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3章
83話
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集団戦の見学が終わった後、レウスに子供達の学校の案内や手続きを任せて、
ネイガー学長と解放軍の状況や援助について話をする。
「うむ、解放軍は予想以上に貧弱だと」
「諜報能力はいまだ不明ですが、戦闘能力は期待できません。
戦闘能力ならリバーウッドの生徒の方が高いでしょう」
「成る程、鍛え直す必要がありそうだな」
ネイガー学長と話し合った結果、解放軍の戦闘能力向上と国の立ち上げの場所探しが当面の目標となった。
昼になり学校の見学を終えた子供達と自宅に戻る。
自宅には保母のミーシャさんと預かっている子供達にレオン達にを紹介する。
「はじめまして保母のミーシャです~アルビーさんから話は聞いてますよ。
これから宜しくお願いします~」
預かっていた子供達もレオン達に興味があるらしく、すぐに駆け寄ってきた。
みんなで昼飯を食べた後、午後の予定を説明しようとレオン達をみると、
セントフリーから来た子供達が眠そうにしていた。既に夢の中にいる子供もいる。
「まぁまぁ朝から色んなことがあって疲れちゃったのかしら?このまま預かっている子供達と一緒にお昼寝の時間にしましょうか~」
昼寝の支度が整い子供達はいい顔で眠りについていた。
「よし!子供達がここで生活を送るのに必要な物でも買いに行くかな」
一応買い物リストを作る。
護身用のショートソードに回復ポーションは必須だろう。
買い物リストを作っているところアルビーが帰って来た。
子供達の寝顔を微笑ましく眺めながら一郎の部屋に入って来た。
「一郎さんとりあえず人数分のベッドと家具の依頼をフィートさんの所に注文しておいたわ。
後は日用雑貨ね」
「あぁリストを作ったが他に必要なものはあるかな?」
一郎はアルビーにリスト表を見せるとため息をついた。
「一郎さん。子供達は戦場で暮らすわけではありませんよ。着替え下着、靴などの衣服と学校に行くときのカバンね。
傭兵顔負けの革鎧や武装は必要ありません。麻痺毒までリストに載せて何処のアサシンですか?」
一郎の作ったリストの大半が却下され、アルビーの手によってまともな買い物リストが出来上がった。
服のサイズのこともあり昼寝から起きた子供達と買い物に行く。
仕事終わりの労働者の行き交う町は昼間とは違う賑わいを見せていた。
店は活気に溢れどこからか吟遊詩人が客寄せの音楽を奏でる。
子供達は御前とは違う街の様子に驚きながらもはぐれない様に一郎達の後をついてきている。
アルビーと主導の元、子供達の服やら鞄やら学校で使用する筆記用具なども合わせて購入する。
女性陣の服選びは結構時間がかかる。一郎はもっぱら荷物持ち要因であった。
「これで大体生活に必要なものは揃いましたね」
「アルビーが一緒に来てくれて助かった」
「将来の妾達の子供の予行練習ができてよかったです」
サラッと爆弾発言してたアルビーに反応する一郎であった。
ネイガー学長と解放軍の状況や援助について話をする。
「うむ、解放軍は予想以上に貧弱だと」
「諜報能力はいまだ不明ですが、戦闘能力は期待できません。
戦闘能力ならリバーウッドの生徒の方が高いでしょう」
「成る程、鍛え直す必要がありそうだな」
ネイガー学長と話し合った結果、解放軍の戦闘能力向上と国の立ち上げの場所探しが当面の目標となった。
昼になり学校の見学を終えた子供達と自宅に戻る。
自宅には保母のミーシャさんと預かっている子供達にレオン達にを紹介する。
「はじめまして保母のミーシャです~アルビーさんから話は聞いてますよ。
これから宜しくお願いします~」
預かっていた子供達もレオン達に興味があるらしく、すぐに駆け寄ってきた。
みんなで昼飯を食べた後、午後の予定を説明しようとレオン達をみると、
セントフリーから来た子供達が眠そうにしていた。既に夢の中にいる子供もいる。
「まぁまぁ朝から色んなことがあって疲れちゃったのかしら?このまま預かっている子供達と一緒にお昼寝の時間にしましょうか~」
昼寝の支度が整い子供達はいい顔で眠りについていた。
「よし!子供達がここで生活を送るのに必要な物でも買いに行くかな」
一応買い物リストを作る。
護身用のショートソードに回復ポーションは必須だろう。
買い物リストを作っているところアルビーが帰って来た。
子供達の寝顔を微笑ましく眺めながら一郎の部屋に入って来た。
「一郎さんとりあえず人数分のベッドと家具の依頼をフィートさんの所に注文しておいたわ。
後は日用雑貨ね」
「あぁリストを作ったが他に必要なものはあるかな?」
一郎はアルビーにリスト表を見せるとため息をついた。
「一郎さん。子供達は戦場で暮らすわけではありませんよ。着替え下着、靴などの衣服と学校に行くときのカバンね。
傭兵顔負けの革鎧や武装は必要ありません。麻痺毒までリストに載せて何処のアサシンですか?」
一郎の作ったリストの大半が却下され、アルビーの手によってまともな買い物リストが出来上がった。
服のサイズのこともあり昼寝から起きた子供達と買い物に行く。
仕事終わりの労働者の行き交う町は昼間とは違う賑わいを見せていた。
店は活気に溢れどこからか吟遊詩人が客寄せの音楽を奏でる。
子供達は御前とは違う街の様子に驚きながらもはぐれない様に一郎達の後をついてきている。
アルビーと主導の元、子供達の服やら鞄やら学校で使用する筆記用具なども合わせて購入する。
女性陣の服選びは結構時間がかかる。一郎はもっぱら荷物持ち要因であった。
「これで大体生活に必要なものは揃いましたね」
「アルビーが一緒に来てくれて助かった」
「将来の妾達の子供の予行練習ができてよかったです」
サラッと爆弾発言してたアルビーに反応する一郎であった。
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