悪魔皇子達のイケニエ

亜依流.@.@

文字の大きさ
上 下
648 / 798
二章

re.《360》美味しい

しおりを挟む








「すぐ天国見せてあげるからさ」


俺のことだけ考えてなと、大きな手は優しく頭を撫でる。

突き進んでいた舌は、トンッ、と、なにかに衝突した。
それと同時に、少し潮をふく。

子宮口が開く気配がした。


「·····結構浅いなぁ·····」

「ふぅ♡♡ニャン·····♡」

「ふ·····かわいー、チル」


湿った身体はどんどん妖しい熱をともしてゆく。

最早、性交や食事とは逸脱した行為だ。
全て暴かれて、もう何も残らなくなる。


「あぁん·····♡♡♡」


ヌチュッ、と、籠った水音が合図だった。
腹の奥で、何かが動いている。表面はどこを撫でられてもゾワゾワして、いてもたってもいられない。
いつの間にか失禁しながら鳴いていた。


「ニャぁぁぁ·····♡♡ぁぁァ·····♡♡♡」

「っは·····♡ナカ、とろっとろじゃん·····」


(こんなところ、ぜったいに·····っ♡♡♡)

またプチュッ、と、変な音がする。
ゾリゾリした粘膜だ。しつこく拭われて、蜜を味わわれている。
身体の内側。それも、最も大切なところそのものを、いやらしく犯されている。

吐息には下品な喘ぎ声が漏れた。
耐え難い刺激に舌を突き出して、「へぅン♡」と情けない声が吐露する。
引き抜かれた頃、下の感覚はなくなっていた。

それなのに、吐息がかかるだけでイキかける。
どうなってしまったのだろう。


「チル~♡すげぇ美味しいよ」

「にゃぁ·····♡」


押し広げられた時、そこは勝手に指を飲み込んだ。
ぬっぷり入り込んだ指を、ヒダ全体が舐めているのが分かる。たまらなくて、やめられない。


「ちゅうちゅう吸い付いちゃって·····えろいなぁ」

「ふぁぁ♡♡やぇ、て·····♡──ぁんッ♡♡」


乱暴に指を引き抜かれる。
ミチルは唖然として目の前を見上げていた。

差し出された棍棒は熱気を纏っている。
浮き出た血管はドクドク脈打って、鉄よりも重そうだ。


「次はコレで、ぐっちゃぐちゃに犯してあげるからね·····」


「ぁ·····や·····ッ♡」


大袈裟な凹凸があって、ありえないほどグロテスクな男性器だ。
それがべチンと下腹を弾く。
ミチルは震え上がった。
















しおりを挟む
感想 78

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

その捕虜は牢屋から離れたくない

さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。 というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。

君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました

結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】 ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る―― ※他サイトでも投稿中

処理中です...