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二章
re.《328》
しおりを挟む「ニャ·····♡·····ッ♡ん、ふ·····ッ♡」
「痛くない·····?」
「·····ッ♡·····♡」
「·····ミーちゃん?ねえ·····」
弄られること暫くし、蕩けた脳みそは、声をかけられていることに気が付かなかった。
顔を覗き込まれそうになって、なんとか二、三回首を縦に振る。
きっと表情は見せられたものじゃない。自力では緩くなった唇を引き結ぶことも出来なくて、手のひらで覆うしか無くなっている。
「ミャン·····♡」
「ん·····♡かわいい·····♡」
乳の先へ、弾けるようなキスと一緒に、ちょっと鋭く吸われる。
その瞬間は、さっきまでの溢れる感じとは違って、紐を引き抜かれる感じだ。
「はぅ·····♡」
そっと唇が離れていって、思わず眉を下げる。
お腹が重たくて、ムズムズして、切ない。そんな状態でも、嘘みたいな美貌を持った我が子の前では隠すしかない。
「ミーちゃん·····ッ♡」
「!ふ、ぁ·····♡んん·····ッ♡」
のし上がってきた高い鼻が傾いて、食うように唇を塞がれる。
舌は甘く感じる。とろけて、視界がぼやけてしまう。
思わず拒絶しかけて止まった行き場の無い手は、彼の肩口にしがみついた。
「ぅん·····♡·····ッ♡····んちゅ·····♡」
ジンジン疼く胸元をこねられながらキスを続ける。
おかしくなりそうなほど優しくて執拗な指先で実をつねられたりして、熱いものがとろけ出る。
甘い味の正体はこれだ。
ルビーは何を考えているのか分かり易いようで分からない。
何かを遠慮するようにニコリとしたと思ったら、駄々をこねる子供みたいにしつこくなる。
時折妖しくなる目つきも、残虐な計画も、繊細な顔立ちと一貫性がない。
胸を吸われること三日目には、勿論、あの健気な眼差しを拒絶することが出来るはずも無くなっていた。
「ふぁぁぁ·····♡」
パンツがじんわり熱くなる。
今日も変わらず食事を与えている時間、突然強く吸い上げられたのだ。
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