684 / 701
683、お腹いっぱい… 奏side
しおりを挟む
「もうすぐお昼になるけどお腹空いてる?」
「…フルフル…ごめんなさい…」
「謝ることじゃないよ。大丈夫、朝ごはんいっぱい食べたもんね笑 どうしようかなー、じゃあカレーはまた今度にしようか。」
斗真さんがキッチンに行こうとするから慌てて僕も立ち上がり斗真さんの服を掴んでついて行く。
「少しだけなら食べれるかな?」
「……お腹…いっぱい…」
「そっかー、まだ入んないかー、どうしようかな」
斗真さんはどうしても何かを食べさせたいようで冷蔵庫の中を見ている。
でも…ほんとにお腹いっぱいで食べれない………
せっかく何か作ってくれようとしてくれてるのに…食べれる自信がない…
「まぁ、無理に食べなくてもいいか、
奏くん、お話したいことがあっていいかな?」
コクリ…
何?
斗真さんはしゃがんで僕の目を見て話し出した。
「今日ね、お昼から病院に行かなきゃいけなくて、行けるかな?もちろん俺も一緒に行くよ。手首の怪我を優咲先生に診てもらうのできる?」
「……………、できる」
そっか…僕手首切ったんだ…忘れてた…………____
「……くん、奏くん…」
ビクッ!
「ゆっくり手離そうか」
「?…ぁ、ごめんなさい」
僕、また…
また手首を強く掴んでしまっていた。
ダメって言われたのに…どうして僕は悪いことばかりするの…
自分が許せなくて奥歯をぐっと噛み締める。
「大丈夫、怒ってないよ。おいで、」
斗真さんが優しく抱きしめてくれるけど僕は自分を責めることを辞めれなかった。
「…フルフル…ごめんなさい…」
「謝ることじゃないよ。大丈夫、朝ごはんいっぱい食べたもんね笑 どうしようかなー、じゃあカレーはまた今度にしようか。」
斗真さんがキッチンに行こうとするから慌てて僕も立ち上がり斗真さんの服を掴んでついて行く。
「少しだけなら食べれるかな?」
「……お腹…いっぱい…」
「そっかー、まだ入んないかー、どうしようかな」
斗真さんはどうしても何かを食べさせたいようで冷蔵庫の中を見ている。
でも…ほんとにお腹いっぱいで食べれない………
せっかく何か作ってくれようとしてくれてるのに…食べれる自信がない…
「まぁ、無理に食べなくてもいいか、
奏くん、お話したいことがあっていいかな?」
コクリ…
何?
斗真さんはしゃがんで僕の目を見て話し出した。
「今日ね、お昼から病院に行かなきゃいけなくて、行けるかな?もちろん俺も一緒に行くよ。手首の怪我を優咲先生に診てもらうのできる?」
「……………、できる」
そっか…僕手首切ったんだ…忘れてた…………____
「……くん、奏くん…」
ビクッ!
「ゆっくり手離そうか」
「?…ぁ、ごめんなさい」
僕、また…
また手首を強く掴んでしまっていた。
ダメって言われたのに…どうして僕は悪いことばかりするの…
自分が許せなくて奥歯をぐっと噛み締める。
「大丈夫、怒ってないよ。おいで、」
斗真さんが優しく抱きしめてくれるけど僕は自分を責めることを辞めれなかった。
156
お気に入りに追加
833
あなたにおすすめの小説
ホントの気持ち
神娘
BL
父親から虐待を受けている夕紀 空、
そこに現れる大人たち、今まで誰にも「助けて」が言えなかった空は心を開くことができるのか、空の心の変化とともにお届けする恋愛ストーリー。
夕紀 空(ゆうき そら)
年齢:13歳(中2)
身長:154cm
好きな言葉:ありがとう
嫌いな言葉:お前なんて…いいのに
幼少期から父親から虐待を受けている。
神山 蒼介(かみやま そうすけ)
年齢:24歳
身長:176cm
職業:塾の講師(数学担当)
好きな言葉:努力は報われる
嫌いな言葉:諦め
城崎(きのさき)先生
年齢:25歳
身長:181cm
職業:中学の体育教師
名取 陽平(なとり ようへい)
年齢:26歳
身長:177cm
職業:医者
夕紀空の叔父
細谷 駿(ほそたに しゅん)
年齢:13歳(中2)
身長:162cm
空とは小学校からの友達
山名氏 颯(やまなし かける)
年齢:24歳
身長:178cm
職業:塾の講師 (国語担当)
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
兄たちが溺愛するのは当たり前だと思ってました
不知火
BL
温かい家族に包まれた1人の男の子のお話
爵位などを使った設定がありますが、わたしの知識不足で実際とは異なった表現を使用している場合がございます。ご了承ください。追々、しっかり事実に沿った設定に変更していきたいと思います。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる