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獣人国グエン
198.無力なソラ
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・・・・???
確かに≪雷炎の矢≫は玄武に当たっているように見えるのだが何の反応もない。
≪雷炎の矢≫はすべて当たったはずだが微動だにせず何事もなかったように玄武の山は全く同じ場所で佇んでいた。
しかもあれだけの熱量の塊が直撃したように見えたのに表面に焦げ跡すらないのだ。
完全にに魔法が無効化されているようだなぁ。
俺の脆弱な物理攻撃を試してみるしかないか。
スキル≪超人≫と≪韋駄天≫を発動しつつ無形の竜牙で矢を連続で放つ。
・・・・アレ、玄武の表面で矢が消えているぞ。
該当しそうな効果を持つスキルは無かったと思うんだが?
あ、そう言えば無形の竜牙の矢は魔力で生成しているんだった≪雷炎の矢≫を放ったときになぜ気づかなかったんだろ。
バカだ俺。
はぁ、これで接近戦をするしかなくなったなぁ。
反応がないうちに≪断絶≫も一緒に試してみるか。
無形の竜牙を刀に変え、≪断絶≫を発動させながら重い左足を身体能力に任せて力強く踏み出し玄武に向かって一歩一歩が飛ぶように駆け出した。
魔法が無力化されて衝撃すら与えられない雑魚と思っているからか感知系スキルをもっていないからか俺が距離を半分以上詰めても玄武は身じろぎ一つしない。
本当に山そのものなんじゃないかと錯覚するくらい全く動きがない玄武に対して俺は駆け抜ける勢いをそのまま乗せて《断絶》を振りぬいた。
《断絶》は玄武に切り込んでいっているように見えた。
もともと《断絶》は手ごたえを感じないほど切れ味が鋭いので感覚で切れているのか切れていないのか分からない。
《断絶》が玄武に半分ほど切り込み《断絶》の芯になっている無形の竜牙の部分が当たった瞬間『カーン』という甲高い音を上げて俺の両手は弾かれた。
一呼吸も置かずに周りを大岩に囲まれた。
恐らくこれが玄武の大地魔法だ。
本当に攻撃が当たるまで反応が無いとは驚きだ。
大岩の下敷きになって潰れるのは勘弁なので両足の筋肉を収縮させ一気に飛びのいた。
さっきまで俺の居た場所に大岩が殺到しているのを眺めながら打開策が無いか考える。
切り札である二つの《プログラム》が全く効果がないのはある程度予測はしていたがショックだな。
硬いものを壊すといったらハンマーかな?
全力で叩いたら多少はダメージが通るかな?
うお!
急に足元の地面が裂けた!
そこが見えんぞ!
慌てて足元に結界を張って体を支える。
俺もジンの天駆を覚えようかな~。
今度は地面が盛り上がって獣の形になったぞ。
コレはもしかしなくても・・・・。
俺は《プログラム・擬似生命生成》でジン型ゴーレムを生成。
俺の中で最強はジンだ。
魔法はイメージが大事だから自分が強いと思う存在をゴーレム化してみた。
さらにゴーレムの素材である土の中にある金属を表面に集めて強度を上げる。
これで多少は強度が上がるはず。
俺の願望が届いたのか強度が上がったジン型ゴーレムは玄武の作り出した獣ゴーレムを圧倒してくれている。
大岩が雨のように降ってくるのでジン型ゴーレムに任せるだけでなく俺自身も《直感》と《超人》を頼りに回避動作を続ける。
玄武の攻略方法をちょっと思いついてしまった。
コレがダメなら一端プライベートワールドに逃げよう。
確かに≪雷炎の矢≫は玄武に当たっているように見えるのだが何の反応もない。
≪雷炎の矢≫はすべて当たったはずだが微動だにせず何事もなかったように玄武の山は全く同じ場所で佇んでいた。
しかもあれだけの熱量の塊が直撃したように見えたのに表面に焦げ跡すらないのだ。
完全にに魔法が無効化されているようだなぁ。
俺の脆弱な物理攻撃を試してみるしかないか。
スキル≪超人≫と≪韋駄天≫を発動しつつ無形の竜牙で矢を連続で放つ。
・・・・アレ、玄武の表面で矢が消えているぞ。
該当しそうな効果を持つスキルは無かったと思うんだが?
あ、そう言えば無形の竜牙の矢は魔力で生成しているんだった≪雷炎の矢≫を放ったときになぜ気づかなかったんだろ。
バカだ俺。
はぁ、これで接近戦をするしかなくなったなぁ。
反応がないうちに≪断絶≫も一緒に試してみるか。
無形の竜牙を刀に変え、≪断絶≫を発動させながら重い左足を身体能力に任せて力強く踏み出し玄武に向かって一歩一歩が飛ぶように駆け出した。
魔法が無力化されて衝撃すら与えられない雑魚と思っているからか感知系スキルをもっていないからか俺が距離を半分以上詰めても玄武は身じろぎ一つしない。
本当に山そのものなんじゃないかと錯覚するくらい全く動きがない玄武に対して俺は駆け抜ける勢いをそのまま乗せて《断絶》を振りぬいた。
《断絶》は玄武に切り込んでいっているように見えた。
もともと《断絶》は手ごたえを感じないほど切れ味が鋭いので感覚で切れているのか切れていないのか分からない。
《断絶》が玄武に半分ほど切り込み《断絶》の芯になっている無形の竜牙の部分が当たった瞬間『カーン』という甲高い音を上げて俺の両手は弾かれた。
一呼吸も置かずに周りを大岩に囲まれた。
恐らくこれが玄武の大地魔法だ。
本当に攻撃が当たるまで反応が無いとは驚きだ。
大岩の下敷きになって潰れるのは勘弁なので両足の筋肉を収縮させ一気に飛びのいた。
さっきまで俺の居た場所に大岩が殺到しているのを眺めながら打開策が無いか考える。
切り札である二つの《プログラム》が全く効果がないのはある程度予測はしていたがショックだな。
硬いものを壊すといったらハンマーかな?
全力で叩いたら多少はダメージが通るかな?
うお!
急に足元の地面が裂けた!
そこが見えんぞ!
慌てて足元に結界を張って体を支える。
俺もジンの天駆を覚えようかな~。
今度は地面が盛り上がって獣の形になったぞ。
コレはもしかしなくても・・・・。
俺は《プログラム・擬似生命生成》でジン型ゴーレムを生成。
俺の中で最強はジンだ。
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さらにゴーレムの素材である土の中にある金属を表面に集めて強度を上げる。
これで多少は強度が上がるはず。
俺の願望が届いたのか強度が上がったジン型ゴーレムは玄武の作り出した獣ゴーレムを圧倒してくれている。
大岩が雨のように降ってくるのでジン型ゴーレムに任せるだけでなく俺自身も《直感》と《超人》を頼りに回避動作を続ける。
玄武の攻略方法をちょっと思いついてしまった。
コレがダメなら一端プライベートワールドに逃げよう。
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