悪魔皇子達のイケニエ

亜依流.@.@

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re.《407》侵食

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「入口が熟れて、腫れ上がっているのは·····コレを咥える為だろう」


彼に侵食されているのだ。
こんなにもいやらしいことをする男だなんて、普段の彼から、誰が想像出来るだろうか。


「これからナカまで、滞りなく熟すだろうな」

「───ぁんっ♡♡」


押し付けてきた腰に、慌てて手を伸ばす。

簡単に子宮口を叩かれてしまった。押し付けられながら、まだまだ入り込んでくる。
意志とは裏腹に、無数のヒダは彼へ媚びるように絡みついた。


ダリアはゆっくりと腰を打ち付け始めた。
こちらの具合を確かめながら、慣らすような感じだ。
もう拘束はされていなくて、快楽を逃すために、シーツを握りしめたりする。その全部を監視しながら、悪魔は淫行を進める。


「~~~~~~♡♡♡♡」


優しく突かれながら絶頂した。
それでも、激しくないから、頭をおかしくすることも出来ない。
また繰り返し奥を摩擦され続け、痙攣でお腹が辛くなってきた頃、ナカへ熱が広がってゆく。


「ぁぁ·····♡ナカ、に、·····♡♡」

「·····ッ」

「くる、し·····♡♡」


火照ったへその下に眉を下げる。

ピストンの音はさっきよりもねちっこい。
お腹の中で、彼の体液を孕んでいるからだ。


「ふぁ、?!ッ♡♡」


(なんで)

男根はムクリと上を向いた。
さっきよりも硬くて大きい。
一体、何が彼の興奮を掻き立てたのだ?


「あん♡♡ぁ♡ミャン♡♡ミャ·····♡♡」

「嫌なんじゃなかったのか?」


少し上擦った問いかけには答えることが出来ない。

涙は舌でぬぐわれて、甘やかすようなキスを受け入れる。イク寸前、狙ったように最奥に押し付けられて、彼をめいっぱい握りしめながら達するしか無かった。

やがて、甘い鳴き声しかこぼすことが出来なくなっていた。
自分だけじゃない。

きっと彼に抱かれたら、みんなこうだ。
それどころか、もっと愛らしくねだって、彼を満足させる相手が山ほどいるのだろう。 

   目が覚めたら彼はいなくなっていた。
考えないようにと言い聞かせても、分かってしまった新しい現実は、胸を苛むには十分過ぎる事柄だった。


「レモンティーです」


ぼうっと外を眺めていたら、不意に紅茶の香りがした。











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