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二章
re.《428》嫉妬
しおりを挟むさっきまで自分の中で温めていた彼の棍棒は、しつこく背で摩擦されている。
「んん·····♡♡ひ、ンくッ♡♡」
(しんじゃう♡♡)
「きゃうっ♡♡」
さっきより胸を強くつねられたのが合図だった。
最奥を殴られながらまた絶頂していた。
イッてもピストンは止まらない。
ねちっこい腰の動きに海老反りして、絶頂を追うようにまた絶頂するさ中、ついに腟内に濃い白濁を吐き出されていた。
「はぁん·····♡♡ぁ·····♡♡なか···ぁ····♡」
奥に押し付けられているのにそれが吹き出す。
余程たくさん注入されたのだ。
「うさぎちゃん、こっち·····」
「ん、ちゅ·····ッ♡♡」
(キスしながら、まだ胸·····♡)
優しくなった手つきに甘えながら舌を絡めていた。
意識が朦朧としている。
アヴェルに首筋へ噛みつかれ、血を吸われている実感もわかない。恐怖もなく失禁して、またビクビク身体を震わせる。
「美味そうに加えながら、他の男とイチャつきやがって·····」
「あぁん♡♡」
刷り込むように続くセックスを拒むことは出来なかった。
お腹の中がゾクゾクして、キュンキュンして変なのだ。
それなのに、擦られるのが気持ちよくてたまらない。
そう、気持ち善くて、何もかも分からない。
「ぁん·····♡♡きもちぃ·····♡♡」
「··········煽りやがって、この、淫乱が·····ッ」
「ぁ"·····っ♡♡」
再び激しさをましてゆく雄に身を任せて喘ぐ。
苦しいのに、痛みなんて全然ない。
これが癖になっているなんて自覚もない。
「おら、イイんだろ?どうなんだよ·····ッ」
「ふにゃァぁん♡♡」
「ぐっぽり咥えこんで、ぐちゃぐちゃじゃねえか」
一方、ゴクリと生唾を飲み込んだヨハネスは、こちらが喰うように犯される様から片時も視線を離してくれない。
耳元でドスの効いた声が「ドマゾ」と罵る。
酷いことを言われてるはずなのに、声にすら感じて、脳みそがチカチカする。イきそうになったら勢い良く男根を抜かれて、カラの膣は切なく空気を食んだ。
「はぁ♡はぁ♡はぁ♡ぁん·····♡」
「ナカまで丸見えだ」
「ニャンッ♡♡」
押し広げられて中を覗き込まれる。
「俺のが垂れてきてら」
「ふ、ぅ·····♡♡」
見下ろしたら、お腹の中でゴポリと音がした。
いっぱいだ。
いっぱいなのに、褐色の手は構わずそこをいじり始める。
びっくりして目を見開いたら、何故か燃える金色が微笑む。グチュグチュ音を鳴らしながら、そこは彼の好きなようにかき混ぜられた。
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