15 / 141
【15話】恥虐
しおりを挟む「あんっ」
一際乱暴に奥を叩くと、快感に耐えるような鳴き声が漏れた。
ユランは少し驚いてから、思わず笑みを零す。
「酷くされて、感じてるのか?」
「ち、が·····っ」
「なら、コレは何だよ?」
「あっ♡あっ、あ、♡はぁ·····あぅ♡」
腰が打ち付けられる度、バチュバチュと濡れた叩響音が響く。
根元まで咥えた肉棒を扱き、内襞からは次々と甘い蜜が溢れ出した。
「もっと奥、埋めてやろうか?」
「ひぃ·····っぃ、やぁ·····♡」
ほら、と、耳元で囁かれた低音と共に、硬く反り上がった凶器が、再び最奥へと押し込まれる。
「あ·····~~~ッ·····♡」
「はっ」
喉奥で転がすような笑い声が聞こえた。
「·····美味そうに咥えやがって····」
腹の中が、狂ったようにひくつき始める。
「んぅ♡あんっ♡ぁ、あっ♡ぁ、だめ♡だめ♡··········っ~~♡!」
ゴン、と、重たい衝撃を与えられる。
千秋の目の前を火花が散った。
「あ·········っ?♡」
予告無く、熱い物が発射される。
それは、腹の中一杯に注がれ、収まりきらなかった熱は尻を溢れ出た。
「く、るし·····ぃ♡」
「ふぅ·····」
これで匂いは少なくとも3日持つだろう。
今日のように他の者に手を出されるということは無いはずだ。当初の目的を達成したユランは、千秋から熱を引き抜いた。
「くひっ·····♡」
抜く時でさえ快感を拾い身体を痙攣させる様は、酷く滑稽で愉快である。
「いつまで善がってんだよ」
未だ吸い付こうとする尻が生意気で、再度奥を勢い良く叩いてみる。
「あう"っ♡」
予想外な程甘ったるい声だ。
生まれたのは好奇心。
ユランは千秋の腕を引っ張った。
好き勝手に犯され続けた人間は、果たしてどんな顔をして鳴いていたのか──本当にただの好奇心だった。
そうしてあらわになった表情に唖然とする。
目元はうっとりと細められ、蕩けるように緩まった口元から、甘い唾液が零れていた。
「···············はっ」
ゾクゾクと強い電撃が体を駆け抜けてゆく。
どうやら自分は、この家畜が予想以上に気に入ったようだ。
千秋の股を再び大きく開く。白濁を飲み込み、そこはひとりでに音を鳴らした。
「次は優しく可愛がってやるよ·····」
「·····──あっ·····♡」
めり込んでくる雄に涙を流す。
抗えない快楽が、全身を支配してゆく。
暖かな襞はそれを包み込んで離さなかった。
10
お気に入りに追加
856
あなたにおすすめの小説
R-18♡BL短編集♡
ぽんちょ♂
BL
頭をカラにして読む短編BL集(R18)です。
pixivもやってるので見てくださいませ✨
♡喘ぎや特殊性癖などなどバンバン出てきます。苦手な方はお気をつけくださいね。感想待ってます😊
リクエストも待ってます!
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
大親友に監禁される話
だいたい石田
BL
孝之が大親友の正人の家にお泊りにいくことになった。
目覚めるとそこは大型犬用の檻だった。
R描写はありません。
トイレでないところで小用をするシーンがあります。
※この作品はピクシブにて別名義にて投稿した小説を手直ししたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる