悪魔皇子達のイケニエ

亜依流.@.@

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一章

110.おねだり

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弱く吸い付いて、甘噛みし、舌先で撫でる。
甘くて美味しい。イキそうになっていることに気づいて、ヨハネスはそっと口を離した。


「あ、なんで·····ッ」


真っ赤な顔は辛そうにうなだれた。
可哀想なところまで、可愛くてたまらない。内腿を撫でた手を中央へ寄せたら、耳がピコピコ震え始めた。


「うさぎちゃん·····かわいい·····」

「ミィ」


思わずこぼれた心の声には、また悶えそうなほどせつない鳴き声が返ってくる。
本当は寂しい気持ちにはさせたくないし、ミチルの望む通りにしてあげたい。
しかし、今日ばかりはダメだ。


「どこ、触ってほしい?」


大好きなミチルが自分を欲してくれることを感じたい。
もっと必要として欲しい。

焦りが勝る。促すように内腿を撫でてやると、ミチルは消え入りそうな声で言った。


「恥ずかしい·····」


ピンクの瞳がチラチラと揺れる。
そうつぶやくウブな姿がどれだけ物欲しそうに相手を誘っているかなど、ミチルは知り得ないのだろう。
震える輝きに唖然としてから、ヨハネスは深いため息をついた。














「恥ずかしい·····」


いい加減許してくれないと恥ずかしくて死んでしまう。
受け入れるだけでもいっぱいなのに、自ら何をさせるかなんて、言えるわけない。


「·····?」


ヨハネスの顔が下がってゆく。
広げられた股の間に高い鼻がついてしまいそうだ。


「ここもピンクだね」


うっとりした湖がそう囁いた瞬間、吐息を感じた孔からゾワゾワしたものが駆けた。


「たくさん濡れてる」

「み、みちゃ、や·····っ···───···ァン·····ッ♡」


相手は舌の腹全体でそこを舐め上げた。
這い上がる甘電流みたいだ。震え上がって余韻に浸るまもなく、彼は何度もそれを繰り返した。


「ひぁう♡ぁ♡ら、め·····ッ♡」

「ぷるぷるしてる·····可愛い·····」


ヨハネスの変態。
前にも脳内で叫んだことのある罵倒は喘ぎ声に消えてしまう。

器用な舌先は割れ目から内側へ入り込んだ。
クルクルかき混ぜられ溜まった愛液を舐めとられる。
アヴェルに負けないねちっこさだ。


「おしり、舐めちゃ、だめ·····ッ」

「·····」

「ぁ·····~~~ッ♡」


ビリビリした絶頂を味わう。
濡れた唇が最後に愛液を吸い取って、また乳頭を舐め始める。


頭の中はしばらく朦朧としていた。


「ぁ·····♡きもちぃ·····」


胸を突き出すと、ねだったことを褒めるように少し強く吸ってくれる。


「もっと·····♡」


ミチルはヨハネスの手首をつかみ、孔へと引き寄せた。


「ここ、して·····っ」

「·····うさぎちゃん·····」


滑らかなのにゴツゴツした手だ。
早く差し込んで、撫でて欲しい。
震える孔に、指はゆっくりと飲み込まれていった。


「ぁぁん·····♡」


恥ずかしいのに、気持ちいい。
咥えこんだ指を締め付けて、一生懸命腰を揺らす。
こちらを凝視するヨハネスは瞬きすらしない。自分の好きなところに当てていたら、中指は少しずつ引き抜かれていった。


「ぁ·····♡だめ、らめ·····♡もっと·····ぁぁ·····♡」


引き止めたら、願い通りまた戻ってきてくれる。
もっとぐちゃぐちゃに動かして欲しい。
飛び散る愛液のせいで首まで濡れた手を見下ろすと、膣が甘く締め付けられた。


「うさぎちゃん」

「あ·····ッ"♡」


ズルルと引き抜かれてた指から熱い愛液が滴る。
快楽を得るためにさんざん甘えた指だ。無我夢中だった時間を思い出し、目尻には涙が浮かぶ。


「ね、もっとおねだりして?」

「·····ひ·····ッ♡、?」


頬や首筋へキスのシャワーを浴びながら、固く濡れたものがアナルヘ押し付けられる。
彼のは全く触っていないのに、怒り狂った熱が何度もそこへ擦り付けられてはズレてゆく。


「ミィ·····♡」


意図せず漏れた鳴き声にヨハネスの吐息が荒くなる。


「いい子だから」

「·····ッ♡」


耳元にくっついた唇が囁く。


「入れてほしいって、言って·····?」

「ゃン·····ッ♡」


テラテラ光る乳頭がまた食べられてしまった。
転がされて、少し強く噛みつかれる。充分熟れた突起は、これ以上舐められたらおかしくなってしまいそうだ。
アナルからは透明な液体がとめとなく湧き出た。







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