Dolphin Blue

hoshizora

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★正体を知る者

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銀二の愛車はハコスカ(C10型)ケンメリ(C110型)である。

料亭での銀二は経営者でもあり総料理長なのだが、かなり生真面目で今ではすっかり調理師として染まってはいるが若かりし頃のやんちゃぶりは地元ではかなり有名だったらしい。

そのような銀二だけに、走り屋というものもそれなりに理解していた。

銀二の料理人としての腕前はというと野菜の飾り切りなどにしても その繊細さの美しさに業界では一流だと高く評価され、そのような銀二に憧れ店の門を叩く若者がいるほどだった。

しかし銀二は優しく温厚な性格でもあるのだが昔ながらの頑固親父のような、お堅い気質でもあるので「技は目で盗め」と言わんばかりの厳しさもあった。

そのような銀二は休日ともなれば愛車のメンテナンスも欠かさずにやっていた。

龍馬のショップに訪れては自分自身で全てメンテしていた。

龍馬はそのような父親の影響も受けて幼少期の頃から車というものに魅了されていった。

龍馬の幼少期の頃のおもちゃと言えば、ミニカーなどで学生時代の趣味と言えばスポーツカーのプラモデルやラジコンカーが主流。

愛読書と言えば車関係の雑誌ばかりだった。

とにかく運転がしたくて早く18歳になりたかった少年時代を過ごした。

特にGT-Rの車種に関しては全てを知り尽くしていると言っても過言ではない。 

龍馬は様々なエンジンの中でも特にRB26DETTが大のお気に入りだった。

綾乃の正体を知る者は龍馬と銀二の2人だけだった。
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