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〖23〗ベットの音
しおりを挟む「ひ·····っ?!」
腹の中で、ゴリ、と、何かがぶつかり合う音がする。
「なるほど、短剣は何一つ活用されていないが····」
勢いよく刺し込まれた肉棒にパニックを起こす。シオンは口元から唾液を零した。
「中々賢い戦法だな」
「あ····♡お、き·······♡あぁっ♡」
震える身体を押さえつけられる。
大きな物質が並行運動を始めた。
「ほら、美味いか?」
「あっ♡あっ、あ·····あ♡」
リヒトの動きに合わせ、爛れた鳴き声が漏れる。
「聞いちゃいないか·····」
善がる少年の顔には、悦びの色が広がっていた。
数日前までは男を知らなかった身体が嘘のようだ。
弱い粘膜は呆気なく絶頂した。
果てたばかりのナカに熱い白濁を打ち付ける。
リヒトは止まることなく、シオンのナカを嬲り続けた。
「あぁ♡だめぇ♡」
最奥へ押し込まれた男根を締め付け、膣は再び痙攣を起こす。
「クレイには、こんなことまで教わったのか?」
「っ·····あっ·····♡ちが、っ·····♡」
「ならやはり、天性の才能だな」
「あんっ♡」
身体中が熱い。
逞しい腕にうつ伏せに差せられ、尻をつきだす形で何度も強く腰を打ち付けられる。
柔らかな尻はすぐに赤く染まった。
「良い眺めだ」
「はぁ·····っ♡」
優しい低音が、骨の髄まで響くようだ。
鉄のように硬い欲棒が、ゆっくりと引き抜かれてゆく。
「あぁぅ·····♡」
奥が切なくなる頃、また根元まで挿入される。それが何度も繰り返された。
再び仰向けにされ、向かい合う。
魅惑的な頬笑みを浮かべる男がいた。
酷く戸惑う心情とは裏腹に、シオンの奥は、震えながら男根を締め付けた。
「この体位が気に入ったのか?」
喘ぎ声を堪え、違うと言おうとするシオン。
が、耳元で「奥が締まった」と囁かれれば、言葉を紡げなくなってしまう。
リヒトの動きは、シオンの反応を楽しむようにゆっくりとしたものになった。
もどかしい快楽の波に侵されながら、意識は曖昧になってゆく。
「あ·····っ♡あぁ♡はぁ、あぁ·····♡」
突然、隣から壁を叩きつける音がした。
朦朧としながら喘いでいたシオンは、大きな音に驚き、射精してしまう。
「エドワードか」
リヒトは壁へ視線をやり、すぐにこちらを見下ろした
取り出した布ハンカチを口元に押し込まれる。
「あいつは、お前の喘ぎ声が気に入らないようだ」
シオンはやっと理解して、カッと顔を赤らめた。
どうやら、先程の声が全て聞こえていたらしい。
リヒトの肉棒が再び動き出す。
目尻からは甘い涙が零れた。
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