ。 陸さん」
自分にはこの研究に素朴な疑問があった。
「なぜこの研究に大量の研究費がかけられているのだ?いくら経済が再建されたと
はいえ、そんなに研究にはお金をかけていられないという状況なのに。」
「1935年の大演習の時に様々な課題が浮かび上がったのだ。空母対空母の戦いでは
大量の犠牲が出ることや艦の耐久力の問題(※)これらを解決することの必要性
を感じたのだ。」
海軍の情報を漏らしていいのかと疑問に持ちながら
「それと誘導弾と何が関係しているのだ?」
と尋ねた
「航空隊の消耗を抑えるために急降下爆撃ではなくある程度の距離で誘導弾を発射
したほうが良いというのが上層部から出てきたのだ。」
「なるほど。」
今の上層部は犠牲を出すことを嫌がっているからこの研究に大量の研究費が出てい
るのは納得できる。
それに訓練には時間がかかる。
犠牲を減らすのは不可欠と言えるだろう
「ちなみに他の犠牲を減らす方法として防弾装備も研究されているらしい。」
「ほう。」
誰かが入室してきた。
「やあ 研究者の諸君。研究は順調か?」
「山本中将!?」
入ってきたのは連合艦隊司令長官になったばかりの山本五十六中将だった。
「誘導弾の開発は我々の中で重要視されているがいつ頃にできそうか?」
「試作一号機が今年中に完成しそうです。」
「そうか これを量産して攻撃機に配備しなければな。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして1939年末、4年の時を経て試作一号機が完成した。
神奈川県の真鶴海岸で発射実験及び誘導実験が行われた。
試作一号機は正常に発射され、また正常に誘導され、吸い込まれるように標的に命
中した。
この誘導弾は海軍用は奮龍、陸軍用は伊号無線誘導弾と名付けられた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロケットエンジンで時速700キロメートルほどまで加速するこの誘導弾はとりあ
いず誘導は手動とした。
弾頭は海軍は500キロ陸軍は対象に合わせるため300キロと800キロの2パ
ターンを用意した
そしてこの誘導弾は陸海軍ともに大量生産された。
史実の伊号無線誘導弾です。
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