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12 僕の新しい生活
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「おはようございます、イサーク様」
「おはよう、ウォレン」
気持ちのいい朝日が屋敷を照らす中、食堂に行くと既にイサーク様が新聞を読みながら席に座っていた。
僕がイサーク様の向かいに座ると、新聞を畳んだイサーク様がテーブルの上から手を伸ばし微笑みかけてくる。
「婚礼衣装に合わせるラペルピンが出来上がったそうだよ。後で持って来て貰うから一緒に見よう」
「はい。それは楽しみですね」
そう言って僕も微笑み返し、イサーク様の掌に手を乗せれば優しくもしっかりと両手で包み込まれた。
「婚礼まで後一ヶ月か。どうだい? ここの生活には慣れた?」
「はい、お屋敷の皆様もお義母様も大変良くして下さって。とても感謝しています」
生活にも慣れて来たけど、イサーク様とのこういうスキンシップにも慣れて来た。
夫夫になるのなら少しずつでも触れ合い、互いを知って行こう、と言われ始めた事だったけど、最初の頃は手を握る、肩が触れる、そんな子供の様な触れ合いですら全身真っ赤に染まりそうな程だった。それが今では、こうやって手を握られても赤くなる事も無く、笑顔で会話を楽しめるようにまでなったのだから、慣れって恐ろしい。
でも、未だに就寝前の口づけだけは、恥ずかしくて慣れないままだけれど。
ヒートが明けた次の日の朝、僕はイサーク様と一緒にイサーク様が治めているコルトハーク領へと向かう為、馬車に荷物を積んでいた。と、言っても僕の荷物なんてボストンバッグ一つだけだが。
結局スタンホープ邸にある僕の荷物は何一つとして渡して貰えなかったから、しょうがないんだけど……
見送りに来た父様と母様はこれ見よがしな笑顔を振りまき、まるで子を案ずる良き親の様な振る舞いをイサーク様に見せつけていて辟易とする。
「ああ、ウォレン。もう行ってしまうのね。母様はあなたともっと一緒にいたかったけど、あなたの幸せを思ったらそんな我儘も言えないのね。寂しいわ、最後にお顔を良く見せてちょうだい」
「ウォレンよ。お前の幸せこそが一番だが、しっかりとコルトハーク伯爵様に仕えるんだぞ。もし、子供の事で悩みがあったら相談しなさい、力になるからな。大丈夫、うちにはジョセリンもいる。きっとお前の為に動いてくれるさ」
あまりにも芝居がかったそれに目線一つ合わせるのも嫌で、イサーク様の背後に隠れ「はい」とだけ返して、その後はひたすら下を向きイサーク様のピカピカに磨き上げられた靴を眺めていた。
「コルトハーク伯爵様、ウォレンを宜しくお願い致します。本当ならわたくし共がご一緒してご挨拶させて頂かないといけませんのに。本当に貴族の方のお屋敷にウォレン一人で大丈夫かしら? 不安だわ。ご無礼がなければ良いけれど、不安だわ~」
「せめて後日でもいいので、お屋敷にご挨拶にお伺いさせて頂きたいのですが」
「いや、御多忙でしょうからご無理をなさらず、と私の母も申しているので気持ちだけで結構。それに、私の領はここから一日は掛かる田舎なのでね、数分の挨拶の為に二日連続で馬車の旅は気の毒だ。それでは、次は結婚式でお会いいたしましょう。私の母もその日に紹介いたします」
隠してはいるつもりみたいだけど、明らかに母様はイサーク様のお屋敷に一緒に付いて行きたいのが見え見えで、チラチラとイサーク様と僕を物言いたそうに見て来る。大方、僕かイサーク様から「母様も一緒に」の一言を引き出して付き添いという大義名分の元、貴族のお屋敷で生活してみたいって所だろう。
その目論見も、先程のイサーク様の言葉でばっさり切り捨てられた訳だけれども。
「では、ファリオン。今度こそウォレンを頂いて行くよ」
