488 / 724
re.《208》全部知りたい
しおりを挟む選択肢を与えた唇は、既にそこに触れてしまいそうだ。
そんなの、選べるわけない。
「ふにゃぁ♡」
言葉もつむげずに、なし崩しでそこを舐められ始めてしまう。
初めはペロペロと、軽くえぐるような感じで。
それたらだんだんと粘ついた舌使いが、周りや、時折内側を舌の表面で撫であげる。
「ニャッ♡にゃ♡ん、ぅ·····♡ニャ·····♡」
どんどん奥に進むヌルヌルに、下腹が震える。
(ナカまで、舐められちゃってる·····♡)
腿を押さえつけていた片方の手は、尻を揉みしだきながら下へと延び、クッパリと緩くなった穴を押し広げた。
「!ぁ·····ゃ·····♡♡」
「あは♡」
内側の体温よりずっと冷えた空気が穴から入り込む。
息をする度に押し出される温まった熱気を吸う高い鼻は、そんなところを嗅ぐためにあるわけじゃないはずだ。
「奥まで開いて、子宮口丸見え·····チンポ入れられる準備万端なの」
「·····ぅ·····♡」
(なんで?)
どうしてこんなに下品な言葉に、お腹の奥が───。
「ふにゃぁぁぁ♡♡♡」
次には、ジュルジュルと蜜を吸われるのに合わせて発狂していた。
痙攣が止まらないところを、舌は容赦なく弄り回す。
長い触手は奥まで到達して、先で狭まっている子宮の入口を貫いた。
甘い電撃みたいだ。
ズルズル抜かれてゆく間に放心しかける。
「赤ちゃんが住むとこ、はいっちゃった」
未だ体が震える。
快楽の余韻だ。
なんだか、体の内側の、変なところを触られたのだ。
ミチルはわけも分からないまま、「なにか」してきた相手を見上げた。
「コレでさぁ·····赤ちゃんのお部屋かきまぜたら·····きっとすごーく気持ちいよね?」
「は、ぅ♡」
空中で出してみせた彼の舌は、やはり蛇を思わせるほど長い。
こんなのが根元まで入ったら、どうなってしまうんだ?
お腹の中がおかしくなってしまうかもしれない。
けれど、ドキドキして、怖いのに蜜が垂れる気配がする。
「ちょっとだけしてみよっか」
(だめ)
こんな変態プレイ、ダメだ。
自分でも分からない内側を、あんなものでなんて、おかしくなってしまう。
「だ、め·····」
「なんで?」
(なんで·····?)
「チルの身体、味も匂いも温度も感度も·····ぜぇんぶ俺が知ってないと───ダメだろ?」
12
お気に入りに追加
2,183
あなたにおすすめの小説
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ふたなり治験棟
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる