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オナニー愛好家と元クソ野郎が恋人になるまで

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「はぁ、はッ……ねぇ、廣邊君。僕と、恋人になって、くれますか?」

 もう何度目かも分からない絶頂に気が遠くなりかけた俺は、古町さんの声に意識を戻し、目線を向けた。
  イキ過ぎて脳みそがフワフワする。
 ギチギチと奥の奥まで咥え込ませたチンコをそのままに、古町さんはチュ、チュ、と何度も口にキスをして来て、聞いて来たくせに果たして答えさせる気があるのか?

「アパートの廊下で、座っている僕に声を掛けてくれた、あの日から……廣邊君の事が好きです。僕なら、廣邊君が望む事を何でもしてあげられます。僕とのセックスは、気持ちいいでしょ?」

 アパートの廊下?
 それって古町さんと初めてエッチな事した日の事? その時から俺の事が好きだったって!?
 そんな時から好意を持ってくれていただなんて、本気か? という思いで目をしばたたかせ、古町さんを見上げる。
 喋り口調も、俺を撫でる手付きも雄みの強いスパダリな古町さんなのに、表情は眉毛をハの字にして自信なさげで、まるで挙動不審な普段の古町さんみたいだ。

「だから廣邊君……」

 そう言うと、古町さんは俺のチンコに手を這わすとクチュクチュと扱き始めた。

「まっ、な、なんぅぅ、あ!」

 カリの部分を指の間に挟んで擦り、鈴口を指で撫でられ。散々アナルでイカされたにもかかわらず、チンコへの直接的な刺激に腰が震える。
 しかも止まっていた腰の動きを再開され、再びお腹の奥の窪みをグポグポされて、強すぎる快感に手足をバタつかせたが古町さんに簡単に押さえ込まれてしまった。

 ちょっと!? 今の会話からなんでこうなんの!?
 なぜ古町さんが急に俺を追い込むような事を始めたのかが理解出来なくて混乱する。
 
「まえとうしろっ、いっしょだめッ、あッ、あッ、ああああッ! チンコ、もうでないぃ! でないから! ごしごしだめぇぇぇ! んはぁああ! あぐッ、あぁ!」
「ふふ、駄目じゃ無いでしょ? ほら、こんなにビクビクして……気持ち良さそうですよ?」
「んんんぅ、ぅあッ!! あぁぁぁっ! ふるま、ちさん、チンコ、へん……やめッ! ああっん、あ、あ」

 先っぽを重点的にイジメられてるチンコが熱い。それに、お腹の奥をグポグポされる度に精子が上がって来るのとは違う感覚が上がって来る。
 頭を振ってその感覚から逃げようとするけど、せり上がって来る感覚は止まらない。

「廣邊、君……君が好きなんです。ここまで、君を、気持ち良く出来るのは……僕だけ、でしょ? ほら……恋人に、なれば、快楽に傾倒する廣邊君が満足するまで、毎日……抱いてあげられますよっ」

 鈴口を指で撫で回わされてジワリと何か……いや、とても見知って慣れ親しんだものが漏れ出て来る気配に血の気が引く。

「だ、めッッ!! これだめぇ! ふるまちさん!? やぁ! ああ、あ、あ、あ、あ、でちゃっ、でちゃうぅ!!」

 いくらなんでも人前でおしっこを漏らすのは大人の尊厳にかかわる! しかも古町さんの手の中でなんて!!
 真面目な話をしていた古町さんには申し訳ないけど、ここは一度引いて欲しい! 

「とまっ……てっ、ッッ」
「廣邊君……」
「なる! ああッ!! こいびと、なるからぁ! だから、とまってぇぇ」

 兎に角、大人としての尊厳を守りたいが一心で口に出した俺の一言に古町さんの動きが止まった。

「本当に? 本当に、恋人になってくれるんですか? ぁぁ、廣邊君。僕は今、生きて来た中で一番嬉しいです……一生、廣邊君を大切にすると誓います!」

 大袈裟なまでに喜ぶ古町さんに、むず痒い気持ちになる。それでも、取り合えずは間一髪で尊厳は守られたようでホッとした。

 けれども、それも束の間。古町さんが再び動き出してしまった。
 
 止めてくれたんじゃなかったのか!? 嘘だろ!? 大事にすると言うなら今すぐ、その腰と手を止めろ!! と叫びたい。
 けど、叫んだら漏れてしまいそうで叫べない。でも、このまま古町さんにされるがままだと確実に漏れる!
 古町さんのバカバカバカバカデカチン!! と心の中で泣き叫ぶ。
 快感と尿意との狭間で死にそうだ!

「はなし、てッ、もれちゃ、もれ……あ、あ、やぁああっ! やだやだやだ! でちゃう!! おしっこでるぅ!」
「ん……大丈夫ですよ。そんなに怖がらないで……ふふ、可愛い……気持ち良いのに、そんなに我慢して……漏らしても大丈夫ですから、僕と一緒にイキましょう。っ、さっきから、廣邊君のナカが僕を扱くみたいに、うねってて……もう、イキそうでッッ」

 やだやだ、と半泣きの俺の泣き言を口で封じた古町さんがラストスパートとばかりに腰のストロークを速めて来る。
 俺の口の中を好き勝手に犯しながら何度も名前を呼ばれる。
 あれだけ丁寧だったチンコへの愛撫もぎこちなくなる位のがっついた腰の動きに、古町さんでもこんな風になる事あるんだと、うっかりときめいてしまい、あれだけ一生懸命我慢していたものが弾け飛んでしまった。

 シャバァッ、という吐精では絶対聞く事の無い音と、腹や胸にかかる温かい粘度の無い液体。

 やっちまったぁーー!! 
 でも頭がおかしくなる位気持ちいい! すげぇ気持ちいい!!

 漏らしたとか、そんな罪悪感や羞恥心がどうでも良くなる位の解放感にチンコもアナルも脳みそまでもが気持ち良くって、ずっとイキッぱなしだ。
 しかも、絶頂の快感がずっと続いてる。俺、今絶対アヘ顔だと思う。それ位気持ちいい。
 そんな所に古町さんがグポグポしてくるから、また漏らしそう。
 これ……また漏らしたら、また頭がおかしくなる位気持ち良いのがクるんだろうか?

 俺、嫌だってちゃんと言ったよな? ハッキリと漏れそうだ、とも言ったよな?
 それでも、漏らしても大丈夫って言ったのは古町さんだもんな? だから、俺は悪く無いよな! 
 もう、ここまで来たら一度も二度も変わりない。漏らしちゃう事なんて気にせずガンガン気持ちよくなってイキまくってやる!! 
 だって、こんなに気持ち良いのを我慢するなんて俺には無理!

 俺の中の天秤では羞恥心より快感の方が重かったらしい。

「ああああッ、これすごい! これすごいぃぃ!! ふるまち、さん、もっとぉ! あぅん!! アアアッ! でるでるッでちゃう! きもちいいとでちゃうぅぅぅ!!! んゃぁああああッッッ」
「好きです、廣邊くんッ、好きなんです!!ッッ」

 古町さんのチンコがグポン、と奥に入り込んで動きを止めたのと同時に、おれのチンコからも勢いよく透明な液体が噴き出した。

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