「頼むぞ、親友。ウォレン、もしイサークに泣かされたら俺に一番に連絡をくれよ。速攻行って慰謝料と商売の利権をありったけ分捕ってやるからな」
「ちょっ、ちょっと兄様!」
「絶対に泣かせない! とんだ親友だよ、まったく……さぁ、ウォレン行こう」
そうして、ふざけてはいるけれど心配と安堵が入り混じった表情の兄様に手を振り、僕とイサーク様は実家を後にした。
そんな出発の日から二ヶ月。朝の挨拶からも分かる様に、僕は信じられない程にこのお屋敷でのびのびと暮らしていた。
平民の僕が貴族の家に嫁ぐのだから、それなりの反発も異論も受ける物と覚悟していたのに反して、お屋敷の使用人の方達は勿論、イサーク様のお母様も僕を快く受け入れて下さっていた。
お義母様は、前伯爵でイサーク様のお父様がお亡くなりになってからは別邸に住んでいる。だけど、今は僕がイサーク様の夫として隣に並べる様に、と貴族としての教育を施しにわざわざ平日に来て下さっている。
立ち振る舞いからテーブルマナー、ダンスから社交の場での心得やルールやマナーまで。これが結婚後には伯爵夫人としての仕事も実地で学んで行く、との事で毎日覚える事が多くて目が回りそうだった。だが、決して平民だからと馬鹿にする事も無く、出来れば褒めて下さるお義母様のおかげで毎日の学びは大変楽しい。
後日、知った事だが、平民の僕を最初から使用人の方達が受け入れてくれていたのは、このお義母様のおかげだったそうだ。
「平民だろうが番持ちだろうが、イサークが選んだ相手を頭ごなしに否定する様な事の無いように。仮にも伯爵家の使用人が、イサークの為だとお為ごかして品性の欠片も無い態度、行動を取る事は無いと信じています」
と、お屋敷の使用人全員を呼び出し言って下さっていたらしい。
らしい、と言うのも、最近少しずつ仲良くなって来た使用人の子達が教えてくれた事で。最初、なかなか伴侶を得ようとしないイサーク様が遂に! と思ったら平民の『Ω』、しかも番持ちを娶ると言い出した時は館中が大騒ぎだったらしい。
とてもオブラートに包んで話してはくれていたけれど、恐らく良い感情は持っていなかったんだろう。それを聞くと、その反応が正しい、と納得するのと同時に申し訳ない気持ちになる。
「でも、今は誰もウォレン様の事を悪くなんて思っていませんよ! 毎日真面目にお勉強なさって、驕る事も無く使用人の私達にまで教えを請いに来るくらいなんですもん。そんな方を悪く言う人なんてこのお屋敷にはいませんって。それに、あのイサーク様の目がねぇ……まぁ、なんて言うか……『α』に捕捉された『Ω』は大変って言いますけど、頑張って下さい。僕らβなので、そこ等辺は詳しくないのでお力にはなれないかも知れませんが」
などと謎の応援も貰いつつも、今はそんな事も言ってくれるようになった。
お義母様のご助力だけでなく、少しは自分の力で受け入れて貰える様になっていたのなら嬉しいんだけれど。
あまりの待遇の良さに一度、なぜ平民でこんな瑕疵しかない僕に嫌な顔一つせず、ここまで良くして下さるのか、と、思い切ってお義母様に聞いてみた事があった。
そうすると、これぞ貴族と言わんばかりの高笑いを披露された後。
「イサークが選んだのなら、身分だとか瑕疵だとかは些細な事。関係ないし問題無いのよ。だいたい、独り身を貫くなんて言って何年もウジウジしていた『α』が連れて来た『Ω』よ? そもそもが理屈じゃないのよ。それに、わたくしもあなたの勤勉で素直な所に好感を持って気に入っているんですもの、反対する理由が無いわ。もし、問題があるのならイサークが自分で何とかするでしょうから、あなたは何も心配する事は無いわ」
と、ころころと笑いながら事も無げに言われ、僕は何も言えず瞠目するだけだった。
その後は、綺麗な所作で手に持っていたティーカップとソーサーをテーブルに戻したお義母様に「休憩はお終い」とダンスの練習を再開されてしまい、それ以上は聞く事は出来なかった。
