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680、休憩しよ 斗真side
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ご飯食べれるようになって良かった。
それにしても沢山食べたな笑
昨日全然食べてないからお腹空いてたんだろうな。
「洗い物する」
「ゆっくりしてていいよ?」
「大丈夫、もうゆっくりした。斗真さんはまだゆっくりしてて、洗い物してくる。」
「俺も一緒にするよ。」
まだソファーで休憩して5分しか経ってない。
洗い物が気になるんだろうな…
まぁ、洗い物してから休憩させたらいいか。
──────
「ありがとう。またソファーで一緒にゆっくりしようか。」
「……、洗濯物する…」
「分かった。一緒にしようか。」
「1人で大丈夫。斗真さんはゆっくりしてて、」
「2人でやった方が早いから一緒にしよ。」
「……ありがとう、」
やる事があるのに何もしないっていうのは難しいか、
やる事べきことを終わらせることはいいことだけど、たまにはゆっくり休んだっていいのにな、
──────
「奏くんのおかげで綺麗になった。ありがとう。」
「………次は…」
「休憩しよ。」
「でも、…」
「もう十分頑張ったよ?ありがとう、」
「………………、……ごめんなさい…」
「どうして謝るの?何も悪いことしてないよ?」
「……………、」
奏くんが思ってることは何となく分かっていた。
沢山ご飯を食べて、満腹感と一緒に何かを返さなきゃいけないっていう使命感に押し潰されそうになっている。
何か返さないともうご飯は貰えないと思ってるんだろうな。
毎食ご飯を食べることが当たり前になるのはまだ先かな、
「お昼ご飯何食べたい?」
「…………、」
「俺はカレー食べたいなー」
「…………、」
「奏くんも同じの食べる?」
「………、……さっきいっぱい食べたから…」
「お腹いっぱいで入らないか笑、お昼までまだ3時間あるからお腹空くかもよ。」
「……いっぱい食べたから…」
「うん、いっぱい食べたね。美味しかったね。」
「………だから…」
「お昼もご飯食べれるよ。ご飯は毎日食べれるからね。」
「………、でも…」
「でもなぁに?教えて?」
「……斗真さんに返せない…」
「何も返さなくていいよ。美味しいって一緒に食べてくれるだけで嬉しいよ。」
「…………、」
「俺は奏くんと一緒に食べたいな。」
「…いいの?」
「うん、いいよ。一緒に食べてくれる?」
「コクリ、斗真さんと一緒に食べたい。」
「ありがとう。お昼までソファーでゆっくりしようか。」
コクリ、
ソファーに乗るとお腹がいっぱいで眠たいのか俺にもたれ掛かりうとうとしている。
「おいで、____、寝てもいいよ。」
………コクリ、
奏くんを膝に乗せ向き合って抱きしめると全身の力を抜きゆっくりと目を閉じた。
それにしても沢山食べたな笑
昨日全然食べてないからお腹空いてたんだろうな。
「洗い物する」
「ゆっくりしてていいよ?」
「大丈夫、もうゆっくりした。斗真さんはまだゆっくりしてて、洗い物してくる。」
「俺も一緒にするよ。」
まだソファーで休憩して5分しか経ってない。
洗い物が気になるんだろうな…
まぁ、洗い物してから休憩させたらいいか。
──────
「ありがとう。またソファーで一緒にゆっくりしようか。」
「……、洗濯物する…」
「分かった。一緒にしようか。」
「1人で大丈夫。斗真さんはゆっくりしてて、」
「2人でやった方が早いから一緒にしよ。」
「……ありがとう、」
やる事があるのに何もしないっていうのは難しいか、
やる事べきことを終わらせることはいいことだけど、たまにはゆっくり休んだっていいのにな、
──────
「奏くんのおかげで綺麗になった。ありがとう。」
「………次は…」
「休憩しよ。」
「でも、…」
「もう十分頑張ったよ?ありがとう、」
「………………、……ごめんなさい…」
「どうして謝るの?何も悪いことしてないよ?」
「……………、」
奏くんが思ってることは何となく分かっていた。
沢山ご飯を食べて、満腹感と一緒に何かを返さなきゃいけないっていう使命感に押し潰されそうになっている。
何か返さないともうご飯は貰えないと思ってるんだろうな。
毎食ご飯を食べることが当たり前になるのはまだ先かな、
「お昼ご飯何食べたい?」
「…………、」
「俺はカレー食べたいなー」
「…………、」
「奏くんも同じの食べる?」
「………、……さっきいっぱい食べたから…」
「お腹いっぱいで入らないか笑、お昼までまだ3時間あるからお腹空くかもよ。」
「……いっぱい食べたから…」
「うん、いっぱい食べたね。美味しかったね。」
「………だから…」
「お昼もご飯食べれるよ。ご飯は毎日食べれるからね。」
「………、でも…」
「でもなぁに?教えて?」
「……斗真さんに返せない…」
「何も返さなくていいよ。美味しいって一緒に食べてくれるだけで嬉しいよ。」
「…………、」
「俺は奏くんと一緒に食べたいな。」
「…いいの?」
「うん、いいよ。一緒に食べてくれる?」
「コクリ、斗真さんと一緒に食べたい。」
「ありがとう。お昼までソファーでゆっくりしようか。」
コクリ、
ソファーに乗るとお腹がいっぱいで眠たいのか俺にもたれ掛かりうとうとしている。
「おいで、____、寝てもいいよ。」
………コクリ、
奏くんを膝に乗せ向き合って抱きしめると全身の力を抜きゆっくりと目を閉じた。
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