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竜人の子、旅立つ
7.思い出
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シロはユーロンと向き合い、目を閉じた。
自分の身体に巡る魔力に集中する。
シロは10歳の時、学校で魔力暴走を起こしかけた。その年の夏休み、ルーフに連れられドグライアスの寂れた野原で教わった魔力のコントロールの仕方。
ー…『魔力のコントロールは気持ちだ!大量に使う時はわーって出して、調節する時はぎゅーって絞る。ほら、分かるだろ?』
ルーフは身振り手振りしながら大雑把な説明をする。言いたい事は何となく分かるが、シロはイマイチ感覚が掴めず苦戦していた。
『えー、もう少し分かりやすく説明してくださいよぉ』
『だからぁ、わーってやって、ぎゅーだってば!』
2人の特訓の様子を見物していたジェスは腹を抱えて大笑いしている。
『だっはっはっ!魔力のコントロールより、ルーフの説明を理解する方が難しいぜ!』
『うっせぇーぞ、ジェス!』
ルーフは不機嫌そうに腕を組む。ジェスはルーフに構う事なくシロに話しかけた。
『シロ坊、魔力をコントロールするイメージは、蛇口だな。必要な量の水を蛇口からひねって出すだろ。使わない時は蛇口をひねって止める。魔力も一緒だ。使う分だけ出して、使わない時はすぐに止める。簡単だろ?』
『あー、なるほど』
ジェスの分かりやすい説明に、シロとルーフが声を揃えて納得した。
『シロ、その魔力の蛇口がぶっ壊れたら、魔力が暴走してお前は処刑される。とにかくそれを何度も練習して感覚を体に叩き込め。絶対壊れない蛇口を作るんだ』
『ルーフ、俺の言葉で偉そうに話してんじゃねえよぉー?』
ジェスに小突かれ、ルーフは『お前はいちいちうるせぇんだよ。どっか行け!』とケンカを始めた。
シロはそんな2人を無視して『壊れない魔力の蛇口か…』と呟きイメージしてみた。
言われた通り、シロは何度も何度も練習した。魔力不足で倒れた事もあれば、魔力暴走を起こしかけた事もあった。その度、ルーフに助けられ『お前、本当練習好きだなぁ。少しは休憩しよーぜ』と笑われたっけ。
懐かしい思い出にシロの心は温かくなる。
シロは身体の奥底から魔力を少しずつ放出させる。足元に闇のオーラが湧き出し、徐々に広がっていく。
シロの様子に、剣を構えるシャオルには緊張が走り、もう一度剣を握り直した。
そしてユーロンは、静かに見守っている。
シロが11歳の時は、闇魔力の使い方について教わった。
ー…『人間や竜人は闇魔力を恐れてるんだが、魔族からしたら超万能属性で憧れの魔力なんだ』
そう言ってルーフは、魔法で手のひらサイズの氷の塊を出した。
『俺の属性は氷魔力だが、魔力のコントロール次第で…、ほら』
ルーフの手のひらにあった氷が、パチンっと音と共に小さな竜巻に変わった。
『氷魔力から風魔力に変えられる。つまり魔力の属性を変える事が出来るんだ。で、次が熱魔力』
そしてその小さな竜巻は、徐々に大きくなりながら、スピードを落とし、暖かい風がシロを包み込んだ。暖かい風はルーフの方へ戻り、小さくなってルーフの手のひらに戻った。
『最後に火魔力』
小さくなった風は、ボッと音を立てて小さな火の玉に変わった。
『すごい!!ルーフさんカッコいい!!』
ルーフが次々に見せる魔法に、シロはすっかり心を奪われ、目を輝かせてパチパチと拍手をした。
気を良くしたルーフは、腰に手を当て鼻を鳴らした。
『そーだろ、そーだろっ!極対の属性を使いこなせる奴は中々いないからなっ。俺には才能があったから余裕で出来るが、並大抵の努力じゃここまで使いこなせないだろうな!だが、俺の言う通りに練習すればシロでも出来るはずだ』
ルーフは自慢げに話したが、実際は、ここまで使いこなすために血を吐くような努力をしていた。
それはルーフが魔王の側近になりたかった頃だ。毎日、魔力不足になるまで練習して、何十年もかけて習得した。
結局、魔王の側近にはなれなかったが、魔王の継承者であるシロに教える日が来るなんて不思議なものだな、とルーフは思った。
『まあ、そうはいっても極対の属性を使う時は、今やったように属性を少しずつ変化させてかなきゃならない。だが、闇魔力に限っては、極対の属性でも直接変化させる事が出来る。つまり使いたい属性をすぐに使えるって事だ。だから闇魔力は超万能属性って言われてるんだ』
『じゃあ闇魔力を持つ僕でも、光魔力を使えるって事?』
シロは期待に胸を膨らませてルーフに聞いた。
『そういう事。治癒魔法なんかは光魔力の得意分野なんだよ。闇魔力を持つお前でも、属性を変化させる事で治癒魔法だって簡単に使いこなせるぞ』
『そっか…!僕、頑張るよ!』
その日から魔力の属性変化の練習が始まった。
何ヶ月も何年も練習を重ね、属性変化が少しずつ出来るようになった。
それでもまだ変化に時間はかかってしまうし、全ての属性に変化する事は出来ない。
だが、1番練習してきた光魔力には自信がある。
ー…あれだけ練習してきたんだ。
大丈夫、絶対出来る。
シロはさらに魔力に集中した。
シロから出ていた闇のオーラが、白く輝く光のオーラへ変わり始めた。
自分の身体に巡る魔力に集中する。
シロは10歳の時、学校で魔力暴走を起こしかけた。その年の夏休み、ルーフに連れられドグライアスの寂れた野原で教わった魔力のコントロールの仕方。
ー…『魔力のコントロールは気持ちだ!大量に使う時はわーって出して、調節する時はぎゅーって絞る。ほら、分かるだろ?』
ルーフは身振り手振りしながら大雑把な説明をする。言いたい事は何となく分かるが、シロはイマイチ感覚が掴めず苦戦していた。
『えー、もう少し分かりやすく説明してくださいよぉ』
『だからぁ、わーってやって、ぎゅーだってば!』
2人の特訓の様子を見物していたジェスは腹を抱えて大笑いしている。
『だっはっはっ!魔力のコントロールより、ルーフの説明を理解する方が難しいぜ!』
『うっせぇーぞ、ジェス!』
ルーフは不機嫌そうに腕を組む。ジェスはルーフに構う事なくシロに話しかけた。
『シロ坊、魔力をコントロールするイメージは、蛇口だな。必要な量の水を蛇口からひねって出すだろ。使わない時は蛇口をひねって止める。魔力も一緒だ。使う分だけ出して、使わない時はすぐに止める。簡単だろ?』
『あー、なるほど』
ジェスの分かりやすい説明に、シロとルーフが声を揃えて納得した。
『シロ、その魔力の蛇口がぶっ壊れたら、魔力が暴走してお前は処刑される。とにかくそれを何度も練習して感覚を体に叩き込め。絶対壊れない蛇口を作るんだ』
『ルーフ、俺の言葉で偉そうに話してんじゃねえよぉー?』
ジェスに小突かれ、ルーフは『お前はいちいちうるせぇんだよ。どっか行け!』とケンカを始めた。
シロはそんな2人を無視して『壊れない魔力の蛇口か…』と呟きイメージしてみた。
言われた通り、シロは何度も何度も練習した。魔力不足で倒れた事もあれば、魔力暴走を起こしかけた事もあった。その度、ルーフに助けられ『お前、本当練習好きだなぁ。少しは休憩しよーぜ』と笑われたっけ。
懐かしい思い出にシロの心は温かくなる。
シロは身体の奥底から魔力を少しずつ放出させる。足元に闇のオーラが湧き出し、徐々に広がっていく。
シロの様子に、剣を構えるシャオルには緊張が走り、もう一度剣を握り直した。
そしてユーロンは、静かに見守っている。
シロが11歳の時は、闇魔力の使い方について教わった。
ー…『人間や竜人は闇魔力を恐れてるんだが、魔族からしたら超万能属性で憧れの魔力なんだ』
そう言ってルーフは、魔法で手のひらサイズの氷の塊を出した。
『俺の属性は氷魔力だが、魔力のコントロール次第で…、ほら』
ルーフの手のひらにあった氷が、パチンっと音と共に小さな竜巻に変わった。
『氷魔力から風魔力に変えられる。つまり魔力の属性を変える事が出来るんだ。で、次が熱魔力』
そしてその小さな竜巻は、徐々に大きくなりながら、スピードを落とし、暖かい風がシロを包み込んだ。暖かい風はルーフの方へ戻り、小さくなってルーフの手のひらに戻った。
『最後に火魔力』
小さくなった風は、ボッと音を立てて小さな火の玉に変わった。
『すごい!!ルーフさんカッコいい!!』
ルーフが次々に見せる魔法に、シロはすっかり心を奪われ、目を輝かせてパチパチと拍手をした。
気を良くしたルーフは、腰に手を当て鼻を鳴らした。
『そーだろ、そーだろっ!極対の属性を使いこなせる奴は中々いないからなっ。俺には才能があったから余裕で出来るが、並大抵の努力じゃここまで使いこなせないだろうな!だが、俺の言う通りに練習すればシロでも出来るはずだ』
ルーフは自慢げに話したが、実際は、ここまで使いこなすために血を吐くような努力をしていた。
それはルーフが魔王の側近になりたかった頃だ。毎日、魔力不足になるまで練習して、何十年もかけて習得した。
結局、魔王の側近にはなれなかったが、魔王の継承者であるシロに教える日が来るなんて不思議なものだな、とルーフは思った。
『まあ、そうはいっても極対の属性を使う時は、今やったように属性を少しずつ変化させてかなきゃならない。だが、闇魔力に限っては、極対の属性でも直接変化させる事が出来る。つまり使いたい属性をすぐに使えるって事だ。だから闇魔力は超万能属性って言われてるんだ』
『じゃあ闇魔力を持つ僕でも、光魔力を使えるって事?』
シロは期待に胸を膨らませてルーフに聞いた。
『そういう事。治癒魔法なんかは光魔力の得意分野なんだよ。闇魔力を持つお前でも、属性を変化させる事で治癒魔法だって簡単に使いこなせるぞ』
『そっか…!僕、頑張るよ!』
その日から魔力の属性変化の練習が始まった。
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それでもまだ変化に時間はかかってしまうし、全ての属性に変化する事は出来ない。
だが、1番練習してきた光魔力には自信がある。
ー…あれだけ練習してきたんだ。
大丈夫、絶対出来る。
シロはさらに魔力に集中した。
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