683 / 725
682、起きたはずなのに 奏side
しおりを挟む
「………、」
「おはよ」
「……ん…おはよう、」
寝ぼけたまま上を見ると斗真さんと目が合った。
気持ち良く寝ていて目を閉じるとまた深い眠りに吸い込まれそうな気がする。
重たい瞬きを繰り返し斗真さんに体を預ける。
「まだ寝てても大丈夫だよ。お昼になったら起こそうか?」
「………ん…起きる…………」
「うん笑」
起きると口では言ったけどなかなか目が覚めなくてそのまま深い眠りに落ちていった。
────────────
15分後
「っ!!」
バッ!!
寝ちゃってたっ、
「っ!!びっくりした笑 おはよ」
「おはよう、…寝てた、」
「うん笑 気持ち良さそうに寝てたよ、ぐっすり眠れた?」
「…、うん、ぐっすり眠れた」
「良かった、トイレ行く?」
コクリ、
斗真さんと手を繋ぎなぎ、いつもと同じようにトイレに行くことにした。
「できた?」
「コクリ、ありがとう」
「どういたしまして、俺もトイレするから待っててね」
コクリ、
斗真さんがトイレから出てくるまでの間、ほんの少しの時間なのに1人になるのが不安で胸がザワザワする。
「お待たせ、っ待ってくれてありがとね」
トイレから出てきた斗真さんに抱きつくと包み込むように抱きしめてくれた。
そのまま抱っこされソファーに戻ったが斗真さんから離れることができず斗真さんの上に乗り抱きついたまま座った。
斗真さんはこうやって僕が何も言わず抱きついていても嫌な顔一つせず受け入れてくれる。
むしろ…、ニヤニヤしてる。
…やっぱり、
斗真さんの顔を見るとニヤニヤしてた
なんかヤダ、
「ぇ?なになに」
斗真さんの顔を両手で隠すと優しく手を掴み外された
「その顔…やだ…」
「ぇ…ヤダって…ごめん、また変な顔してた?奏くんが甘えてくれるのが嬉しくてつい、」
ム…
斗真さんはそうやって喜んでくれるのは嬉しいけど、
けど…けど…、
普段めっちゃカッコイイ顔なのに…
納得いかなくて斗真さんの胸に顔を押し付けてスリスリする。
「おはよ」
「……ん…おはよう、」
寝ぼけたまま上を見ると斗真さんと目が合った。
気持ち良く寝ていて目を閉じるとまた深い眠りに吸い込まれそうな気がする。
重たい瞬きを繰り返し斗真さんに体を預ける。
「まだ寝てても大丈夫だよ。お昼になったら起こそうか?」
「………ん…起きる…………」
「うん笑」
起きると口では言ったけどなかなか目が覚めなくてそのまま深い眠りに落ちていった。
────────────
15分後
「っ!!」
バッ!!
寝ちゃってたっ、
「っ!!びっくりした笑 おはよ」
「おはよう、…寝てた、」
「うん笑 気持ち良さそうに寝てたよ、ぐっすり眠れた?」
「…、うん、ぐっすり眠れた」
「良かった、トイレ行く?」
コクリ、
斗真さんと手を繋ぎなぎ、いつもと同じようにトイレに行くことにした。
「できた?」
「コクリ、ありがとう」
「どういたしまして、俺もトイレするから待っててね」
コクリ、
斗真さんがトイレから出てくるまでの間、ほんの少しの時間なのに1人になるのが不安で胸がザワザワする。
「お待たせ、っ待ってくれてありがとね」
トイレから出てきた斗真さんに抱きつくと包み込むように抱きしめてくれた。
そのまま抱っこされソファーに戻ったが斗真さんから離れることができず斗真さんの上に乗り抱きついたまま座った。
斗真さんはこうやって僕が何も言わず抱きついていても嫌な顔一つせず受け入れてくれる。
むしろ…、ニヤニヤしてる。
…やっぱり、
斗真さんの顔を見るとニヤニヤしてた
なんかヤダ、
「ぇ?なになに」
斗真さんの顔を両手で隠すと優しく手を掴み外された
「その顔…やだ…」
「ぇ…ヤダって…ごめん、また変な顔してた?奏くんが甘えてくれるのが嬉しくてつい、」
ム…
斗真さんはそうやって喜んでくれるのは嬉しいけど、
けど…けど…、
普段めっちゃカッコイイ顔なのに…
納得いかなくて斗真さんの胸に顔を押し付けてスリスリする。
168
お気に入りに追加
859
あなたにおすすめの小説

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


うちの前に落ちてたかわいい男の子を拾ってみました。 【完結】
まつも☆きらら
BL
ある日、弟の海斗とマンションの前にダンボールに入れられ放置されていた傷だらけの美少年『瑞希』を拾った優斗。『1ヵ月だけ置いて』と言われ一緒に暮らし始めるが、どこか危うい雰囲気を漂わせた瑞希に翻弄される海斗と優斗。自分のことは何も聞かないでと言われるが、瑞希のことが気になって仕方ない2人は休みの日に瑞希の後を尾けることに。そこで見たのは、中年の男から金を受け取る瑞希の姿だった・・・・。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる