182 / 246
獣人国グエン
182.ついに執事が・・・。
しおりを挟む
タイプを選択すると再びアームが作業を開始した。
どうやら今度は選択したタイプに合わせて人工皮膚などを装着させていくらしい。
デッサン人形型のロボットに人工皮膚が装着されるのは若干気持ち悪いので女性陣に見せるべきじゃないと思って≪光学迷彩≫で隠した。
「ソラ、無くなったぞ!」
「ジン慌てるなよ。ちょっと気持ち悪いから隠しただけだ。どうしても見たいならもう少し近寄れば見えるよ。ただ危ないから近寄り過ぎるなよ。」
するとジンを含めてエルとエナちゃんまで作業台に近付いていった。
このままだと中が真っ暗なので上側の≪光学迷彩≫を解除する。
3人が≪光学迷彩≫の境に到達すると指先から見えなくなった。
危険はないはずだけど俺も続いて≪光学迷彩≫の内側に入った。
手の感覚は確かにあるのに目の前から手先から見えなくなるのは奇妙な感覚だな。
作業台の上でロボットアームがデッサンロボに人口皮膚を装着し終えていた。
今はカツラ?を装着させている。
カツラの色は俺が望む老紳士然としたグレーで所々に白髪混じっている上にオールバックだった。
髭は口の周りを覆い、あごひげ、揉み上げと繋がっている。
最後に黒のスーツに蝶ネクタイを身に着けて完成したようだ。
綿毛のようにふわりと立ち上がるとベテラン執事のように優雅で美しいお辞儀で挨拶をしてきた。
「お初にお目にかかります。旦那様、不躾に失礼ですが名前をつけていただいてもよろしいでしょうか?」
すでに俺が主になっているようで安心した。
暴れたり俺たちに襲いかかってくる可能性も0では無かったからね。
「それじゃ今日から君の名前は老紳士セバスだ。」
「ありがとうございます。旦那様、今より私の名前をセバスと登録いたします。奥様、お嬢様、使い魔の皆様、これからよろしくお願いします。」
「「「「「「よろしく。」」」」」」
************
老紳士セバスと主従関係を結びました。
老紳士セバスのステータスを表示します。
名前 老紳士 セバスLV--
種族 アンドロイド
戦闘ランク --
スキル
給仕 LV10
隠密 LV10
情報収集 LV10
暗器 LV5
ユニークスキル
古代の知識 LV1
称号
大地神の機械像 完璧な執事
アイテム
万能スーツ
*************
セバスは完全に執事と諜報員が一緒になったような能力ですね。
とっても都合の良いことに必要としている人材ですよ。
そうだ、一番に確認しておかないといけないことがあった。
「セバスは大地の迷宮の最下層で『豊穣の土』を入手する方法は分かる?」
「はい、私の古代の知識で分かります。」
「ソラ、この部屋を王国で調査しても良いだろうか?」
俺にはすでに無用なものだから構わないけど、扉の開閉はどうしよう。
「調査は構わないけど俺がいないと扉が開かないからそれを解決しないといけないな。」
「旦那様それでしたらこの部屋のロックを解除すればよろしいかと、それとこの部屋で使えそうなものはこちらで回収しておきます。」
セバスが予想通り出来る執事のようだ。
ただ俺がダメ人間にならないように注意しないといけないな。
「それじゃロックの解除を頼むよ。それと回収したものをリスト化しておいて後で王国に報告が必要だから。」
「畏まりました。」
そういうとセバスはPCのような端末とロボットアームといくつかの部品を回収した。
「それじゃ、一旦宿に戻ろうか。」
「ソラ、私は城に報告してから戻るわ。」
用事を済ませた俺達は古代神殿を後にした。
どうやら今度は選択したタイプに合わせて人工皮膚などを装着させていくらしい。
デッサン人形型のロボットに人工皮膚が装着されるのは若干気持ち悪いので女性陣に見せるべきじゃないと思って≪光学迷彩≫で隠した。
「ソラ、無くなったぞ!」
「ジン慌てるなよ。ちょっと気持ち悪いから隠しただけだ。どうしても見たいならもう少し近寄れば見えるよ。ただ危ないから近寄り過ぎるなよ。」
するとジンを含めてエルとエナちゃんまで作業台に近付いていった。
このままだと中が真っ暗なので上側の≪光学迷彩≫を解除する。
3人が≪光学迷彩≫の境に到達すると指先から見えなくなった。
危険はないはずだけど俺も続いて≪光学迷彩≫の内側に入った。
手の感覚は確かにあるのに目の前から手先から見えなくなるのは奇妙な感覚だな。
作業台の上でロボットアームがデッサンロボに人口皮膚を装着し終えていた。
今はカツラ?を装着させている。
カツラの色は俺が望む老紳士然としたグレーで所々に白髪混じっている上にオールバックだった。
髭は口の周りを覆い、あごひげ、揉み上げと繋がっている。
最後に黒のスーツに蝶ネクタイを身に着けて完成したようだ。
綿毛のようにふわりと立ち上がるとベテラン執事のように優雅で美しいお辞儀で挨拶をしてきた。
「お初にお目にかかります。旦那様、不躾に失礼ですが名前をつけていただいてもよろしいでしょうか?」
すでに俺が主になっているようで安心した。
暴れたり俺たちに襲いかかってくる可能性も0では無かったからね。
「それじゃ今日から君の名前は老紳士セバスだ。」
「ありがとうございます。旦那様、今より私の名前をセバスと登録いたします。奥様、お嬢様、使い魔の皆様、これからよろしくお願いします。」
「「「「「「よろしく。」」」」」」
************
老紳士セバスと主従関係を結びました。
老紳士セバスのステータスを表示します。
名前 老紳士 セバスLV--
種族 アンドロイド
戦闘ランク --
スキル
給仕 LV10
隠密 LV10
情報収集 LV10
暗器 LV5
ユニークスキル
古代の知識 LV1
称号
大地神の機械像 完璧な執事
アイテム
万能スーツ
*************
セバスは完全に執事と諜報員が一緒になったような能力ですね。
とっても都合の良いことに必要としている人材ですよ。
そうだ、一番に確認しておかないといけないことがあった。
「セバスは大地の迷宮の最下層で『豊穣の土』を入手する方法は分かる?」
「はい、私の古代の知識で分かります。」
「ソラ、この部屋を王国で調査しても良いだろうか?」
俺にはすでに無用なものだから構わないけど、扉の開閉はどうしよう。
「調査は構わないけど俺がいないと扉が開かないからそれを解決しないといけないな。」
「旦那様それでしたらこの部屋のロックを解除すればよろしいかと、それとこの部屋で使えそうなものはこちらで回収しておきます。」
セバスが予想通り出来る執事のようだ。
ただ俺がダメ人間にならないように注意しないといけないな。
「それじゃロックの解除を頼むよ。それと回収したものをリスト化しておいて後で王国に報告が必要だから。」
「畏まりました。」
そういうとセバスはPCのような端末とロボットアームといくつかの部品を回収した。
「それじゃ、一旦宿に戻ろうか。」
「ソラ、私は城に報告してから戻るわ。」
用事を済ませた俺達は古代神殿を後にした。
0
お気に入りに追加
260
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる