竜人嫌いの一匹狼魔族が拾った竜人を育てたらすごく愛された。

そら。

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プロローグ*

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ベッドの軋む音が静かな部屋に響き渡る。

「うっ…、あっ…あぁ!」

声など出してやるもんかと歯を食いしばったが、あまりの快楽に我慢が出来ない。

やばいー…。
これ以上されたらー…。

込み上げてきた欲望を吐き出しそうになった瞬間、大きな手のひらに掴まれ、親指で先端を塞がれた。

「ふふっ、可愛い。でもまだダメだよ」

「うっ…もう無理だっ、ばかっ…。も…離せっ」

「じゃあイかせてあげる。その代わり俺のモノになってね。約束だよ」

ヤツは俺の耳をベロベロと舐めてから腰を掴み、いきなり奥まで入ってきた。

「あっ!…あぁ…っ!!」

散々弄られ寸止めをくらっていたせいか、たった数回の挿入であっという間に果ててしまった。

しかし、そんな俺を気に留めず、打ち付けてくる腰はどんどん激しさを増す。
大量の精液を中にぶち込められ終わったかと思えば、体勢を変え、また激しく挿入を繰り返してくる。

「んっ…あ…ぁ…」

もう無理だ、これ以上されたら意識が飛ぶー…。
俺は勝手に溢れてくる涙を堪え、ヤツを睨みつけた。

すると俺に縋るように見つめる酷く寂しそうな赤い瞳と目が合った。

ー…だめだ。今、こいつを独りにできない。

なぜかそう思い、必死で意識を保った。


やっと解放されて俺がベッドに倒れ込むと、ヤツも覆い被さってきた。

「ふふっ、約束。ちゃんと守ってね」

そう言ってうなじにキスを落とされた。



あー…、最悪。

どうやら俺は、純粋無垢で可愛かった子供をとんでもないエロ悪魔に育ててしまったみたいだ。

やっぱり竜人の子育てなんてするんじゃなかった。


ルーフは後悔しながら意識を手放した。
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