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オナニー愛好家が肉ディルドを手に入れるまで

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 まさか、こんな形で新境地を開いてしまうなんて。
 ズボンの中が生ぬるく湿って気持ち悪い。それよりも、どんな顔をして古町さんを見れば良いのか分からない。
 絶頂の余韻でまだ震える体と乱れる呼吸をそのままに、顔を上げ俺の横に手を付いて見下ろして来る古町さんを恐る恐る見上げる。

「乳首だけでイッちゃいましたね。そんなに気持ち良かったですか?」
 
 切れ長の目を細めて微かに笑みを浮かべた古町さんの顔は、雄みが溢れた色気があって、またしてもドキッとする。

 だからあんた誰ですかー! 
 あの、叱られた犬みたいだった古町さんは何処にいったんだ!?
 どっちが本当の古町さんなんですか!?

 獲物を狙う獣の様にペロと舌なめずりした古町さんの舌が、さっきまで俺の乳首を舐っていたのかと思うと、変に意識してしまい直視出来ずに目線を下げてしまう。
 しかし、その下げた目線の先に古町さんの下半身が見え、その中心が大きく膨らんでいるのが見えた。

 古町さんもめっちゃ興奮してんじゃん。
 しかも、その膨らみ具合って、めっちゃギンギンじゃない?
 そのチンコってどうすんの? まさか、そのまんまって訳じゃないよな。
 もしかして……もしかしてだよ?
 
 お願いしたら、そのチンコ俺のアナルに入れてくれたりする?
 
 さっきもお願いしたら乳首責めまくってくれたし? むしろノリノリだったし? ズボン越しとはいえチンコ触って来たし!?
 それに絶対今、古町さんキツイよな。出したいよな。
 さっきから俺ばっか気持ち良いのも悪いし。

 そのチンコ、俺のケツオナに使ってもいいかな?

 古町さんも気持ち良くなれるなら、いいよね!
 これってwin-winじゃね?
 一度はいつもの控えめサイズのバイブじゃなく、人間のチンコでズボズボ奥まで掘られてみたいと夢見ていた事が、もしかして今ここで叶うのではないかという考えると…

 興奮してまうやろ―――!!

 ゴクリと喉を鳴らし、体を起こして古町さんの下から仰向けのままズリズリと這い出す。
 それが逃げてると思ったのか古町さんが俺の二の腕を掴んできたが反対にその手を掴み返して軽く引っ張る。

「古町さん、こっち来て」

 俺のすぐ背後にはベッドがあって、そこに俺が先に乗り上がると、古町さんも戸惑う事なく乗り上がって来た。これは俺のお願いもすんなり聞いてくれるんじゃないのか、と期待が高まってしまう。
 早速とベッドヘッドの収納棚を開いて中の物を取り出す。ここには、オナニーしたくなったらすぐに出来る様に常にコンドームとアナル用ローションを入れてあるのだ。
 取り出したその二つを見た古町さんのギョッとした顔が、さっきまでのキョドっていた古町さんと同じ顔で、雄みの強い表情をしていてもやっぱり古町さんなんだなぁ、と思い笑ってしまった。 
 俺の足側にいる古町さんの目の前で一息にズボンとパンツを下ろすと、さっき出してしまった精液がヌチャついてパンツとチンコが大変な事になっていた。
 「うわ…」と若干自分で引きつつも座った状態で足から全て引き抜く。
 いまだスーツをピッチリ着た古町さんに対して俺は下半身だけ剥き出しで、何とも情けない姿だけど念願の人間のチンコの為なら、と気持ち手で下半身を隠して古町さんへ向けて足を開く。



「古町さんのソレ、俺のナカに入れちゃいません? ナカ、ちゃんとキレイにしてあるし…さっきから、俺ばっか気持ち良くしてもらっちゃってたしさ。古町さんも一緒に気持ち良くなりましょーよ? ね?」

 手で口元を押さえつつも俺から目線を反らさない古町さんに見せつける様にローションを垂らした指を1本アナルに入れ、解していく。
 いくらエッチに好奇心旺盛で快楽の為に日夜奮闘する俺でも、羞恥心という物は人並みには持っているんだよ。
 なので、この行為を人前で、しかも今日親しくなったお隣さんの目の前でやるのは、とてつもなく恥ずかしい。しかし、その羞恥心よりも人間のチンコでズボズボされてみたい、という欲求の方が勝ってしまっていた。
 自分でもバカだなぁ、とは思うが精通があってから今まで5年間、ひたすら性への好奇心を突き詰めて来た俺にとっては、このまたとないチャンスは逃したくないのだ。

「んんぅ…はぁっ、ん…」

 今までのケツオナで解し慣れたアナルはすぐに2本目を受け入れ、指を伝ってローションを飲み込んでいく。

「はぁ…ここ、ちゃんと入れれる様に自分で解すから…良いですよね? 古町さんもチンコギンギンだし。あっ」

 指が3本目になった所で、古町さんがスーツを脱ぎだした。ネクタイを解き、ジャケットとワイシャツを一緒に脱いでベッド下に放り投げ、ズボンのベルトに手を掛ける。

 勝った‥‥…!!
 いや、勝ち負けじゃないけど。
 マジで入れてくれる感じ? 遂に…遂に念願の!人間チンコを味わえる日がきたのか!!

 古町さんがその気になってくれたのなら、気が変わらないうちに早く入れ欲しい!!
 早くアナルを解さないと、と入れた指をグチュグチュと掻き回してナカを解していく。

「あ、はぁ…んあ、はぁ、はん!」

 逸る気持ちで激しくなる指が良い所を掠める度に体をビクつかせながらナカを広げていると、古町さんに手首を掴まれ止められてしまった。

「あ…」
「なに一人で気持ち良くなってるんですか?」

 ボクサーパンツだけになった古町さんに掴まれた手を持ち上げられ、アナルから指が抜けてしまう。
 確かにちょっと気持ち良くはなっちゃってたけど。
 折角、解してたのに。しかも、まだ解し終わっていないし、初めての太さだから十分に解させて欲しい。

「は、あ…早く、入れて欲しいから。でも、まだ柔らかくなってない」
「廣邊君……いつも、そんな事言って煽っているんですか? 続きは僕がやるので。上の服も脱いだらどうですか? 暑いでしょ?」

 いつも?……あおるって? 
 言われた事に一瞬疑問を抱いたけど、迷う事無くローションのボトルを手に取り、指にローションを絡ませながら話す古町さんの余りの自然体に、聞き返す事も忘れて思わず言われるがままにパーカーとTシャツを脱いでしまう。
 そして脱ぎながら思ったが、古町さんて意外と筋肉が付いてる。腹筋もしっかり割れているし、腕も引き締まって筋肉の盛り上がりだって見える。

 この人、一体どれだけのギャップの持ち主なんだ!
 もしかして、滅茶苦茶ネコを被ってたとか?
 チンコ借りるだけの気持ちだったけど、さっきの乳首の責め方も上手かったし、これは……
 色々期待出来るんじゃ!?

 期待に俺のチンコも勃ち上がってしまい、恥ずかしさに足を閉じた。と言うのに無情にも古町さんに右足をグイっと持ち上げられ、丸見えにされてしまった。

「廣邊君。指、入れるので足広げて下さいね。ほら、このまま」

 右足を持ち上げられたまま、ローションにぬめった指でアナルの皺を撫でられ、あ…と思った時にはグリッと指が入って来た。

「あ…ああ…」

 ナカを確認するように指が動き、初めての自分以外の指の感触に背筋が震える。

「あぁ…あ、はぅ…ああ」

 俺の指と違い、ナカからの感触でも分かる硬い指がアナルのナカを擦りながら広げていく。
 それだけでも俺はすでに感じてしまい腰が揺れ始める。でも、もっと気持ち良くして欲しくて臍の下、アンダーヘアの生え際を指で押して古町さんを見る。

「古町さん、ここ…俺の気持ち良い場所……ここ、指で擦って欲し、い」

 そう伝えると、古町さんは片方の口角だけ上げ「ここですか?」と的確に俺が示した場所、前立腺を押さえてきた。

「んんんぅ??っ」

 人から与えられる衝撃的な快感に背中が反れ、体がベッドに沈む。
 ヒヤリとした感触にローションが足されたのが伝わるのと同時に指が増やされたらしく、アナルが初めての物量にギチギチいってる。恐らく指は3本だとは思うのだが俺の指より太いのかキツイ。
 しかし、それでも指がナカで動き、広げながらも前立腺を擦っていく度にビクンと体が跳ね、アナルの緊張も緩んできた。
 最初は古町さんの指を締め付けていたアナルからグチュグチュと音が鳴り始め、ナカで自由に動きだした指が俺の良い所ばかりを狙ってくる。

「やぁっ…そこ、ばっかぁ…あっ、んん」

 片足だけ高く上げられ、きっとタラタラと精液混じりの我慢汁を垂れ流しているチンコも古町さんに丸見えのはず。その事が恥ずかしいのと、古町さんの指から与えられる快感に身悶え、上半身だけ捩って顔を枕に押し付ける。

「んぅ、あ、あ…くっ」
「結構、柔らかくなって来ましたね。そろそろ入れましょうか?」
「あっ、はっ‥‥いれっ、いれて…はやく」

 遂にこの時が来た、と待ちに待ったチンコを入れやすい様に古町さんが掴んでいた足の膝裏を自分で持って胸に抱え込む。
 俺の期待に弾む胸のドキドキと一緒にアナルも期待にヒクヒクと疼いて古町さんの指を食んでいるみたいに締め付けてる。

「そんなに急かさないで下さいよ。大丈夫、すぐ入れてあげますから」

 ぐりぃっと指を回しながら引き抜かれ、俺は「ふあああっ」と甲高い嬌声をあげてしまう。
 古町さんはベッドの上に投げていた連結されたままのコンドームから一つ千切り取り、慣れた手付きで素早くボクサーパンツから取り出したチンコに装着する。
 俺はそれを開いた自分の足の間から見て、古町さんのチンコの大きさに釘付けになっていた。
 …………想定していたモノより大きい。
 確かにズボンを履いていた時の膨らみの段階で少し大きいな、とは思っていたが、実際に見ると少しでは無い。
 俺がバイブ用に使っているコンドーム、つまり今、古町さんが装着しているコンドームは無難にMサイズなんだが、確実にLサイズなチンコが苦しそうなんだけど…

「古町さん…サイズ、合ってないですよね。だい…じょうぶですか? それ…」

 古町さんのLサイズチンコが痛くないか? という思いと、それ俺のSサイズバイブしか知らないアナルに入るか?という思いで聞いてしまう。
 コンドームの中でギチギチになっている自分のチンコにローションを塗っていた古町さんが「ああ」と顔を上げ、苦笑いを返して来る。

「少し、キツイですけど大丈夫ですよ。多分破れないと思いますけど。廣邊君は…大丈夫ですか? 僕の大きさいけます?」


 いけます?と聞きながらも止める気は無いのか俺の足の間に体を進め、俺のアナルにチンコを擦り付けて来る。
 それだけで俺のアナルが勝手に古町さんのチンコを食べようとするかの様にクパクパと動いてしまう。
 俺の心配なんぞ関係なく、俺のアナルは早くチンコが欲しいらしい。

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