Dolphin Blue

hoshizora

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★走り屋としての自覚

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綾乃はハンドルを握る度にいつしか車というものに段々と魅力されていき最初の頃の綾乃と比べたら、比べものにならないほどに確実に走り屋という世界にすっかりとのめり込むようになっていた。

それは綾乃が走り屋として目覚めた瞬間を意味していた。

龍馬のショップが閉店した後、仕事を終えた綾乃が真夜中にやってきてはガレージのシャッターの奥では龍馬と32のセッテングが始まる事はよくあることだった。

またいつしか綾乃もメカの知識を習得し竜馬とカスタマイズ、チューニングに関しても対等に会話が出来るようになっていた。

こうして綾乃はショップに訪れては龍馬と32のチューニングをしていた。

首都高には首都高のチューニング、峠道は峠道のチューニングである。
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