「おはよう、ウォレン」
気持ちのいい朝日が屋敷を照らす中、食堂に行くと既にイサーク様が新聞を読みながら席に座っていた。
僕がイサーク様の向かいに座ると、新聞を畳んだイサーク様がテーブルの上から手を伸ばし微笑みかけてくる。
「婚礼衣装に合わせるラペルピンが出来上がったそうだよ。後で持って来て貰うから一緒に見よう」
「はい。それは楽しみですね」
そう言って僕も微笑み返し、イサーク様の掌に手を乗せれば優しくもしっかりと両手で包み込まれた。
「婚礼まで後一ヶ月か。どうだい? ここの生活には慣れた?」
「はい、お屋敷の皆様もお義母様も大変良くして下さって。とても感謝しています」
生活にも慣れて来たけど、イサーク様とのこういうスキンシップにも慣れて来た。
夫夫になるのなら少しずつでも触れ合い、互いを知って行こう、と言われ始めた事だったけど、最初の頃は手を握る、肩が触れる、そんな子供の様な触れ合いですら全身真っ赤に染まりそうな程だった。それが今では、こうやって手を握られても赤くなる事も無く、笑顔で会話を楽しめるようにまでなったのだから、慣れって恐ろしい。
でも、未だに就寝前の口づけだけは、恥ずかしくて慣れないままだけれど。
ヒートが明けた次の日の朝、僕はイサーク様と一緒にイサーク様が治めているコルトハーク領へと向かう為、馬車に荷物を積んでいた。と、言っても僕の荷物なんてボストンバッグ一つだけだが。
結局スタンホープ邸にある僕の荷物は何一つとして渡して貰えなかったから、しょうがないんだけど……
見送りに来た父様と母様はこれ見よがしな笑顔を振りまき、まるで子を案ずる良き親の様な振る舞いをイサーク様に見せつけていて辟易とする。
「ああ、ウォレン。もう行ってしまうのね。母様はあなたともっと一緒にいたかったけど、あなたの幸せを思ったらそんな我儘も言えないのね。寂しいわ、最後にお顔を良く見せてちょうだい」
「ウォレンよ。お前の幸せこそが一番だが、しっかりとコルトハーク伯爵様に仕えるんだぞ。もし、子供の事で悩みがあったら相談しなさい、力になるからな。大丈夫、うちにはジョセリンもいる。きっとお前の為に動いてくれるさ」
あまりにも芝居がかったそれに目線一つ合わせるのも嫌で、イサーク様の背後に隠れ「はい」とだけ返して、その後はひたすら下を向きイサーク様のピカピカに磨き上げられた靴を眺めていた。
「コルトハーク伯爵様、ウォレンを宜しくお願い致します。本当ならわたくし共がご一緒してご挨拶させて頂かないといけませんのに。本当に貴族の方のお屋敷にウォレン一人で大丈夫かしら? 不安だわ。ご無礼がなければ良いけれど、不安だわ~」
「せめて後日でもいいので、お屋敷にご挨拶にお伺いさせて頂きたいのですが」
「いや、御多忙でしょうからご無理をなさらず、と私の母も申しているので気持ちだけで結構。それに、私の領はここから一日は掛かる田舎なのでね、数分の挨拶の為に二日連続で馬車の旅は気の毒だ。それでは、次は結婚式でお会いいたしましょう。私の母もその日に紹介いたします」
隠してはいるつもりみたいだけど、明らかに母様はイサーク様のお屋敷に一緒に付いて行きたいのが見え見えで、チラチラとイサーク様と僕を物言いたそうに見て来る。大方、僕かイサーク様から「母様も一緒に」の一言を引き出して付き添いという大義名分の元、貴族のお屋敷で生活してみたいって所だろう。
その目論見も、先程のイサーク様の言葉でばっさり切り捨てられた訳だけれども。
「では、ファリオン。今度こそウォレンを頂いて行くよ」
「頼むぞ、親友。ウォレン、もしイサークに泣かされたら俺に一番に連絡をくれよ。速攻行って慰謝料と商売の利権をありったけ分捕ってやるからな」
「ちょっ、ちょっと兄様!」
「絶対に泣かせない! とんだ親友だよ、まったく……さぁ、ウォレン行こう」
そうして、ふざけてはいるけれど心配と安堵が入り混じった表情の兄様に手を振り、僕とイサーク様は実家を後にした。
そんな出発の日から二ヶ月。朝の挨拶からも分かる様に、僕は信じられない程にこのお屋敷でのびのびと暮らしていた。
平民の僕が貴族の家に嫁ぐのだから、それなりの反発も異論も受ける物と覚悟していたのに反して、お屋敷の使用人の方達は勿論、イサーク様のお母様も僕を快く受け入れて下さっていた。
お義母様は、前伯爵でイサーク様のお父様がお亡くなりになってからは別邸に住んでいる。だけど、今は僕がイサーク様の夫として隣に並べる様に、と貴族としての教育を施しにわざわざ平日に来て下さっている。
立ち振る舞いからテーブルマナー、ダンスから社交の場での心得やルールやマナーまで。これが結婚後には伯爵夫人としての仕事も実地で学んで行く、との事で毎日覚える事が多くて目が回りそうだった。だが、決して平民だからと馬鹿にする事も無く、出来れば褒めて下さるお義母様のおかげで毎日の学びは大変楽しい。
後日、知った事だが、平民の僕を最初から使用人の方達が受け入れてくれていたのは、このお義母様のおかげだったそうだ。
「平民だろうが番持ちだろうが、イサークが選んだ相手を頭ごなしに否定する様な事の無いように。仮にも伯爵家の使用人が、イサークの為だとお為ごかして品性の欠片も無い態度、行動を取る事は無いと信じています」
と、お屋敷の使用人全員を呼び出し言って下さっていたらしい。
らしい、と言うのも、最近少しずつ仲良くなって来た使用人の子達が教えてくれた事で。最初、なかなか伴侶を得ようとしないイサーク様が遂に! と思ったら平民の『Ω』、しかも番持ちを娶ると言い出した時は館中が大騒ぎだったらしい。
とてもオブラートに包んで話してはくれていたけれど、恐らく良い感情は持っていなかったんだろう。それを聞くと、その反応が正しい、と納得するのと同時に申し訳ない気持ちになる。
「でも、今は誰もウォレン様の事を悪くなんて思っていませんよ! 毎日真面目にお勉強なさって、驕る事も無く使用人の私達にまで教えを請いに来るくらいなんですもん。そんな方を悪く言う人なんてこのお屋敷にはいませんって。それに、あのイサーク様の目がねぇ……まぁ、なんて言うか……『α』に捕捉された『Ω』は大変って言いますけど、頑張って下さい。僕らβなので、そこ等辺は詳しくないのでお力にはなれないかも知れませんが」
などと謎の応援も貰いつつも、今はそんな事も言ってくれるようになった。
お義母様のご助力だけでなく、少しは自分の力で受け入れて貰える様になっていたのなら嬉しいんだけれど。
あまりの待遇の良さに一度、なぜ平民でこんな瑕疵しかない僕に嫌な顔一つせず、ここまで良くして下さるのか、と、思い切ってお義母様に聞いてみた事があった。
そうすると、これぞ貴族と言わんばかりの高笑いを披露された後。
「イサークが選んだのなら、身分だとか瑕疵だとかは些細な事。関係ないし問題無いのよ。だいたい、独り身を貫くなんて言って何年もウジウジしていた『α』が連れて来た『Ω』よ? そもそもが理屈じゃないのよ。それに、わたくしもあなたの勤勉で素直な所に好感を持って気に入っているんですもの、反対する理由が無いわ。もし、問題があるのならイサークが自分で何とかするでしょうから、あなたは何も心配する事は無いわ」
と、ころころと笑いながら事も無げに言われ、僕は何も言えず瞠目するだけだった。
その後は、綺麗な所作で手に持っていたティーカップとソーサーをテーブルに戻したお義母様に「休憩はお終い」とダンスの練習を再開されてしまい、それ以上は聞く事は出来なかった。
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