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二章
re.《360》美味しい
しおりを挟む「すぐ天国見せてあげるからさ」
俺のことだけ考えてなと、大きな手は優しく頭を撫でる。
突き進んでいた舌は、トンッ、と、なにかに衝突した。
それと同時に、少し潮をふく。
子宮口が開く気配がした。
「·····結構浅いなぁ·····」
「ふぅ♡♡ニャン·····♡」
「ふ·····かわいー、チル」
湿った身体はどんどん妖しい熱をともしてゆく。
最早、性交や食事とは逸脱した行為だ。
全て暴かれて、もう何も残らなくなる。
「あぁん·····♡♡♡」
ヌチュッ、と、籠った水音が合図だった。
腹の奥で、何かが動いている。表面はどこを撫でられてもゾワゾワして、いてもたってもいられない。
いつの間にか失禁しながら鳴いていた。
「ニャぁぁぁ·····♡♡ぁぁァ·····♡♡♡」
「っは·····♡ナカ、とろっとろじゃん·····」
(こんなところ、ぜったいに·····っ♡♡♡)
またプチュッ、と、変な音がする。
ゾリゾリした粘膜だ。しつこく拭われて、蜜を味わわれている。
身体の内側。それも、最も大切なところそのものを、いやらしく犯されている。
吐息には下品な喘ぎ声が漏れた。
耐え難い刺激に舌を突き出して、「へぅン♡」と情けない声が吐露する。
引き抜かれた頃、下の感覚はなくなっていた。
それなのに、吐息がかかるだけでイキかける。
どうなってしまったのだろう。
「チル~♡すげぇ美味しいよ」
「にゃぁ·····♡」
押し広げられた時、そこは勝手に指を飲み込んだ。
ぬっぷり入り込んだ指を、ヒダ全体が舐めているのが分かる。たまらなくて、やめられない。
「ちゅうちゅう吸い付いちゃって·····えろいなぁ」
「ふぁぁ♡♡やぇ、て·····♡──ぁんッ♡♡」
乱暴に指を引き抜かれる。
ミチルは唖然として目の前を見上げていた。
差し出された棍棒は熱気を纏っている。
浮き出た血管はドクドク脈打って、鉄よりも重そうだ。
「次はコレで、ぐっちゃぐちゃに犯してあげるからね·····」
「ぁ·····や·····ッ♡」
大袈裟な凹凸があって、ありえないほどグロテスクな男性器だ。
それがべチンと下腹を弾く。
ミチルは震え上がった。
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