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682、起きたはずなのに 奏side
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「………、」
「おはよ」
「……ん…おはよう、」
寝ぼけたまま上を見ると斗真さんと目が合った。
気持ち良く寝ていて目を閉じるとまた深い眠りに吸い込まれそうな気がする。
重たい瞬きを繰り返し斗真さんに体を預ける。
「まだ寝てても大丈夫だよ。お昼になったら起こそうか?」
「………ん…起きる…………」
「うん笑」
起きると口では言ったけどなかなか目が覚めなくてそのまま深い眠りに落ちていった。
────────────
15分後
「っ!!」
バッ!!
寝ちゃってたっ、
「っ!!びっくりした笑 おはよ」
「おはよう、…寝てた、」
「うん笑 気持ち良さそうに寝てたよ、ぐっすり眠れた?」
「…、うん、ぐっすり眠れた」
「良かった、トイレ行く?」
コクリ、
斗真さんと手を繋ぎなぎ、いつもと同じようにトイレに行くことにした。
「できた?」
「コクリ、ありがとう」
「どういたしまして、俺もトイレするから待っててね」
コクリ、
斗真さんがトイレから出てくるまでの間、ほんの少しの時間なのに1人になるのが不安で胸がザワザワする。
「お待たせ、っ待ってくれてありがとね」
トイレから出てきた斗真さんに抱きつくと包み込むように抱きしめてくれた。
そのまま抱っこされソファーに戻ったが斗真さんから離れることができず斗真さんの上に乗り抱きついたまま座った。
斗真さんはこうやって僕が何も言わず抱きついていても嫌な顔一つせず受け入れてくれる。
むしろ…、ニヤニヤしてる。
…やっぱり、
斗真さんの顔を見るとニヤニヤしてた
なんかヤダ、
「ぇ?なになに」
斗真さんの顔を両手で隠すと優しく手を掴み外された
「その顔…やだ…」
「ぇ…ヤダって…ごめん、また変な顔してた?奏くんが甘えてくれるのが嬉しくてつい、」
ム…
斗真さんはそうやって喜んでくれるのは嬉しいけど、
けど…けど…、
普段めっちゃカッコイイ顔なのに…
納得いかなくて斗真さんの胸に顔を押し付けてスリスリする。
「おはよ」
「……ん…おはよう、」
寝ぼけたまま上を見ると斗真さんと目が合った。
気持ち良く寝ていて目を閉じるとまた深い眠りに吸い込まれそうな気がする。
重たい瞬きを繰り返し斗真さんに体を預ける。
「まだ寝てても大丈夫だよ。お昼になったら起こそうか?」
「………ん…起きる…………」
「うん笑」
起きると口では言ったけどなかなか目が覚めなくてそのまま深い眠りに落ちていった。
────────────
15分後
「っ!!」
バッ!!
寝ちゃってたっ、
「っ!!びっくりした笑 おはよ」
「おはよう、…寝てた、」
「うん笑 気持ち良さそうに寝てたよ、ぐっすり眠れた?」
「…、うん、ぐっすり眠れた」
「良かった、トイレ行く?」
コクリ、
斗真さんと手を繋ぎなぎ、いつもと同じようにトイレに行くことにした。
「できた?」
「コクリ、ありがとう」
「どういたしまして、俺もトイレするから待っててね」
コクリ、
斗真さんがトイレから出てくるまでの間、ほんの少しの時間なのに1人になるのが不安で胸がザワザワする。
「お待たせ、っ待ってくれてありがとね」
トイレから出てきた斗真さんに抱きつくと包み込むように抱きしめてくれた。
そのまま抱っこされソファーに戻ったが斗真さんから離れることができず斗真さんの上に乗り抱きついたまま座った。
斗真さんはこうやって僕が何も言わず抱きついていても嫌な顔一つせず受け入れてくれる。
むしろ…、ニヤニヤしてる。
…やっぱり、
斗真さんの顔を見るとニヤニヤしてた
なんかヤダ、
「ぇ?なになに」
斗真さんの顔を両手で隠すと優しく手を掴み外された
「その顔…やだ…」
「ぇ…ヤダって…ごめん、また変な顔してた?奏くんが甘えてくれるのが嬉しくてつい、」
ム…
斗真さんはそうやって喜んでくれるのは嬉しいけど、
けど…けど…、
普段めっちゃカッコイイ顔なのに…
納得いかなくて斗真さんの胸に顔を押し付けてスリスリする。
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