687 / 710
686、あと15分 斗真side
しおりを挟む
沢山泣いて落ち着いて一緒にテレビを見てる。
「クイクイ、病院…いつ行く?」
「うーん、もうちょっとしてから行こうか、長い針が9のとこになったら行こう。」
あと15分したら行こう、
まだ時間があるからテレビ見てゆっくりしようと思ったけど奏くんは落ち着かないようでソワソワしている。
「…斗真さん、トイレ…行きたい」
「いいよ。行こうか、」
手を繋いでトイレに行く。
「1人でできる?」
「…コクリ、、」
頷いてくれたけど、いつもより怖いのか扉を閉めれなくて固まってしまった。
「扉開けてていいよ。トイレしておいで、」
コクリ、
俺も病院に行く前にトイレ行っとこう。
奏くんが急いでトイレから出てきた。
「俺もトイレ行ってくるから待ってて、」
コクリ、
さっと済ませて出てくると、奏くんが俯いていた。
「お待たせ、おいで、」
抱っこすると首に腕を回し、首に顔を埋めた。
泣いてる?
泣いてるかは分かんないけど不安定になってるのは分かる。
病院が嫌なのか、リストカットを後悔してるのか、それとも家を出ること自体が怖くて嫌なのか…
多分全部だろうな、
まだ10分あるし奏くんが落ち着くまでこうしていよう。
病院行けるかな…、
「クイクイ、病院…いつ行く?」
「うーん、もうちょっとしてから行こうか、長い針が9のとこになったら行こう。」
あと15分したら行こう、
まだ時間があるからテレビ見てゆっくりしようと思ったけど奏くんは落ち着かないようでソワソワしている。
「…斗真さん、トイレ…行きたい」
「いいよ。行こうか、」
手を繋いでトイレに行く。
「1人でできる?」
「…コクリ、、」
頷いてくれたけど、いつもより怖いのか扉を閉めれなくて固まってしまった。
「扉開けてていいよ。トイレしておいで、」
コクリ、
俺も病院に行く前にトイレ行っとこう。
奏くんが急いでトイレから出てきた。
「俺もトイレ行ってくるから待ってて、」
コクリ、
さっと済ませて出てくると、奏くんが俯いていた。
「お待たせ、おいで、」
抱っこすると首に腕を回し、首に顔を埋めた。
泣いてる?
泣いてるかは分かんないけど不安定になってるのは分かる。
病院が嫌なのか、リストカットを後悔してるのか、それとも家を出ること自体が怖くて嫌なのか…
多分全部だろうな、
まだ10分あるし奏くんが落ち着くまでこうしていよう。
病院行けるかな…、
144
お気に入りに追加
843
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる