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二章
re.《106》
しおりを挟む「ちゃんと気持ちよくなれて、お利口さん」
ヨハネスはそう言った。
「いい子」、「お利口さん」。何度もそう言いながら耳元にキスを落として、体制はまた変わる。
「うさぎちゃん」
おしりだけをつきだす形でうつ伏せにされる。
粘膜はビクビク震えて、刺激を待ち焦がれている。
「興奮しちゃったの」
うなじに囁いた声は少し意地悪だ。
きゅうと下唇を噛む。
「ダメだよ」そう言って、ヨハネスは肩口に口付けた。
「全部教えて、どこが気持ちいいか、何して欲しいか·····俺に教えて?」
「ふぁっ♡」
凹凸を見せつけるような動きでそれが摩擦し始める。
気持ちいいか聞かれて、うんと頷く。何がと問いかけられると、緩んだ口元は、彼が辞めないようにと、甘えた鳴き声を出した。
「ゴリゴリ、きもちぃ·····♡」
「·····ゴリゴリ?」
「ぁ♡おまんこ♡きもち·····♡」
ちゃんと言えたら、「いい子」、「かわいい」と言いながら、彼は淫行を続行してくれる。
耳を撫でてくれるのも好きだ。ゾクゾクしてヨダレがたれてしまう。
「キスしたい·····」
結合したまま仰向けに寝かされて、すぐに唇を奪われた。
奥から聞こえる濁った音と、肌が叩かれる音。
ありえないほどいやらしい腰の動きだ。イってしまっても、運動は止まらなかった。
「あんっ♡あん♡あぁ♡にゃん♡にゃッ♡」
(???♡)
──何か、おかしい。
馬鹿になった頭の隅で違和感に気がつく。
「あぁ♡も♡イッてぅ♡からぁ♡」
ダメ、止まってと繰り返す。
摩擦されて、ナカ全体がイキ狂う。
続けて意識が開放された。また快楽に鳴き越えを絞り出す頃、陰茎から生暖かい汁が漏れていた。
「ふぁぁぁん♡♡」
どんなに鳴いても、返答はない。
それどころかピストンはどんどん激しくなる。機械みたいに容赦ない速さだ。
「にゃあ♡にゃッ♡ニャ♡ぁんっ♡」
ジュポジュポ鳴る下半身に怯えながら、熱い呼吸を落とす相手を見上げる。
シアンは燃えるように輝いていた。
その奥に一瞬見えたのは、赤色だ。
「·····へ·····────ぁ"·····~~~ッ"♡♡」
ドチュンッ。
変な音がして、へその少し上あたりで、何かとても危ない感じがする。
「ここに出したい·····出して、いい·····?」
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